畜産物の需給動向

 2 牛肉 


▼交雑種(F1)の取引動向
F1飼養頭数、増加傾向に頭打ち

 交雑種(F1)の飼養頭数は、9年以降増加していたが、14年には減少に転じ、15年も629,500頭(▲2.2%)とわずかに減少した。肉用牛合計の約22.5%を占めている(図30、P.84)。
 乳用牛への黒毛和種の交配状況は、全国平均は増加傾向で推移していたものの平成10年の37.6%を最高に平成14年は37.3%と4年連続で減少した(図31、P.87)。
 交雑種(F1)の子牛価格は、9年度以降、枝肉卸売価格の下落傾向を反映し、取引頭数の増加等からほぼ一貫して低下した。12年度は取引頭数の減少から、子牛価格は再び堅調に推移。13年度はBSEが確認された9月までは堅調に推移していたが、その後は卸売価格の低下に伴って大幅に下降した。しかし、14年度に入り、子牛価格、枝肉卸売価格ともに急速に回復した。(図32、P.79、85)。