畜産物の需給動向

 5 牛乳・乳製品 


▼生乳生産量
14年度の生乳生産量は838万1千トン(0.8%)と6年ぶりに増加

 8年度に過去最高の8,658,858トンを記録して以来13年度まで、年々減少傾向で推移してきた。10年度から13年度にかけて北海道は隔年ごとに増減していたが、都府県が減少傾向であったことから総生産量は減少傾向にあった。
 14年度は、同年度の計画生産数量が14年度実績比100.8%とされたが、北海道はやや増加、都府県はわずかに減少し、全国の総生産量は、8,380,618トン(0.8%)と6年ぶりに前年度をわずかに上回った(図5、6、P.105)。
 全国の経産牛1頭当たりの乳量は年々増加傾向にあったが、13年度は経産牛頭数および経産牛1頭当たりの乳量がいずれも減少した。14年度は経産牛頭数は減少したが、経産牛1頭当たりの乳量が前年に比べて1.0%増加したため、生乳生産量は増加した(図5、P.105)。
 経産牛1頭当たりの乳量は、北海道では毎年1%程度伸びてきたが、11年度は猛暑の影響から0.6%の伸びにとどまり、12年度は0.7%下回り、13年度は1.4%、14年度は2.0%上回った。都府県では、11年度は前年度を1.8%、12年度は2.1%上回ったが、13年度は1.4%下回り、14年度は0.2%上回った(図7、8、P.105)。