畜産物の需給動向

 6 鶏卵 


▼生 産
15年度の鶏卵の生産量は250万6千トン(▲0.9%)とほぼ前年度並み
 鶏卵の生産量は、需給を反映した生産調整を背景に安定的に推移している。夏の猛暑の影響などにより、生産量がわずかに減少した年度もあるが、11年度以降、おおむね横ばいで推移している。

 15年度は、2,505,508トン(▲0.9%)と前年度並みになった(図4、P.121)。

 生産量の先行指標となるひなのえ付け羽数は、卵価の回復に伴い、11年から12年度にかけておおむね前年同月を上回って推移した。しかし、15年度は、例年にない卸売価格の大幅な下落を背景に、年度後半にかけてひなえ付けの抑制が図られたことから、107,682千羽(▲4.1%)と前年をやや下回る結果となった(図5、P.121)。




図4 鶏卵の生産量
図5 採卵鶏のひなのえ付け羽数


資料:農林水産省「鶏卵流通統計」 資料:農林水産省「鶏ひなふ化羽数」