畜産物の需給動向

 7 飼料 


▼飼料需要量の推移
16年度は、可消化養分総量(TDN)ベースで、1.4%減少の見込み

 飼料の需要量は、平成3年度の2 , 8 5 7万2千トン(T D Nベース)をピークに、その後、家畜の飼養頭羽数の減少などを反映して減少傾向で推移している。1 3年9月の国内初のB S E感染牛の確認に伴い、乳用牛・肉用牛の出荷が停滞したため、1 4年度には、一時的に増加した。しかし、1 6年度には前年度を1 . 4ポイント下回る2 , 5 1 3万6 千トンとなった(図1、P.205)。

 純国内産飼料自給率((国産粗飼料+濃厚飼料(純国内産原料))/総需要量)は、近年、2 5% 前後を横ばいないし減少傾向で推移している。1 6年度には、粗飼料の減産などにより前年度をわずかに上回る2 5 . 1%を見込んでいる。内訳をみると、粗飼料自給率は前年度を1 . 1ポイント下回る7 4 . 5%、濃厚飼料自給率は前年度を1 . 4ポイント上回る1 0 . 8%となる見込みである。なお、「食料・農業・農村基本計画」における2 7年度の純国内産飼料自給率目標は35.0%である(図2)。

注1:

「TDN」とは、家畜が消化できる養分を数値化した「可消化養分総量」のこと。
 算出方式…TDN(%)=(粗たん白質×その消化率)+(粗脂肪×その消化率×2.25)+(粗繊維×その消化率)+(可溶性無窒素物×その消化率)

注2:

濃厚飼料の「純国内産原料」とは、国内産に由来する濃厚飼料(国内産飼料用小麦・大麦等)である。濃厚飼料の「輸入原料」には、輸入食料原料から発生した副産物(輸入大豆から搾油した後発生する大豆油かす等)も含む。



図1 飼料需要量の推移(TDNベース)
図2 純国内産飼料自給率の推移(TDNベース)
資料:農林水産省生産局畜産部畜産振興課 資料:農林水産省生産局畜産部畜産振興課