経済状況

 3 農業経済概況 


17年農業総産出額、畜産のシェアは前年より1.9ポイント増加

図1 農業生産指数の動向(平成12年=100)
図2 畜産部門における農業従事者の年齢別構成比

 17年の農林水産業生産指数(農林水産業総合)は94.5で前年に比べて1.0%上昇した。これは、米、果実などの収穫量が増加したことによる。農業総合では95.2で前年に比べて1.3%上昇し、畜産総合は97.3と前年に比べて0.6%低下した(図1)。

 16年1月1日現在の販売農家戸数は216万1千戸で、主業農家が43万4千戸(▲3.1%)、準主業農家が51万2千戸(▲3.2%)に対し、副業的農家は121万6千戸(▲1.1%)となった。
農業経営組織別の単一経営の販売金額規模別構成をみると、稲作は100万円未満が76.1%を占める一方、畜産部門では、酪農、養豚、養鶏では2,000万円以上の階層がそれぞれ59.3%、61.0%、49.8%を占めた。また、農業経営組織別の単一経営の基幹的農業従事者を年齢階層別にみると、稲作、肉用牛は65歳以上がそれぞれ66.4%、50.3%となっているが、酪農、養豚、養鶏では59歳以下の者の割合が約6割を占めている(図2)。


図3 農業産出額の部門別構成比の推移
図4 農業総産出額の畜産部門内での構成比の推移


 17年の農業総産出額は、8兆4,887億円で前年に比べ2.6%減少した。これは、畜産の産出額が価格の上昇などにより前年に比べ増加したものの、野菜・果実の産出額が価格の低下により減少したことなどによる。畜産の産出額は、3.9%増の2兆5,548億円となり、農業総産出額に占める割合も前年から1.9ポイント増加の30.1%となった。畜産の産出額を部門別にみると肉用牛は価格の上昇から前年に比べ5.4%増加したのをはじめ、豚1.1%、鶏12.2%と価格の上昇によりそれぞれ増加した。なお、生乳は、生産の減少に加え価格も低下したことから前年に比べ1.7%減少した(図3、4、P.151)。