畜産物の需給動向

 7 飼料 


▼配合飼料価格
配合飼料工場渡価格は、比較的安定して推移

表 配合飼料価格改定額及び補てん状況
図10 配合飼料の価格動向

 配合飼料価格は、飼料穀物の国際相場、海上運賃為替相場等の動向を反映して形成される。畜産経営においては、生産費に占める配合飼料の割合が高いことから、価格の値上がりがあった場合には、一定の要件の下、補てん金が交付される。最近では、12年度第4四半期から16年度第2四半期までの間、15年度第3四半期を除き、毎期補てんが発動された。

 平成16年度は、第1四半期の配合飼料価格改定が2,900円、第2四半期も1,800円の大幅な値上がりとなったため、8年ぶりに異常補てんが発動され、それぞれ補てん単価も4,200円、4,800円となった。平成17年度は、第1〜第3四半期に通常補てんの発動がなかったものの、外国為替の円安と海上運賃の値上がりにより、第4四半期の配合飼料供給改定が1,200円の値上がりとなり、単価1,350円の補てんが発動された(表)。

 17年度の全畜種加重平均の配合飼料価格は、前年度を1.2ポイント下回る40,412円となった(図10、P.224)。