畜産物の需給動向

 5 牛乳・乳製品 


▼生乳生産量
17年度の生乳生産量は829万2千トン(0.1%)と前年度同水準

図5 生乳生産量と経産牛1頭当たり乳量(全国)
図6 生乳生産量

 生乳生産量は、8年度に過去最高の8,658,858トンを記録して以来13年度まで年々減少傾向で推移してきた。

 14年度、15年度には、都府県はわずかに減少したものの、北海道はわずかに増産した結果、全国の生乳生産量は2年続けて前年度を上回った。16年度には、都府県、北海道ともに、それぞれ1.7%、1.1%と前年度を下回った結果、全国の生乳生産量は、前年度を1.4%下回った。

 17年度には、都府県では前年度をわずかに下回った(▲1.2%)が、北海道ではわずかに上回った(1.6%)結果、全国の総生産量は、8,291,534トン(0.1%)となった(図5、6、P.200)。


図7 生乳生産量と経産牛1頭当たり乳量(北海道)
図8 生乳生産量と経産牛1頭当たり乳量(都府県)

 全国の経産牛1頭当たりの乳量は年々増加傾向にある。17年には経産牛頭数は0.9%減少したが、経産牛1頭当たりの乳量が前年に比べて2.1%増加したため、生乳生産量は前年度並みの水準を維持した(図5、P.200)。

 経産牛1頭当たりの乳量は、北海道では、13年度以降連続して伸びており、17年度は2.3%増となり、14年度の2.0%以来の2%台の伸びとなった。都府県では、13年度には前年度を1.4%下回ったが、14年度から連続して前年度を上回り、17年度には1.9%上回った(図7、8、P.200)。