<%@LANGUAGE="JAVASCRIPT" CODEPAGE="932"%> 畜産 国内編2007年度/経済概況 3. 農業経済概況
経済概況

 3. 農業経済概況 


17年農業総産出額、畜産のシェアは前年を1.9ポイント増加

図1 農産物価格指数の推移
図2 農業生産資材価格指数の推移

 17年の農林水産業生産指数(農林水産業総合)は94.8で前年に比べて1.3%上昇した。これは、米、果実などの収穫量が増加したことによる。農業総合では95.3で前年に比べて1.4%上昇し、畜産総合は97.2と前年に比べて0.7%低下した。

 18年の農産物価格指数(総合)は102.3で前年に比べて2.6%上昇した。これは、天候不順により野菜および果実が上昇したことによる。畜産物は108.5で前年に比べて0.7%低下した。これは鶏卵および生乳価格が低下したことなどによる(図1)。

 18年の農業生産資材価格指数(総合)は104.9と前年に比べて2.1%上昇した。これは、光熱動力、飼料、肥料および畜産動物の価格が上昇したことによる。畜産用動物は120.4で肉用子牛などの価格が上昇したため前年に比べて2.9%上昇した。飼料は116.1で前年に比べて3.2%上昇した。これは輸入穀物価格が上昇したことによる。また、光熱動力は130.9で原油価格の値上がりにより前年に比べて12.9%上昇した(図2)。



図3 農業総産出額の部門別構成比の推移
図4 農業総産出額の畜産部門内での構成比の推移

 17年の農業総産出額は、8兆4,887億円で前年に比べ2.6%減少した。これは、畜産の産出額が価格の上昇などにより前年に比べ増加したものの、野菜・果実の産出額が価格の低下により減少したことなどによる。畜産の産出額は、3.9%増の2兆5,548億円となり、農業総産出額に占める割合も前年から1.9ポイント増加の30.1%となった。畜産の産出額を部門別にみると肉用牛は価格の上昇から前年に比べ5.4%増加したのをはじめ、豚1.1%、鶏12.2%と価格の上昇によりそれぞれ増加した。なお、生乳は、生産の減少に加え価格が低下したことから前年に比べ1.7%減少した(図3、4、P.151)。