<%@LANGUAGE="JAVASCRIPT" CODEPAGE="932"%> 畜産 国内編2007年度/畜産物の需給動向 2. 牛肉-飼養動向
畜産物の需給動向

 2. 牛肉 


▼飼養動向
19年2月の肉用牛の飼養頭数は、肉用種、乳用種ともにわずかに増加し、280万6千頭(1.9%)



図1 肉用牛の飼養戸数、頭数の推移
図2 肉用牛の飼養頭数規模別頭数の構成比

 肉用牛の飼養頭数は、7年以降、減少傾向で推移していたが、牛肉の輸入量の減少から牛枝肉価格が高値で推移していることなどから、18年以降は増加している。肉用種は減少傾向で推移していたが、15年以降は前年並みで推移した。交雑種を除く乳用種は、8年以降、14年を除き減少している。交雑種は、14年以降は減少傾向が続いていたが、18年以降はわずかに増加した。この結果、19年の肉用牛の総飼養頭数は、2,806,000頭(1.9%)となった。

 飼養戸数は、小規模層を中心に一貫して減少傾向にあり、19年には82,300戸(▲3.9%)となった。一方、1戸当たりの飼養頭数は34.1頭(5.9%)と規模拡大が着実に進んでいる(図1、P.179)。

 飼養頭数規模別頭数をみると、19年には「29頭以下」および「50〜99頭」の階層で減少した一方、「30〜49頭」、「100〜199頭」および「200頭以上」の階層では前年を上回った。なお、「200頭以上」の階層の全体に占める割合は、飼養戸数で2.9%にすぎないが、飼養頭数では49.5%を占めている(図2)。



図3 肉用牛の飼養頭数上位5道県

 飼養頭数を都道府県別に見ると、乳用種の多い北海道がシェア16.9%と第1位で、次いで肉用種の多い鹿児島県、宮崎県、熊本県の九州地方で、それぞれ12.8%、9.9%、5.1%となっている(図3)。