<%@LANGUAGE="JAVASCRIPT" CODEPAGE="932"%> 畜産 国内編2007年度/畜産物の需給動向 5. 牛乳・乳製品-飼養動向
畜産物の需給動向

 5. 牛乳・乳製品 


▼飼養動向
19年2月の乳用牛飼養頭数159万2千頭(▲2.7%)


図1 乳用牛の飼養戸数、頭数の推移
図2 経産牛と未経産牛の飼養頭数の推移
(対前年増減率)

 乳用牛の飼養頭数は、近年減少傾向で推移しており、19年には前年を下回る1,592千頭(▲2.7%)となった。

 飼養戸数は、飼養者の高齢化、後継者不足などにより、小規模飼養者層を中心に減少傾向にあり、19年には前年を下回る25,400戸(▲4.5%)となった。

 1戸当たりの飼養頭数は、年々増加傾向にあり、小規模飼養者層の減少および大規模飼養者層の増加により規模拡大が進んだ結果、19年の1戸当たりの飼養頭数は前年を上回る62.7頭(2.0%)となった(図1、P.215)。

 経産牛と未経産牛の飼養頭数は、生乳の減産計画が実施されたことなどから、北海道、都府県ともに減少した(図2)。



図3 乳牛の成畜頭数規模別構成比
図4 乳用牛の飼養頭数上位5道県

 都府県と北海道の成畜飼養頭数規模別構成比を見ると、「100頭以上」の階層が増加し、19年には25.9%と14年と比べ17.0ポイント増加となり、「50頭以上」の占める割合は6割を上回った。規模拡大の速度は、北海道が顕著である(図3)。

 全国の乳用牛飼養頭数を都道府県別に見ると、北海道がシェア52.5%と第1位で、全国に占める割合は年々増加の傾向にある。上位5県の飼養頭数は、栃木県を除きいずれも減少したが、順位に変動はなかった(図4)。