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2011年6月時点における韓国豚肉需給の現状と見通し

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 韓国農村経済研究院(KREI)農業観測センターが6月25日に公表した2011年7月号の畜産観測(豚編)に基づき、韓国の豚肉需給の現状と見通しを報告する。

飼養頭数

 2011年9月の飼養頭数は、母豚頭数の回復により6月比4.5〜4.6%増の680〜690万頭とみられ、12月については、母豚の導入の遅れから9月比5.8〜5.9%増の720〜730万頭にとどまると見込まれている。
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と畜頭数

 2011年5月のと畜頭数は、前年同月比25.2%減の87万頭と6カ月連続で前年を下回った。また、7〜12月のと畜頭数は前年同期比17.6%減の609万頭と予測しているが、7月以降は前月より増加傾向に転じるものとみられる。
 7〜12月の豚肉生産量は、と畜頭数の減少により前年同期比17.0%減と見込まれ、縮小傾向は続くと見込まれている。
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豚肉輸入量

 2011年5月の豚肉全体(HSコード:0203)の輸入量は、同月12日から無税輸入枠の拡大(冷凍品)や新設(冷蔵品)が措置されたことから、前年同月比85.9%増の5万1,586トンと、5カ月連続で前年を大幅に上回った。
 このうち、冷蔵豚肉(同:020319)は同79.7%増の2,137トン、冷凍豚バラ肉(同:0203291000)は同69.4%増の1万3824トン、加工原料用冷凍豚肉(同: 0203299000)は同94.0%増の3万5605トンと、いずれも前年を大幅に上回った。
 なお、7〜12月の輸入量は関税割当の適用期間延長や国内供給量の減少により、前年同期比70%増の13万5千トンと見込まれる。
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価格の推移

 6月(24日まで)の枝肉価格は、前年同月比65.8%高の1キログラム当たり7,703ウォン(593円:100ウォン=7.7円(6月末TTSレート))と、前月に続き前年を大きく上回った。7月の価格については、需要の回復や出荷頭数の減少により、同58.7〜65.1%高の7,400〜7,700ウォン(569〜592円)で推移するとみられる。
【藤井 麻衣子 平成23年7月6日発】
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農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
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