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メキシコの畜産を巡る最近の情勢

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最新トピック

2012年豚肉輸出は、中国向けを中心に増加する見込み

 メキシコ豚肉生産者連合(Porcimex)によると、2012年の豚肉輸出量は、前年比30%増の8万5千トンと大幅な増加が見込まれている。中国との5年間にわたる交渉の末、2012年4月にメキシコの5か所の豚肉処理施設が輸出承認を得たことから、2012年の同国向け輸出量が約2万トン増加し、輸出量全体を押し上げると期待されている。米国農務省(USDA)は、2012年における中国の豚肉消費量は堅調であるものの、国内生産が伸び悩むことから、2012年の豚肉輸入量は前年比8%増の約48万トンと推測している。メキシコが中国の豚肉市場においてシェアを拡大することができるのか、注目されるところである。なお、メキシコの輸出業者は、中国のレストランやスーパーマーケットなどを焦点とした輸出促進を図っていく予定である。

2011年鶏肉輸出量は前年比21%増と大幅に増加

 メキシコの国家鶏肉連合 (UNA)によると、メキシコの2011年鶏肉輸出量は前年比21%増の2万2400万トンと、大幅な増加を記録した。このうち、約87%が香港、ベトナム、コンゴ民主共和国およびベナン共和国向けである。
 メキシコの国内外向け冷蔵カットを扱うカタ(Chata)社は、シナロア州にあるプラントが日本向け輸出の承認を受けたことから、2012年より日本向け輸出の開始を予定している。同社は、取り扱う鶏肉(七面鳥を含む)のうち、約80%が国内向けであるが、今後5年間で生産量の約40%を輸出向けとする計画である。

干ばつの継続により、飼料穀物の輸入が増加

 メキシコは過去70年間で最悪の干ばつに見舞われている。3月の降水量は、メキシコ東部の一部を除きごくわずかであり、この状況は4月に入っても続いている。
 深刻な干ばつによりメキシコ国内の飼料穀物が不足しており、メキシコの2011年10〜12月における飼料用トウモロコシの輸入量は、前年同期比で約2倍増の236万トンとなった。
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統計データ

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【柴ア 由佳 平成24年5月7日発】
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農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-8527