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韓国鶏肉需給の現状と今後の見通し(2012年9月現在)

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 韓国農村経済研究院(KREI)農業観測センターが8月27日に公表した2012年9月号の畜産観測(ブロイラー編)に基づき、韓国の鶏肉需給の現状と今後の見通しを報告する。

飼養羽数は前年を若干上回って推移

 種鶏の飼料羽数は生体価格の下落を懸念し、2012年5月59万羽(前年同月比13.8%減)、6月39万羽(同16.5%減)、7月47万羽(同15.4%減)となった。しかしながら、素ひなの生産性が向上していることから、8月の素ひな生産羽数は6267万羽(前年同月比3.1%増)となり、今後も前年を上回って推移すると見込まれる。
 9月のブロイラーの飼養羽数は、猛暑の影響により8月上旬時点で、全国で134万羽が死亡したものの、素ひなの生産羽数が増加したことから、7269万羽(同2.3%増)と見込まれている。
図1
図2

食鳥処理羽数も前年を上回って推移

 2012年9月の食鳥処理羽数は、飼養羽数の増加により前年同月比4.7%増の6063万羽と見込まれる。
 今後も素ひなの生産羽数の増加傾向が予測されることから、10月の処理羽数は6096万羽(同5.5%増)、11月は6248万羽(同6.3%増)と前年水準を上回ると見込まれる。
図3

9月以降の生体価格は弱含みの見通し

 猛暑による死亡率の増加と増体率の低下により、一時的に供給不足となり8月上旬に1kg当たり1800ウォン台だった価格が8月中旬に同2100ウォン台まで上昇した。その後、気温が下り、増体率が回復し価格が同1600ウォン台まで下落したため、8月の生体価格は、1キログラム当たり1869ウォン(133円:100ウォン=7.14円(8月末TTSレート))と前年同月比0.2%安にとどまった。
 6月以降、1世帯当たりの平均鶏肉購入量は低下していること、輸入量及び国内在庫の増加により、供給量が増加していることから、9月は同1500〜1700ウォン(前年同月同水準)と見込まれる。
 その後も供給過多の傾向が続くと予想され、10月は同1,500〜1,700ウォン(同4〜15%安)、11月は同1,400〜1,600ウォン(同10〜21%安)と見込まれる。
図4

2012年1〜8月までの輸入量、ブラジル産が大幅増

 2012年1〜8月までの鶏肉輸入量は、78,449トン(前年同期比10.5%減)であった。国別に見ると、米国が41,177トン(同38.1%減)、ブラジルが34,760トン(110.4%増)、その他デンマークなどが2,511トン(同54.6%減)であった。
 鶏肉輸入量のうち9割を占めるのが、冷凍もも肉である。同期間の輸入量は、70,539トン(同5.9%増)であった。国別に見ると、米国が40,036トン(同38.7%減)、ブラジルが30,205トン(同326.2%増)とブラジル産が大幅に増加している。
 ブラジル産の増加理由は、大手食品産業メーカーが昨年よりから揚げ用原料の鶏もも肉を国産からブラジル産にシフトしたことよるものが大きく、ブラジル産はメーカーの要望のとおりの生体重の小さな鶏を生産してくれること、部位もオーダーに応じてカットしてくれるため、米国産よりも価格が高いブラジル産が伸びている要因である。
 なお、大韓養鶏協会によると、冷凍もも肉のうち4割がから揚げ原料に向けられるとのことである。
表1
【宗政 修平 平成24年9月25日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-4397



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