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2013年黒海穀物会議がウクライナで開催

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 4月17日、18日にかけて黒海沿岸諸国における穀物(Black Sea Grain Conference 2013)会議が開催された。本会議は、欧米の輸出業者、大学、民間調査会社などが参集し、2013年度の穀物需給動向などについて会議主催者であるAgroconsult社(ウクライナの民間調査会社)や大学関係者などが報告するものである。今回の会議では、主要穀物生産国であるロシアおよびウクライナの生産見通しに加え、ウクライナにおけるロジスティクス問題などの報告が行われた。

2013年度のロシアおよびウクライナの穀物生産量は増産見通し

ロシアにおける穀物生産見通し

 2012/13年度(7月〜翌6月)の穀物生産量は、昨年の干ばつの影響により、7090万トン(前年度比25.0%減)と見込まれる。主にシベリア地域での生産減が影響している。2013/14年度の穀物生産量は、土壌状態の改善が見込まれることから8900万トン(前年比25.5%増)の増産見通しとなった。一方、輸出量は2060万トン(同32.9%増)と見込まれ、在庫量は2012年度の不作により国家備蓄を放出したことにより在庫量の大幅な減少となったが、今後の豊作により1220万トン(同50.6%増)まで回復するとみられている。

ウクライナにおけるトウモロコシ生産見通し

 2013/14年度(10月〜翌9月)の作付面積の見通しは、前年をわずかに下回る440万ヘクタール(前年度比2.2%減)、単収はハイブリッド種子の利用増により5トン(同10.6%増)としている。このため、生産量は土壌環境及び単収増加を背景に2180万トン(同16.0%増)の増産見通しとなった。なお、干ばつの被害に見舞われたウクライナ南部ヘルソン州では、12月の積雪により土壌水分量が改善。加えて4月6日時点では、東部のルハンスク州の土壌状況も改善されつつある。

ウクライナのロジスティクスは深刻化

 ウクライナにおける穀物輸送は鉄道が主流となっている。一方、同国の保有車両の9割は旧ソ連製で老朽化が深刻化となっている。また、現在、11万5000台の車両があるものの、実動可能な車両は7万5000台となっており、3000台は故障などにより使用不可能となっている。そのため、車両不足により港湾(オデッサ等)への輸送が遅れ出航予定日を遅れるなどの支障が発生している。今後は、鉄道貨車の設備などを進めることで、輸送の遅延は解消されるものとみられている。
【山神 尭基 平成25年4月26日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-9532



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