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豪州の2013年3月フィードロット飼養頭数は引き続き増加

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 豪州フィードロット協会(ALFA)は5月17日、豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)と共同で四半期ごとに実施している全国フィードロット飼養頭数調査の結果(2013年1−3月期)を公表した。これによると、2013年3月末時点の総飼養頭数は79万9034頭(前年同期比6.2%増)となり、前回調査(2012年12月末時点、79万2218頭)からわずかながら増加した。
表 州別飼養頭数
図 フィードロット飼養頭数などの推移

肥育素牛価格は2割安

 この要因としてALFAでは、肥育素牛価格の下落がフィードロット飼養頭数の増加につながったとみている。豪州では2012年8月以降、広い地域で高温乾燥に見舞われ、4月末にはクイーンズランド(QLD)州政府が干ばつ宣言を行った。このため、放牧環境の悪化から肉牛出荷頭数は増加し、牧草肥育を行う生産者からの需要が低下したことが、肥育素牛価格の下落要因となっている。1〜3月における肥育素牛(去勢、生体重〜330kg)の平均価格は、キログラム当たり179豪セント(184円:1豪ドル=103円)と、前年同期比19パーセント安の下落となった。
 今回の調査結果では、主産地であるQLD州の飼養頭数が前回に比べて減少したが、干ばつの影響により飼料穀物価格も上昇しており、これが肥育素牛価格の下落を打ち消す形となった。フィードロットが多く点在する同州南東部の飼料穀物価格をみると、飼料用小麦は前年同期比45パーセント高、飼料用大麦は同52パーセント高、ソルガムは同48パーセント高と、いずれも大幅に上昇した。
 MLAは、干ばつの進展に伴い、肥育素牛価格の下落は4月以降も継続していることから、次回調査(2013年6月)におけるフィードロット飼養頭数は、引き続き増加を見込んでいる。

グレインフェッド牛肉の2013年1〜3月輸出量、EU向けなどの増加により1割増

 MLAによると、2013年1〜3月における穀物肥育牛肉輸出量(船積重量ベース)は、最大の仕向け先である日本向けが2万8104トン(前年同期比2.0%減)、韓国向けも同1パーセント減となった。一方、EU向け(同94%増)、中東向け(同107%増)および中国向け(15.3倍)の増加により、全体では1割増となった。日本向けが振るわない中、これら輸出先は豪州フィードロット産業にとって重要な成長市場となっている。
表 日本向け輸出量
【伊藤 久美 平成25年5月17日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-4391



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