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2012/13年度の生体牛輸出頭数は前年度比7.3パーセント減、2013/14年度は同13.6パーセント増の見通し(豪州)

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2012/13年度の生体牛輸出頭数は前年度比7.3パーセント減

 豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)が9月26日に公表した生体牛輸出統計によると、2012/13年度(7月〜翌6月)の生体牛輸出頭数(乳牛含む)は63万3703頭(前年度比7.3%減)となった(表1)。
 輸出頭数減少の最大要因は、インドネシア向けの減少(同27.9%減)によるものである。インドネシア政府が2010年から5カ年で実施する牛肉需給率向上プログラムにより、豪州産生体牛に輸入割当が設けられ、2012年の枠は前年の約半数の28万3000頭、2013年には26万7000頭となり、これが、インドネシア向けの減少につながっている。
 また、他の輸出先では、エジプト向けが前年度から5割減と大幅に減少した。これは、エジプトが豪州産生体牛に使用される成長ホルモンに懸念を示したことによるものとされている。
 一方、マレーシア向け(前年度比93.1%増)、フィリピン向け(同54.7%増)、ベトナム向け(同11倍)など東南アジア諸国向けが大きく増加し、インドネシア向けやエジプト向けの減少を幾分緩和した。
 2012/13年度の輸出額(FOB)は、輸出頭数の減少に肉用牛の生体販売価格の下落(図1)が相まって、前年度比9.5パーセント減の5億8872万豪ドル(530億円、1豪ドル=89.82円)となった(表1)。
表1 生体牛輸出頭数の推移
図1 肉用牛の生体取引価格の推移

2012/13年度の乳牛輸出頭数は3割増

 2012/13年度の乳牛輸出頭数は、前年度比33.9パーセント増の8万7422頭と、大幅に増加した。従来からの乳牛輸出の主要市場である中国向け(前年度比7.5%増)、ロシア向け(同86.9%増)が増加したほか、パキスタン向け(同3倍)、インドネシア向け(同5.2倍)など東南アジアや南アジアでの増加が目立っている。
乳牛輸出頭数の推移

2013/14年度の生体牛輸出頭数は前年度比13.6パーセント増の見込み

 豪州農業資源経済科学局(ABARES)は9月17日に、豪州農業の需給見通しを公表し、2013/14年度の生体牛輸出頭数を72万頭(前年度比13.6%増)と見込んでいる。これは、インドネシア向けの増加や、他のアジア諸国からの肥育もと牛や乳牛への堅調な需要を見込んだものである。
 豪州政府によると、インドネシア政府は、輸入制限導入後の国内の牛肉不足と牛肉価格高騰を解消するための緊急対策として、2013年7月、豪州に対して2万5000頭の生体牛(350キログラム以上のと場直行牛)の追加輸入割当を発行した。また、同年9月には、生体牛および牛肉輸出の輸入割当の廃止および価格支持制度の新規導入を公表したとのことである。こうした動きから、豪州からインドネシアに向けた生体牛輸出は、2013/14年度に増加が見込まれている。
【伊藤 久美 平成25年9月30日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-4391



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