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米国農務省、2015/16年度の穀物の需給見通しを公表(米国)

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 米国農務省(USDA)は5月12日に公表した「World Agricultural Supply and Demand Estimates Report (WASDE)」で、本年最初の公表となる2015/16穀物年度(9月〜翌8月)の米国穀物の需給見通しを示した。

トウモロコシ:生産量は減少も、前年からの繰越在庫が下支え

 2015/16穀物年度のトウモロコシ生産量は、作付面積および単収の減少見込みから、前年比4.1%減の136億3000万ブッシェル(3億4620万トン)と見込まれる。作付面積は、2015年3月31日に公表された作付意向調査の結果を受け、同1.5%減の8920万エーカー(3568万ヘクタール)となった。また、単収は1エーカー当たり166.8ブッシェル(1ヘクタール当たり10.6トン)と同2.5%減となるものの、依然として高水準が見込まれる。
 一方、総消費量は飼料等向けや食品・種子・その他工業向け、輸出量が前年を上回ることなどから、同1.0%増の137億7600万ブッシェル(3億4991万トン)と見込まれる。
 また、期末在庫量は、前年度から多くの在庫が繰り越されるものの、生産量の減少および消費量の増加により、同5.6%減の17億4600万ブッシェル(4435万トン)と見込まれる。
 生産者販売価格は、総供給量がわずかに前年を上回るとの見込みから、1ブッシェル当たり3.2〜3.8米ドル(1キログラム当たり15円〜18円:1米ドル=120円)と、下値が前年を下回る見込みである。

大豆:生産量は前年を下回るも、依然高水準となる見込み

 2015/16穀物年度の大豆生産量は、作付面積が前年を上回るものの、単収が前年を下回ることから、前年比3.0%減の38億5000万ブッシェル(1億472万トン)と見込まれる。作付面積は、2015年3月31日に公表された作付意向調査の結果を受け、同1.1%増の8460万エーカー(3384万ヘクタール)、単収は同3.8%減の1エーカー当たり46ブッシェル(1ヘクタール当たり3.1トン)と見込まれる。
 国内消費量は、国内の食肉生産の増加による大豆かす需要の高まりにより、同1.1%増が見込まれる。一方、輸出量は、南米産との競合により、同1.3%減が見込まれる。この結果、総消費量は前年並(同0.3%減)の37億2900万ブッシェル(1億143万トン)と見込まれる。
 期末在庫は、前年度からの繰越在庫が多いことに加え、生産量が消費量を上回ることから、期首在庫に1億5000万ブッシェル(408万トン)が積み増され、同42.9%増の5億ブッシェル(1360万トン)と見込まれる。
 生産者販売価格は、1ブッシェル当たり8.25〜9.75米ドル(1キログラム当たり36円〜43円)となり、在庫の積み増しが進むとみられることから、前年の価格を下回る見込みである。

作付状況:トウモロコシ、大豆ともに前年のペースを上回る

 米国農務省全国統計局(USDA/NASS)が5月18日に公表した「Crop Progress」によると、5月17日までのトウモロコシの作付けの進捗率※は、前年同期比14ポイント高の85%となった。過去5カ年(2010〜2014年)の平均進捗率は75%であり、例年よりも早いペースで作付けが進んでいる。一方、大豆の作付進捗率※は、同14ポイント高の45%となり、こちらも過去5カ年の平均を上回るペースである。

※作付けの進捗率は、コロラド州、イリノイ州、インディアナ州、アイオワ州、カンザス州、ケンタッキー州、ミシガン州、ミネソタ州、ミズーリ州、ネブラスカ州、ノースカロライナ州、ノースダコタ州、オハイオ州、ペンシルバニア州、サウスダコタ州、テネシー州、テキサス州、ウィスコンシン州の18州が対象。2014年はこの18州で、トウモロコシ、大豆ともに全米の作付面積の92%を占めている。
海外情報表(米国:穀物見通し)27.5.21
【渡邊 陽介 平成27年5月21日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-4397



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