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2020年の食糧需要は7億トンに増加(中国)

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 中国農業部の韓長賦(かんちょうぶ)部長は、11月25日付けの人民日報に2020年の食糧(注)需要について寄稿した。
 これによると、2014年の食糧生産は6億710万トンとなり、2年連続で6億トン台と安定的に推移している。一方、需要は、都市部を中心とした人口増および所得の向上による消費量の増加、工業利用の拡大などにより、大きく伸び続けており、2020年には約7億トンに達すると予想される。この結果、現在の生産規模では約1億トンの供給不足になると見ている。
 このような状況を踏まえ、同部長は、土地改良や農地集約による大規模農地の造成などにより、生産性の高い農地を5360万ヘクタール確保し、増大する需要に対応できる食糧生産体制を構築していく方針を示した。このほかに、水資源の保全、環境・水質汚染の防止、堆肥の有効活用といった持続可能な農業生産体系の構築、コメ、大豆、トウモロコシ、小麦などの臨時備蓄などによる価格の安定、農村金融の改善、農業保険商品の開発支援といった農家所得の向上の必要性も示している。
 なお、将来的な食糧の供給不足が危惧される中、トウモロコシについては、供給過剰が見込まれている。中国農業部の見通しでは、2015/16年度(9月〜翌8月)の収穫量は約2億2900万トンに対し、需要は1億7950万トンと供給が需要を上回っており、2015年11月1日からは、トウモロコシの臨時備蓄が開始されている。2016/17年度のトウモロコシ作付面積について同農業部は、主産地の東北、西北および華北地区で、他の飼料作物への転作を推進していることから、前年度より66万7000ヘクタール程度減少すると見込んでいる。

注:コメ、小麦、トウモロコシ、大豆、こうりゃんなどの主食作物
【伊澤 昌栄 平成27年12月2日発】
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Tel:03-3583-4389



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