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豪州フォンテラ社、乳価引き上げを発表(豪州)

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 豪州第2位の集乳シェアを持つ乳業メーカーである豪州フォンテラ社は2月2日、2016/17年度(7月〜翌6月)の生産者支払乳価(以下、「乳価」という)を、乳固形分1キログラム当たり(注)5.10豪ドル(434円:1豪ドル=85円)から同5.20豪ドル(442円)に引き上げると発表した。今年度当初の生産者支払乳価(同4.75豪ドル(404円))と比較すると、1割近く上昇することとなる。
 同社は、今回の乳価引き上げについて、以下の2点を反映したものとしている。

(1)乳製品国際需給バランスの均衡

 供給面では、豪州(2016年7月から12月までの累計:前年同期比8.6%減)だけでなく、EUやニュージーランドといった、主要な乳製品輸出地域で生乳の減産が続いている。一方、需要面では、中国の需要回復をはじめとして、引き続き堅調に推移しているため、国際需給バランスが均衡に向かい、乳製品国際価格も回復傾向にある。

(2)売上増への期待

 同社は今年度、ビクトリア(VIC)州北部のスタンホープに2億豪ドル(170億円)以上を投じてチーズ処理工場を新設したほか、VIC州北部州境付近のコブラムにある処理施設を増設し、生乳処理能力を増加させた。これを受け、今後、次年度に向けて売上増が期待できる。
 なお、VIC州北部は、豪州最大手乳業メーカーであるマレーゴールバン社の一大集乳地域とされている。しかし、現地報道によると、チーズの生産を主としているベガ社も、同地域での集乳シェア拡大を図っており、豪州全体で生乳生産の大幅な減少が見込まれる中、乳業メーカー各社が、乳価の引き上げなどにより、シェア拡大に向けてしのぎを削っている。
  • 注:2015/16年度の豪州における、生乳に占める乳固形分(乳脂肪と乳タンパク質の合計)の比率は、7.49%となっている。この比率で割り戻すと、乳固形分1キログラムは、生乳13.38キログラムに相当する。
【参考】各メーカーの乳価の推移
【竹谷 亮佑 平成29年2月6日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-9532



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