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インドネシア政府、豪州産輸入生体牛の上限体重を引き上げ(豪州)

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 現地報道によると、インドネシア政府は、豪州産輸入生体牛の体重の上限を、350キログラムから450キログラムに引き上げると発表した。数週間のうちに施行される見通しである。豪州にとってインドネシアは、肥育もと牛として生体牛の過半が輸出される、主要な生体牛の輸出先である(図)。
図 生体牛輸出頭数の推移
 この規制は、インドネシア国内での肥育による付加価値向上を目的に、2010年に導入されたものであるが、インドネシア政府は、国内の牛肉需給のひっ迫を受け、上限引き上げに踏み切った。同国政府は、消費増加に伴い高騰した牛肉小売価格の鎮静化につながるとして、期待を寄せている。
 豪州の輸出団体や業者は、生体重が軽いと売値も安くなる上、上限体重をクリアした牛を選別する手間がかかることから、不満の声が多く上がっていた。今回の決定について、肉牛生産者団体は「輸出機会の拡大により、サプライチェーン全体にとってプラスとなる」と評価する声明を発表している。
 しかし、インドネシアでは、安価な水牛の輸入が増加しているため、単価が比較的高く、重量のある肥育もと牛への需要に対しては、懐疑的な見方もある。豪州国内の肉牛飼養頭数が低水準で推移する中、肥育農家やパッカーとの間で、もと牛確保を巡って競争が激化するのではないかといった懸念の声も上がっている。
【竹谷 亮佑 平成29年3月2日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-9532



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