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穀物輸送の鍵を握る国道163号線、来年末までに整備完了か(ブラジル)

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 ブラジル交通省は8月17日、主要穀物生産州であるマットグロッソ州と北部パラー州のミリチトゥバ港をつなぐ国道163号線における舗装工事について、陸軍に1億2850万レアル(44億5895万円、1レアル=34.7円)を支出し、2018年末までに完成させると発表した(図1)。同国道は、2016年1月時点で、全線舗装化まで残り100キロメートル強となっていたものの、財政悪化や関連企業の汚職問題等で工事が遅れ、2017年2月には、未舗装区間で大雨の影響で洪水が発生し、2000台以上のトラックが数週間にわたって立ち往生する事態となった。しかし、ここ数カ月で、35キロメートルについて工事が進行し始めており、今回の発表で、残る65キロメートルについても方向性が示されたこととなる。
図1
 ミリチトゥバ港からはしけによりアマゾン川下流のサンタレン港やバルカレナ港まで輸送し、大型船に積み替える方法が採用されており、このルートが確立すれば、2000キロメートル以上離れた南部港に輸送せざるを得ない現状に比べ、時間やコストの削減につながるとされている。
 トウモロコシと大豆の輸出取扱量のうち約8割はサントス港やパラナグア港など、南部港が占めるなど、偏重した体系となっている。しかし、2017年1〜7月では、南部5港が前年同期比9.0%減となったのに対し、サンルイス港など北部5港は同22.6%増となった(図2、表)。ブラジル農牧食糧供給省によると、北部5港から輸出される大豆およびトウモロコシは、2017年末までに約2600万トンに達するとしており、さらなる期待が高まっている。
 現状の同国の輸送コストは、はしけ輸送が盛んな米国の約4倍とも言われており、今回の発表に現地では歓迎の声が聞かれている。
表
【佐藤 宏樹 平成29年8月25日発】
このページに掲載されている情報の発信元
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Tel:03-3583-9805



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