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2017/18年度冬作物および夏作物の生産予測を見直し(豪州)

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 豪州農業資源経済科学局(ABARES)は12月5日、2017/18年度(7月〜翌6月)の冬作物および夏作物の生産予測の見直しを行った(注)
 この生産予測は、毎年四半期に1度公表されており、今年は今回が4回目である。

(注)豪州の冬作物は、3月〜6月に播種、10月〜翌年2月に収穫を行う。夏作物は、9月〜翌年1月に播種、3月〜4月に収穫を行う。また、本発表の段階では、2017/18年度の冬作物の収穫期であり、夏作物は、播種期である。

【冬作物】少雨による単収の低下で、生産量は下方修正

 冬作物については、作付面積は、ヒヨコマメの増加により、前回(9月)の予測から21万ヘクタール上方修正され2239万ヘクタール(前年度比0.7%減)となった。しかし、生産量は、120万トン下方修正され3511万トン(同41.0%減)と、大幅な減少が見込まれている(表1)。これは、9月頃までの東部を中心とした少雨により、多くの品目で単収が低下していることが要因となっている。
  中でも、小麦は、最大の生産地である西オーストラリア州は、良好な降雨を受け、752万トン(同24.8%減)と45万トン上方修正されたものの、第2位のニューサウスウェールズ州では、5〜10月にかけて降雨が少なく、単収が前回の1ヘクタール当たり1.92トンから同1.45トンへ減少したことで、前回から155万トン下方修正され、479万トン(同57.9%減)と大幅に減少する見込みとなっている。
 

【夏作物】良好な降雨を受け、わずかに上方修正

 夏作物については、作付面積は、前回から11万ヘクタール上方修正され146万ヘクタール(前年度比13.0%増)、生産量も、前回から12万トン上方修正され476万トン(同23.0%増)と大幅に増加する見込みとなった(表2)。
 品目別に見ると、ソルガムは、作付面積は、前回から4万ヘクタール上方修正され64万ヘクタール(同60.6%増)、生産量は、前回から14万トン上方修正され198万トン(同94.5%増)と、大幅な増加が見込まれている。ABARESによると、これは、ソルガムの収益性の向上に伴い、綿実の生産者のうちかんがいを使わない者を中心にソルガムへの転作を進めていることに加え、10、11月の良好な降雨により単収が増加するためとしている。
  一方、綿実は、単収が、ダムの貯水率の低下に伴いかんがい用水の取得が難しくなることから、1ヘクタール当たり2.74トン(同15.8%増)と前回より下方修正されたものの、作付面積が前回から7万ヘクタール上方修正されたことから、生産量は137万トン(同3.9%増)と、前回からわずかに上方修正された。
 ABARESによると、夏作物全体で生産量の大幅な増加を見込んでいるものの、9月頃までの少雨により土壌の水分含有量が減少しており、予測通りの生産量を実現するためには、さらに降雨が必要としている。
 
【大塚 健太郎 平成29年12月6日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-4394



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