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中国の石炭企業がウルグアイのミートパッカーを買収

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 石炭採掘業などを行う中国企業の新大洲ホールディング株式会社は、11月17日、同社の完全子会社がウルグアイのミートパッカーであるLirtix S.A.社とRONTADEL S.A.社の株式の100%を8230万ドル(92億9990万円、1ドル=113円)で取得したと発表した。
 なお、同社は7月にウルグアイのミートパッカーであるLorsinal S.A.社の株式の50%を取得している。
 RONTADEL S.A社とLorsinal S.A.社は、それぞれ2016年のウルグアイの牛と畜頭数の2.7%、3.2%のシェアを占めている。

 中国では、近年牛肉消費量の増加に伴い輸入量が増加しており、特に価格競争力の高いウルグアイは最大の輸入先国となっている(図1)。
中国の輸入量推移
 また、ウルグアイにとって中国は最大の牛肉輸出先国であり、2016年の冷凍牛肉輸出の過半が中国に仕向けられている(図2)。
ウルグアイからの輸出量
 近年、世界的にウルグアイの食肉産業に対する関心が高まっており、本年5月に日本ハムが同国最大の食肉企業Breeders & Packers Uruguay S. A.社を約150億円で買収している。
【三原 亙、佐藤 宏樹 平成29年12月22日発】
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農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:三原 亙、佐藤 宏樹)
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