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2017/18年度主要穀物の生産状況等の調査結果(第10回)を公表(ブラジル)

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 ブラジル国家食糧供給公社(CONAB)は7月10日、2017/18年度(10月〜翌9月)第10回目となる主要穀物の生産状況等調査結果を公表した。当該調査は、春植えの夏期作物(大豆、第1期作トウモロコシなど)と、秋植えの冬期作物(第2期作トウモロコシ、小麦、大麦、ライ麦など)の生産予測を毎月公表するものである。
 これによると、主要穀物合計では、作付面積は前年度をわずかに上回ったものの、単収がやや下回ることから、生産量も前年度をやや下回ると見込まれている(表1)。トウモロコシの生産量は、前年度比でかなりの減少が見込まれ、前回報告から200万トン下方修正され、8300万トンを下回る予測となった(図1、2)。一方、大豆の生産量は、作付面積の増加により前年度をやや上回るとしている。
表1
図1

トウモロコシ生産量は、第2期作がパラナ州などで前回報告から大きく下方修正

第1期作、前年度比11.7%減の見込み

 トウモロコシの生産量を期別に見ると、第1期作は、前年度比11.7%減の2690万8800トンとかなり大きな減少が見込まれている(表2)。これは、前年度の記録的な豊作により、作付期にトウモロコシ価格が下落していたことで、作付けを大豆にシフトした生産者が増えたことに加え、単収が、豊作だった前年度と比較してかなり減少することが主な要因と見られている。
 なお、主要生産州(上位5州)では、ほとんどの地域で収穫が終了していることから、大きな予測の変化は見られなかった。
表2

第2期作は主要生産州での干ばつの影響が表面化

 第2期作トウモロコシの生産量見込みは、前年度比16.9%減の5601万9000トンとなった(表3)。今回の報告では、前回報告よりパラナ州が11.6ポイント、サンパウロ州が18.2ポイントの大きな下方修正となった。両州ともに主な要因は4〜5月の干ばつとされており、パラナ州では6月に入り降雨が観測されたものの、生産性を回復するには至らなかった。また、パラナ州の一部地域では、強風の被害による単収の落ち込みも報告されている。
表3

マトピバ地域の生産量は前年度をかなりの程度上回る予測

 CONABは、北東部に位置する新興農業開発地域のマトピバ地域におけるトウモロコシ生産量を前年度比10.1%増の685万200トンと前年をかなりの程度上回ると見込んでいる(表4)。マトピバ地域の最大生産州であるバイーア州では、良好な天候が第1期作を中心に生産量回復を後押しするとし、前回報告から8.1ポイント上方修正された。一方、トカンチンス州では、夏期作物である大豆の収穫が雨により遅延したことで、第2期作トウモロコシの播種が遅れたことに加え、4月下旬〜5月に発生した干ばつの影響で、第2期作トウモロコシの生産量が大幅に下方修正され、トウモロコシ全体では、前回報告から6.9ポイント下方修正された。
表4
参考1

大豆の生産量は過去最高を記録した前年を4.2%上回る予測

 大豆生産量は、良好な気候により記録的な豊作となった前年度をさらに4.2%上回る1億1888万5800トンと、過去最高を更新すると見込まれている(表5)。
 主要生産州(上位5州)をみると、マットグロッソ州以外の4州で、前回報告が据え置かれた。マットグロッソ州では、良好な天候などが後押しし、前年度比5.9%増の3230万6100トンと見込まれている。
表5

マトピバ地域の生産量は2年連続で増加、バイーア州は前回報告から5.6ポイント上方修正

 マトピバ地域の大豆生産量は、前年度比16.8%増の1456万3600トンと2年連続で増加が見込まれている(表6)。特に、マトピバ地域の最大生産州であるバイーア州では、良好な天候により単収が大幅に回復したことから、生産量は同16.3%増と、前回報告から5.6ポイント上方修正された。
表6
参考2
参考3
【佐藤 宏樹 平成30年7月17日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-9805



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