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乳製品などの輸入登録認証機関にUSDAを追加(中国)

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  中国国家認証認可監督管理委員会(CNCA)は、特定の農林水産品などの輸入に際し、工場などの単位ごとに輸入登録の認証を行うとともに、輸入産品を継続的に監視することにより、中国の法令に基づき食品の安全性を確保している。  
 CNCAは2016年6月15日付けで、米国食品医薬品庁(FDA)と覚書(MOU)を交わし、この輸入認証を行う第三者認証機関として、従来の中国側認証機関5団体に加え、新たに米国農務省農業マーケティング局(USDA/AMS)を加えた(表1)。これにより、中国が輸入する食品に関する登録手続きをより効果的に実施し、両国の技術協力と情報交換を緊密化するとしている。
 中国が米国から乳製品などの特定の食品を輸入する場合は、輸出入に関する食品安全検査や動植物検疫を担当する国家質量監督検験検疫総局(AQSIQ)が発出した法令145号に基づき、その対象産品は、CNCAが所掌する登録手続きを経なければならない。AQSIQが2015年11月26日に公表した登録対象となる外国産食品リストは表2の通りである。なお、当該リストについてCNCAは今後変更の可能性があるとしている。ただし、この中国側の乳製品分類は国際基準であるHS関税分類と必ずしも整合しないため、USDAは2017年6月19日付けで、登録対象となる乳製品と対象外となる乳製品をHS関税分類の番号ごとに整理したリストを公表した(表3)。
 認証された工場などは、CNCAのウェブサイトで公表され、随時更新されている。現在、育児用調製粉乳について認証された米国の工場などは7施設(2015年11月3日更新版)、育児用調製粉乳以外の乳製品では221施設(2016年8月31日更新版)とされている。
  トランプ大統領就任以降、米中間の貿易円滑化交渉は活発化しており、5月には「包括的経済対話に関する100日行動計画」が公表され、農産品や天然資源に関する国境措置の緩和について目標が定められたほか、今後1年間を目途とする二国間協議により、両国間の貿易を促進し、懸案事項であった貿易紛争を解決するなどとの報道がなされており、今回のMOU締結も、このような二国間貿易に関する状況変化が背景にあるとみられる。今回の合意について米国の関係者は、特に米国の乳製品に関して中国の輸入手続きを円滑化する措置であるとして期待感を表明している。

注:詳細は以下のリンクを参照のこと。 (http://www.cnca.gov.cn/bsdt/ywzl/jkspjwscpqzc/)
表1 米中二国間MOUで規定された乳製品等に関する第三者認証機関
表2 登録対象となる外国産食品リスト
表3 CNCAの乳製品分類に関するUSDAの解釈
【木田 秀一郎 平成29年6月28日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-9534



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