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でん粉の需給・価格動向

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最終更新日:2011年3月3日

でん粉の需給・価格動向

2011年3月

調査情報部

絵で見る世界のでん粉製品需給

 
 

海外のでん粉需給動向

タ イ

◆タピオカでん粉価格(バンコクにおけるFOB価格)◆
 
 
・2月22日の価格は、前年比40.2%高のトン当たり575米ドル
 価格は1月以降、560〜580米ドルの範囲で推移している。
 1月下期の東北部におけるキャッサバ価格は、キログラム当たり3.0〜3.3バーツ(でん粉含有率27〜28%程度)と依然高水準で推移している。収穫の最盛期であることや価格が良好なことから、出荷量は堅調となっている。
 
 今後、中国からのキャッサバチップへの引き合いの増加や、ばれいしょでん粉の世界的な品不足による代替需要により、需給ひっ迫は継続するとみられる。
 
(1米ドル=83.13円、1月末日TTS相場)
 
 
 
◆タピオカでん粉輸出の動向◆
 
 
 
 
・12月の輸出量は14万1000トン(前年同月比24.0%減)
 2009年度(10〜翌9月)のキャッサバ減産による生産減から、8カ月連続での前年割れとなった。
 国別では、中国5万7900トン(70.5%増)、台湾1万8900トン(38.3%減)、マレーシア1万4200トン(12.4%減)、日本1万800トン(30.6%増)、米国6700トン(218.2%増)となった。
 
・2010年の輸出量は169万4200トン(前年比2.8%減)
 国別では、中国53万5900トン(10.0%増)、インドネシア27万4400トン(13.5%増)、台湾24万8200トン(20.2%減)、マレーシア18万5700トン(前年並み)、日本9万2400トン(19.3%減)となった。
 
 中国の輸入増については、2009年末から2010年5月にかけて、タイ政府が保有していたタピオカでん粉在庫を政府間取引で売り渡したことが大きい。(表1)また、インドネシアについては、国内のタピオカでん粉減産を補うため、タイ産の輸入が目立った。
 
 
 
 
・12月の輸出価格(FOB)は前月比3.8%高のトン当たり540米ドル(前年同月比74.2%高)
 高水準で推移し、日本向けは8.3%高の520米ドルと値を上げた。2010年の平均では、前年比63.6%高の440米ドルとなった。
 
 
 
◆化工でん粉輸出の動向◆
 
 
 
 
・12月の輸出量は5万9800トン(前年同月比2.2%減)
 国別では、日本1万4700トン(16.9%減)、中国1万2800トン(17.5%減)、韓国6800トン(51.5%増)、インドネシア4000トン(前年同月の約2倍)、オランダ3900トン(5.9%増)であった。
 
・2010年の輸出量は70万3300トン(前年比0.7%減)
 国別では、日本25万9100トン(3.1%増)、中国11万8000トン(5.2%増)、インドネシア7万5200トン(11.6%増)、韓国4万800トン(6.8%減)、米国2万7500トン(31.4%増)となった。
 
・12月の輸出価格(FOB)は前月比2.6%高のトン当たり800米ドル(前年同月比35.6%高)
 日本向けも2.6%高の800米ドルと値を上げた。2010年の平均では、前年比33.0%高の720米ドルとなった。
 
 

米 国

◆とうもろこし需給の動向◆
 
・とうもろこし需要量をわずかに上方修正
 米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)が2月9日に公表した2月の世界農産物需給推計の月次報告によると、米国における2010/11穀物年度(2010年9月〜2011年8月。以下、「2010/11年度」)のとうもろこし需要量は、前月の予測値から0.5%上方修正された。これは、エタノール向けが5000万ブッシェル、食品加工用向けが甘味料需要増などにより2000万ブッシェル上方修正されたことによる。この結果、2010/11年度の需要量は、135億ブッシェル(前年度比3.3%増、3億4290万トン、1ブッシェル=25.4キログラム)となった。
 
・期末在庫が下方修正、シカゴ相場に影響
 一方、生産予測量は据え置きとなったため、2010/11年度末の在庫予測量は6億7500万ブッシェル(1715万トン)に下方修正された。これにより、在庫率(期末在庫/総消費量)は5.0%と、1995/96年度以来の低水準となる。このため、2010/11年度の平均農家販売価格は、前月の予測価格の下値1ブッシェル当たり0.15ドル、上値同0.05ドルとも上げて同5.05〜5.75ドルになると予測している。
 
 なお、今回のUSDAの在庫予測の減少幅は、市場関係者の予想を上回るものであった。
 (シカゴとうもろこし相場の直近のデータについては、当機構ホームページの「海外情報」に掲載しています。)
 
 
 
 
◆コーンスターチ輸出の動向◆
 
 
 
・12月の輸出量は1万400トン(前年同月比60.7%増)
 国別では、カナダ2500トン(24.9%増)、インドネシア1300トン(前年同月の約34倍)、日本900トン(23.0%増)、コロンビア800トン(前年同月の約3倍)、ドイツ600トン(前年同月の約2倍)であった。
 タピオカやばれいしょでん粉の価格が高騰しているため、代替需要から増加傾向で推移しているとみられる。特にインドネシアの輸入増については、国内タピオカでん粉減産分の手当てとみられる。
 
・2010年の輸出量は16万2800トン(前年比60.7%増)
 国別では、インドネシア4万100トン(前年の約49倍)、カナダ3万1400トン(0.9%増)、メキシコ2万600トン(2.9%増)、英国1万5500トン(14.9%減)、日本8900トン(10.6%増)となった。
 インドネシアについては、国内のタピオカでん粉減産分の手当のため、前年から大幅に増加することとなった。
 
・12月の輸出価格(FOB)は前月比17.4%高のトン当たり540米ドル(前年同月比12.9%安)
 とうもろこし価格の上昇から値を上げ、日本向けも14.3%高の560米ドルとなった。2010年の平均では、前年比18.9%安の490米ドルとなった。
 
 
 
◆化工でん粉輸出の動向◆
 
 
 
 
・12月の輸出量は3万7700トン(前年同月比18.1%増)
 国別では、カナダ7300トン(28.1%増)、メキシコ4700トン(36.6%増)、ドイツ4200トン(17.2%増)、日本3900トン(63.2%減)、英国2700トン(147.0%増)であった。
 
・2010年の輸出量は45万3600トン(前年比22.3%増)
 国別では、カナダ8万4700トン(12.4%増)、日本6万800トン(0.8%増)、メキシコ5万9300トン(17.2%増)、ドイツ5万4300トン(54.7%増)、英国2万9800トン(70.4%増)となった。
 
・12月の輸出価格(FOB)は前月並みのトン当たり800米ドル(前年同月比4.8%安)
 日本向けも前月並みの660米ドルとなった。また、2010年の平均では、前年比4.2%安の810米ドルとなった。
 
 

E U

◆ばれいしょでん粉輸出の動向◆
 
 
・11月の輸出量は4万700トン(前年同月比2.8%減)
 国別では、中国9300トン(23.3%減)、米国4700トン(3.4%減)、韓国4000トン(60.3%増)、台湾2700トン(50.5%増)、メキシコ2700トン(108.6%増)であった。
 2010年産ばれいしょが天候不順により大幅に減産となったため、需給はひっ迫している。関係者によれば、過去に例のないほどのひっ迫度合いであり、調達には苦慮している。
 
・1〜11月の累計輸出量は46万4300トン(前年同期比26.8%増)
 2009年産ばれいしょの豊作を反映し、依然として前年の水準を上回っている。国別では、中国が最も多く11万1200トン(前年同期の約2.3倍)、次いで米国4万6200トン(3.2%減)、韓国4万1600トン(34.4%増)、台湾3万3400トン(70.1%増)、タイ2万3200トン(31.2%増)であった。タピオカでん粉同様、中国の需要増が顕著となっている。
 
・11月の輸出価格(FOB)は前月比15.9%高のトン当たり510ユーロ(前年同月の70.0%高)
 減産見込みによる需給ひっ迫感から、大きく値を上げた。なお、1〜11月の平均では、前年同期比0.6%高の370ユーロとなった。
(1ユーロ=113.11円、1月末日TTS相場)
 
 
 
◆化工でん粉輸出の動向◆
 
 
 
 
・11月の輸出量は3万6900トン(前年同月比29.5%増)
 国別では、トルコが最も多く8500トン(82.5%増)、次いで、中国3700トン(75.4%増)、ロシア3700トン(24.8%増)、米国3300トン(54.6%増)、スイス2900トン(13.6%減)となった。
 
・1〜11月の累計輸出量は39万5000トン(前年同期比22.8%増)
 国別では、トルコ8万7300トン(58.8%増)、中国3万7300トン(61.0%増)、スイス3万5000トン(0.1%減)、ロシア3万3500トン(15.5%減)、米国3万300トン(24.4%増)となった。
 
・11月の輸出価格(FOB)は前月比2.7%高のトン当たり760ユーロ(前年同月比2.6%安)
 日本向けも7.6%高の850ユーロと値を上げた。1〜11月の平均では、前年同期比5.1%安の同750ユーロとなっている。
 
 

中 国

◆天然でん粉輸入の動向◆
 
 
 
・12月の輸入量は9万9700トン(前年同月比41.3%増)
 内訳は、タピオカでん粉8万8000トン、ばれいしょでん粉1万900トン、そのほかのでん粉900トンであった。タピオカでん粉輸入量は、年末需要などで前月比41.6%増と大幅な増加となった。
 
・2010年の累計輸入量は89万2900トン(前年比2.4%増)
 内訳は、タピオカでん粉73万4600トン(11.7%減)、ばれいしょでん粉14万2500トン(前年同期の約4倍)であった。タピオカでん粉の輸入先国は、タイ(59万3700トン)、ベトナム(13万5600トン)となっている。
 
・12月の輸入価格(CIF)はタピオカがばれいしょを上回る
 タピオカでん粉は前月比2.9%高のトン当たり560米ドル(前年同月比72.3%高)であった。一方、ばれいしょでん粉は0.7%安の550米ドル(26.6%高)となった。
 
 
 
◆天然でん粉輸出の動向◆
 
 
 
・12月の輸出量は4万4500トン(前年同月比31.0%増)
 タイ産タピオカでん粉やEU産ばれいしょでん粉価格が上昇し、代替としての引き合いが強まっていることから、7カ月連続で前年の水準を上回ることとなった。
 
・2010年の輸出量は43万1800トン(前年同期比15.7%増)
 このうち、コーンスターチが36万6400トンと約85%を占めている。
 
・12月の輸出価格(FOB)は、コーンスターチが前月比1.9%高のトン当たり450米ドル
 世界的なでん粉需給のひっ迫を受けて3月以降続伸し、前年同月比では25.8%高となった。
 
 
 
◆化工でん粉輸入の動向◆
 
 
 
 
・12月の輸入量は2万4900トン(前年同月比31.9%増)
 国別では、タイ1万5500トン(11.1%増)、米国2300トン(115.8%増)、ベトナム1900トン(前年同月の5.5倍)となった。
 
・2010年の輸入量は21万300トン(前年比30.8%増)
 国別では、タイ12万5300トン(10.4%増)、米国2万1000トン(61.8%増)、オランダ1万7800トン(46.0%増)となっている。
 
・12月の輸入価格(CIF)は前月比0.4%安のトン当たり990米ドル(前年同月比29.7%高)
 2010年の平均では、前年比18.6%高の910米ドルとなった。
 
 
 
◆化工でん粉輸出の動向◆
 
 
 
 
・12月の輸出量は6300トン(前年同月比17.0%減)
 国別では、韓国が最も多く1600トン(44.2%減)、次いで日本1600トン(1.0%減)、マレーシア800トン(21.6%減)であった。
 
・2010年の輸出量は10万1700トン(前年比13.4%減)
 国別では、韓国3万3700トン(2.5%増)、日本2万100トン(7.8%増)、マレーシア9100トン(4.3%減)であった。
 
・12月の輸出価格(FOB)は、前月比17.4%高のトン当たり760米ドル
 続伸し、前年同月比19.4%高となった。2010年の平均では、前年比22.3%高の640米ドルとなった。
 
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農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:情報課)
Tel:03-3583-8713



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