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かんしょでん粉製造事業者と実需者との交流会

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最終更新日:2012年3月9日

かんしょでん粉製造事業者と実需者との交流会
〜国産食材で健康づくり!!活用しませんか、かんしょでん粉〜の開催結果について

2012年3月

特産業務部
鹿児島事務所

はじめに

 
 
 当機構(以下、「alic」)は、平成24年2月10日(金)に、鹿児島市において、「かんしょでん粉製造事業者と実需者との交流会 〜国産食材で健康づくり! 活用しませんか、かんしょでん粉〜」を開催し、160名余の方々のご参加をいただきました。

 この会は、でん粉の価格調整制度(注)の運営を担うalicにおいて、当制度の対象となっているでん粉原料用かんしょ及びかんしょでん粉の安定的な生産を図るため、現在、主に異性化糖などの糖化製品用として使用されているかんしょでん粉を、より市場評価の高い加工食品用途への転換を推進することで、でん粉原料用いも生産者及び国内産いもでん粉製造事業者の皆様の経営の安定・発展に寄与することを目的として企画したものです。

(注)でん粉の価格調整制度
「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」に基づき、輸入でん粉等と国内産いもでん粉との内外価格差の調整を図るため、輸入でん粉等から調整金を徴収し、その調整金を、でん粉原料用いも生産者及び国内産いもでん粉製造事業者の経営安定対策に利用する制度です。


【交流会概要】

(開催日時)平成24年2月10日(金)13:30〜16:20

(開催場所)ホテルウェルビューかごしま (鹿児島市与次郎2丁目4−25)

(実施形態)
・主催:独立行政法人 農畜産業振興機構
・共催:独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター
・後援:農林水産省/鹿児島県/株式会社日本政策金融公庫鹿児島支店/フード・アクション・ニッポン推進本部

1.交流会の内容

 今回の交流会では、第1部として、農林水産省他からかんしょでん粉に関する講演およびでん粉実需者、製造事業者からの情報発信がなされた後、第2部として、かんしょでん粉に関する各種資料の展示に加え、かんしょでん粉を使った商品の試食を通じ、参加者の皆様による意見・情報交換会が行われました。
 
 

2.講演概要

(1)かんしょでん粉をめぐる事情

 農林水産省生産局農産部地域作物課の後藤寿課長補佐より、でん粉全体の需給状況、国産でん粉の販売用途の推移やかんしょでん粉の高品質化に向けた取り組み、でん粉に係る政策支援の仕組みなど、かんしょでん粉をめぐる最新の事情についてご説明いただきました。
 

(2)かんしょでん粉の魅力と利用について

 鹿児島県農業開発総合センター農産物加工研究指導センターの時村金愛主任研究員より、かんしょでん粉と他のでん粉との性質や用途適性の違い、品種によるかんしょでん粉の特性、新品種こなみずきの特性と用途開発など、かんしょでん粉の活用の可能性についてご説明いただきました。
 
 

(3)国産/地場品に対する信頼(安心・安全)と期待

 生活協同組合コープかごしま商品支援本部の中山哲志分野統括より、地域や協同組合間の協力を通じたかんしょでん粉を使った新商品開発や地場産品に関わる取り組み、かんしょでん粉利用の今後の広がりに向けた課題などについてご説明いただきました。
 
 

(4)かんしょでん粉の新たな可能性を探る〜こんがりとんスナック〜

 昭和製菓株式会社の有村洋三常務より、かんしょでん粉を活用したスナック菓子「こんがりとん」の特徴・特色や商品開発の経緯、今後の事業展開への課題など、商品開発への取組状況についてご紹介いただきました。
 
 

(5)「さつまいも冷麺」物語

 日本有機株式会社の野口愛子代表取締役より、日本初のさつまいも冷麺の開発背景や秘話、今後の販路拡大や商品開発の方向性、同社の海外展開に向けた取り組みなどについてご紹介いただきました。
 
 

(6)売れるさつまいもでん粉づくりを目指して〜JAグループ鹿児島における取り組み〜

 鹿児島県経済農業協同組合連合会農産事業部米穀特産課の園田悟士氏より、近年実施した各地域におけるJA系かんしょでん粉工場の再編や新たに設立された拠点工場と販売製品のご紹介(新西南澱粉工場「甘藷の精」、JA南薩拠点霜出澱粉工場「薩摩甘伝」)のほか、生産者サイドからのご発言としてでん粉原料用いもの生産状況についてご説明をいただきました。
 
 

(7)でん粉利用におけるさつまいもでん粉とその他でん粉の比較

 日本澱粉工業株式会社開発研究部機能素材開発グループの片野豊彦マネージャーより、さつまいもでん粉の特性やその他でん粉との比較、新しい特性を持ったでん粉「みなづき」の特質とその利用など、同社におけるさつまいもでん粉の食品利用への取り組みについてご紹介いただきました。
 
 

3.意見・情報交換会の概要

 第1部の講演に引き続き、意見・情報交換会場に設けられた展示ブースでは、各企業、団体による各種資料の展示のほか、かんしょでん粉を使用した麺類や菓子、水産練製品などの商品紹介や試食が行われました。また、会場では、かんしょでん粉製造事業者や実需者をはじめとしたでん粉関係者の皆様による意見や情報の交換が、積極的に行われておりました。

 ご来場の皆様には、資料の展示や試食を通じて、かんしょでん粉の特性・特質やその可能性、魅力等について、体験・実感いただくともに、講師の皆様を始めとしたでん粉関係者の皆様とのご懇談を通じ、かんしょでん粉に関する知識を深め、興味・関心を持っていただくことができたのではないかと考えております。
 
 

おわりに

 当日講演をいただきました各講師の皆様および資料展示にご協力いただきました関係企業・団体の皆様並びに、趣旨にご賛同いただきお忙しいところご参加いただきました参加者の皆様に改めて感謝申し上げます。

 alicといたしましては、今回の交流会における皆様からのご意見も踏まえ、国産食材であるかんしょでん粉の食品利用の拡大に向けて、引き続き積極的に取り組むとともに、でん粉の価格調整制度の運営を通じまして、食料自給率の確保、国民消費生活の安定や地域経済の活性化に努めていきたいと考えております。

 なお、当交流会は、平成24年3月9日(金)に鹿児島市内にて開催の(独)農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センター主催のかんしょでん粉の交流セミナーとの協同事業と位置づけており、両行事の開催を通じて、かんしょでん粉に対する理解醸成と新規需要の拡大に向けた相乗効果が発揮されることを期待しております。関係者の皆様方におかれましては、この機会にかんしょでん粉の積極的なご利用・ご活用につきましてご検討いただければ幸いに存じます。

【 参 考 】

画期的な新規カンショでん粉を知ろう!   
〜新品種「こなみずき」とそのでん粉に関する交流セミナー〜

・開催日時 : 平成24年3月9日(金)13:30 〜 16:30  
・開催場所 : ホテルレクストン鹿児島 (鹿児島市山之口町4−20)
・開催趣旨 : 農林水産省の「農業新技術2011」に選定され、高品質なでん粉製造につながる新品種「こなみずき」に関する情報を広く生産者や実需者に発信し、関係機関の新品種普及の取り組みを加速させることを目的とする。
・主  催 : 独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター
・共  催 : 独立行政法人 農畜産業振興機構
・後  援 : 農林水産省 / 鹿児島県
 
 
 
 
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713



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