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でん粉の需給・価格動向

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最終更新日:2012年5月10日

でん粉の需給・価格動向

2012年5月

調査情報部

主要国におけるでん粉事情(2012年4月現在)

 
 

絵で見る世界のでん粉製品需給

 
 

海外のでん粉需給動向

とうもろこし

米 国

とうもろこしの需給予測は前月の数値を据え置く

 米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)は4月10日、4月の世界農産物需給推計の月次報告を公表した。米国における2011/12穀物年度(2011年9月〜2012年8月。以下、「2011/12年度」)のとうもろこしの生産については、すべて前月の予測値が据え置かれた。今回の報告では、消費および期末在庫についても据え置かれた。

 ただし、生産者平均販売価格については、中央値に変化はないものの、下値を前月の値から1ブッシェル当たり0.10ドル上げ、上値を0.10ドル下げて6.00〜6.40ドルになると予測されている。 

(シカゴとうもろこし相場の直近のデータについては、当機構ホームページの「海外情報」)に掲載しています。)
(1米ドル=83.19円、3月末日TTS相場)
 
 
中国向け引き合い続き、2カ月間で61万7000トン
 
 
 2月のとうもろこし(HScode:100590)輸出量は、前年同月比1.4%増の334万8000トンとなった。2012年1〜2月の輸出量は、前年同期比11.4%増の690万3000トンであった。1〜2月における国別輸出量の合計は、日本向け212万1000トン(前年同期比39.53%増)、メキシコ向け189万9000トン(前年同期の2.3倍)、中国向け61万7000トン(同220倍)、韓国向け52万5000トン(同52.1%減)となった。2012年1〜2月の中国向け輸出量は、前年の中国向け輸出量全体の20%以上となっている。

 また、輸出価格(FOB)はトン当たり290米ドルと前月から10米ドル値を上げ、前年同月比0.1%高と、高水準で推移している。


中 国

2月の輸出価格、前月から変わらずトン当たり480米ドル
 
 
 2月のコーンスターチ輸出量は、1万1900トンの前年同月から大幅減の51.2%減と、2011年5月以降10カ月連続で前年同月より減少している。2012年1〜2月の輸出量は、前年同期比37.6%減の3万1000トンであった。1〜2月における国別輸出量の合計は、インドネシア向け1万3000トン(前年同期比6.83%減)、フィリピン向け4300トン(同57.4%減)、ナイジェリア向け3000トン(同29.7%増)、韓国向け2200トン(同70.6%減)となった。

 また、輸出価格(FOB)は前年同月比1.9%高となるトン当たり480米ドルとなり、前月と同じであった。

タピオカでん粉

タ イ

キャッサバ担保融資制度の実施量は2ヶ月余りで452万8668トン
 
 
 4月18日におけるキャッサバの農家販売価格は、キログラム当たり2.30〜2.50バーツ(でん粉含有率30%)であった。タピオカでん粉価格は、4月17日現在で前年比26%安のキログラム当たり12.4バーツ(トン当たり420米ドル)と前月からほぼ横ばいで推移している。

 2012年2月から実施されている担保融資制度の対象となったキャッサバの量は、4月11日までで452万8668トンであった。このキャッサバを原料として生産されたタピオカチップは、127万2621トンで、タピオカでん粉は、34万2938トンであった。これをキャッサバ換算すると、チップとでん粉の仕向け割合は、おおむね7対3と推計される。また、2012年第1四半期のタピオカチップとペレットの輸出量が発表され、チップが123万9868トン(前年同期比3.47%増)、ペレットが2257トン(同0.18%減)であった。

 2012年1〜12月のインドネシア向け輸出量、前年同期の2.2倍
 
 
 2月のタピオカでん粉輸出量は、15万9000トンと前年同月を9.4%上回った。2012年1〜2月の輸出量は、前年同期比18.7%増の29万9000トンであった。1〜2月における国別輸出量の合計は、インドネシア向け10万トン(前年同期の2.2倍)、中国向け6万4000トン(前年同期比6.5%増)、台湾向け3万5000トン(同18.4%減)、マレーシア向け2万9000トン(同44.0%増)、日本向け2万3000トン(同12.3%減)となった。インドネシア、中国、マレーシアが前年同期比を上回った。

ばれいしょでん粉

E U

2月の輸出価格、トン当たり670ユーロと軟化
 
 
 2月のばれいしょでん粉輸出量は、2万8400トンの前年同月比43.7%増と大幅に増加した。2012年1〜2月の輸出量は、前年同期比36.2%増の6万2700トンであった。1〜2月における国別輸出量の合計は、米国向け1万1200トン(前年同期比43.0%増)、韓国向け8700トン(前年同期比86.4%増)、中国向け4600トン(同6.9%減)、ペルー向け2900トン(同67.3%増)、日本向け2800トン(同52.8%増)であった。

 また、輸出価格(FOB)は前年同月比9.5%減となるトン当たり670ユーロで、前月から50ユーロ安かった。

 (1ユーロ=111.30円、3月末日TTS相場)

化工でん粉

輸出国の動向

タ イ

2月の輸出価格、前月から30米ドル上昇しトン当たり760米ドル
 
 
 2月のデキストリンおよびその他の化工でん粉の輸出量は、前年同月比17.1%減の3万2600トンとなった。2012年1〜2月の輸出量は、前年同期比12.32%減の6万9000トンであった。1〜2月における国別輸出量の合計は、カナダ向け1万3400トン(前年同期比2.6%減)、日本向け9800トン(同23.27%減)、メキシコ向け7500トン(同11.8%減)、英国向け5400トン(同0.1%減)、中国向け4700トン(同33.47%増)であった。日本向け輸出量が減少する中、中国向け輸出量は増加している。

 また、輸出価格(FOB)は前月からトン当たり70米ドル値を下げたものの、前年同月比8.6%高の900米ドルと高水準となった。


中 国

2月の輸出価格、トン当たり900米ドルと前月から続伸
 
 
 2月のデキストリンおよびその他の化工でん粉の輸出量は、前年同月比7.5%増の7000トンとなった。2012年1〜2月の輸出量は、前年同期比15.3%減の1万5700トンであった。1〜2月における国別輸出量の合計は、日本向け5400トン(前年同期比33.7%増)、韓国向け3800トン(同53.3%減)、マレーシア向け1900トン(同2.2倍)、台湾向けが1700トン(同20.6%減)、香港600トン(同4.8%増)となった。

 また、2月の輸出価格(FOB)は、トン当たり900米ドルと前月から90米ドル値を上げ、前年同月比23.8%高の高水準となった。


E U

2月の輸出価格、トン当たり910ユーロへ続伸
 
 
 2月のデキストリンおよびその他の化工でん粉の輸出量は、前年同月比8.5%増の3万4600トンとなった。2012年1〜2月の輸出量は、前年同期比0.6%増の6万7300トンであった。1〜2月における国別輸出量の合計は、トルコ向け1万3800トン(前年同期比12.7%減)、ロシア向け6400トン(前年同期比33.6%増)、日本向け5400トン(同80.9%増)、韓国向け4200トン(同62.3%増)、中国向け4100トン(同38.2%減)であった。

 また、輸出価格(FOB)は前月から40ユーロ値を下げたものの、前年同月比1.1%増のトン当たり910ユーロと高水準であった。


輸入国の動向

中 国

2月の輸入価格、130米ドル値を上げトン当たり1130米ドル
 
 
 2月のデキストリンおよびその他の化工でん粉の輸入量は、前年同月比47.0%増の1万7400トンとなった。2012年1〜2月の輸出量は、前年同期比17.5%減の2万7800トンであった。1〜2月における国別輸出量の合計は、タイ向け1万8100トン(前年同期比10.7%減)、米国向け3000トン(同13.3%増)、ドイツ向け1400トン(同30.7%減)、オランダ向け1100トン(同3.9%減)、フランス向け1000トン(同6.1%減)となった。 2月の純輸入量は、前年同月比95.8%増となる1万400トンとなった。中国は、堅調なでん粉需要を反映して、2009年6月以降化工でん粉の純輸入国となっている。

 また、2月の輸入価格(CIF)は、前月から130米ドル値を上げ、前年同月比8.6%高のトン当たり1130米ドルとなった。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713



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