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3.各でん粉の需給動向

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最終更新日:2012年12月20日

3.各でん粉の需給動向

2012年10月

調査情報部

とうもろこし

米 国

 米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)は9月12日、全国作況調査に基づく単収予測を踏まえ、9月の世界農産物需給推計の月次報告を公表した。


【生産動向】
単収はわずかに下方修正

 米国における2012/13穀物年度(2012年9月〜翌8月。以下、「2012/13年度」)のとうもろこしの作付面積は先月の値が据え置かれたため、生産量は107億2700万ブッシェル(2億7200万トン、1ブッシェル=25.4キログラム)にとわずかに下方修正された。単収は、コーンベルト地帯で高温・乾燥の影響により単収が減少となったものの、ミシシッピ州など南部では天候に恵まれたため単収が増加するものと見込まれた。これにより全州の単収はわずかな下方修正にとどまり、1エーカー当たり122.8ブッシェル(3.1トン)となった。


【消費動向】
国内消費量上方修正されるも、輸出量の下方修正により在庫率は上昇

 消費量のうちエタノール向け、食品・種子・その他工業向けは先月の予測値が据え置かれたものの、飼料等向けがわずかに増加する見通しから、国内消費量は7500万ブッシェル上方修正された。輸出については、国内生産の減少に伴って米国産とうもろこしの価格優位性が低下し、南米産とうもろこしとの競合がより高まることなどから5000万ブッシェル下方修正された。この結果、前年在庫の繰り越し量が増加すると予測され、期末在庫は8300万ブッシェル上方修正され、在庫率は先月の5.8%から6.5%に上昇した。


【価格動向】
生産者平均販売価格はブッシェル当たり30セントの下落

 生産者平均販売価格は、先月の予測値から引き下げられ、1ブッシェル当たり7.20〜8.60ドルになると予測された。
(シカゴとうもろこし相場の直近のデータについては、当機構ホームページの「海外情報」)に掲載しています。)
 
 
【貿易動向】
7月輸出量、干ばつの影響により前年同月比42.3%減の低水準

 7月のとうもろこし輸出量は、前年同月比42.3%減の242万3000トンとなった。2012年1〜7月の輸出量は、コーンベルト地帯中西部の干ばつによる作柄悪化のため、2237万6000トンと前年同期比17.7%減であった。1〜7月における国別輸出量は、日本向け676万7000トン(前年同期比15.3%減)、メキシコ向け658万トン(同36.8%増)、中国向け260万3000トン(前年同期の5.3倍)、韓国向け159万8000トン(前年同期比54.0%減)、ベネズエラ100万3000トン(前年同期の2.1倍)となった。
 また、輸出価格(FOB)は前月からトン当たり10米ドル高となったものの、前年同月比では5.8%安の同290米ドル(約2万3000円)であった。(1米ドル=79.60円、8月末日TTS相場)
 
 

中 国

【貿易動向】
8月輸出量、前年同月比42.8%減の6700トン

 8月のコーンスターチ輸出量は、前年同月比42.8%減の6700トンであった。2012年1〜8月の輸出量については、7万900トンと前年同期比62.9%減と大幅な減少となった。1〜8月における国別輸出量は、インドネシア向け3万1500トン(前年同期比50.8%減)、ナイジェリア向け8000トン(同29.5%減)、フィリピン向け4700トン(同84.0%減)、マレーシア向け4600トン(同81.4%減)、香港向け3700トン(同13.3%減)となった。
 また、輸出価格(FOB)は前月からトン当たり10米ドル下がったものの、前年同月比8.1%高のトン当たり540米ドル(約4万3000円)と中国国内のとうもろこし価格の高騰により高水準である。(1米ドル=79.60円、8月末日TTS相場)
 

タピオカでん粉

タ イ

【価格動向】
原料価格高水準で推移するものの、でん粉価格は6月から据え置き

 タイ農業経済局によれば、6月以降雨季に入り、キャッサバ農家買取価格は上昇している。また、キャッサバ主要地域である東北部の8月下期キャッサバ価格は、キログラム当たり2.00〜2.50バーツ(でん粉含有率22〜25%)と昨年同期の同1.7〜2.2バーツ(同22〜24%)よりも高値となった。タイタピオカ取引協会によると、8月下期の東北部において、一部のタピオカでん粉工場に原料であるキャッサバの供給量が減少し、操業を止めざるを得ない状況であるということから、価格上昇の要因になったと考えられる。
 一方、タピオカでん粉価格は、9月25日現在で前年の1.0%高のキログラム当たり13.3バーツ(トン当たり440米ドル)と先月と同じ価格であった。
 
 
【貿易動向】
1〜7月インドネシア向け輸出量、前年同期比37.7%増

 7月のタピオカでん粉輸出量は、18万7000トンと前年同月比25.8%増となった。2012年1〜7月の輸出量は、前年同期比37.7%増の124万5000トンであった。1〜7月における国別輸出量は、インドネシア向け44万1400トン(前年同期の3.6倍)、中国向け29万1200トン(前年同期比3.3%増)、マレーシア向け13万3900トン(同34.7%増)、台湾向け13万1200トン(同14.3%減)、日本向け7万9200トン(同23.6%増)となった。内需の高まっているインドネシア向け輸出量が急増している。
 
 

ベトナム

 2011年の我が国において、ベトナムはタイに次ぐ第2位のタピオカでん粉輸入先国である。今月号から四半期毎に、現地調査会社から収集した需給動向を報告する。

【生産動向】
作付面積、前年比5%減の43万2400ヘクタール

 AgroMonitor社による2012年7月15日時点のキャッサバ作付面積は、43万2400ヘクタールと前年比5%減となった。これは、2011年後半からキャッサバ国内価格が下落したことによる。

【貿易動向】
上半期輸出量、前年同期の2倍と好調

 2012年上半期の輸出量は前年同期の2倍となる90万4400トン、輸出額は前年同期比65.5%増の4億2800万ドルであった。上半期における国別輸出額は、中国向け3億5000万ドル(前年同期比49.9%増)、インドネシア向け2370万ドル(前年のデータなし)、台湾向け1840万ドル(同90.5%増)、フィリピン向け1280万ドル(前年同期の9.8倍)、マレーシア向け670万ドル(同9.6倍)となった。なお、上半期における日本向け輸出額は、前年同期比27.1%増の140万ドルであった。
 また、輸出価格(FOB)は、前年同月比27.6%安のトン当たり410米ドル(約3万3000円)であった。(1米ドル=79.60円、8月末日TTS相場)
注:)国別輸出データは、輸出額のデータのみである。
 
 

ばれいしょでん粉

E U

【貿易動向】
7月輸出価格、前月と同じトン当たり550ユーロ


 7月のばれいしょでん粉輸出量は、4万4100トンと前年同月の3.6倍となった。この結果、2012年1〜7月の輸出量は、前年同期比76.7%増の24万9500トンとなった。1〜7月における国別輸出量は、韓国向け2万7200トン(前年同期比47.1%増)、米国向け2万6000トン(同3.9%減)、中国向け1万8500トン(同30.4%増)、日本向け1万1900トン(前年同期比72.4%増)、台湾向け1万1000トン(前年同期の4.7倍)であった。
 また、輸出価格(FOB)は、前年同月比34.5%安となるトン当たり550ユーロ(約5万5000円)で、前月並みとなった。(1ユーロ=99.84円、8月末日TTS相場)
 
 

化工でん粉

輸出国の動向

タ イ

【貿易動向】
7月輸出価格は、前年同月比13.9%安のトン当たり700米ドル

 7月のデキストリンおよびその他の化工でん粉の輸出量は、前年同月比26.7%増の7万7100トンとなった。2012年1〜7月の輸出量は、前年同期比0.6%減の47万9600トンであった。1〜7月における国別輸出量は、日本向け17万300トン(前年同期比0.5%減)、中国向け10万4700トン(同52.4%増)、インドネシア向け4万4500トン(同2.9%増)、韓国向け2万4900トン(同5.9%減)、マレーシア向け1万7700トン(同14.0%増)であった。
 また、輸出価格(FOB)は、前月から60米ドル下落しトン当たり700米ドル(約5万6000円)と前年同月比13.9%安であった。(1米ドル=79.60円、8月末日TTS相場)
 
 

米 国

【貿易動向】
7月輸出価格は、前月並のトン当たり870米ドル

 7月のデキストリンおよびその他の化工でん粉の輸出量は、前年同月比2.0%減の3万9000トンとなった。2012年1〜7月の輸出量は、前年同期比7.5%減の25万8700トンであった。1〜7月における国別輸出量は、カナダ向け4万7500トン(前年同期比3.6%減)、日本向け4万3200トン(同16.1%増)、メキシコ向け2万4700トン(同21.6%減)、英国向け2万100トン(同9.3%減)、ドイツ向け2万100トン(同32.4%減)であった。
 また、輸出価格(FOB)は前月から変わらず870米ドル(約6万9000円)となり、前年同月と同水準であった。(1米ドル=79.60円、8月末日TTS相場)
 
 

中 国

【貿易動向】
1〜8月日本向け輸出量、前年同期比28.5%増

 8月のデキストリンおよびその他の化工でん粉の輸出量は、前年同月比3.9%減の7600トンとなった。2012年1〜8月の輸出量は、前年同期比1.2%減の6万9400トンであった。1〜8月における国別輸出量は、韓国向け2万3400トン(同15.0%減)、日本向け2万2100トン(前年同期比28.5%増)、マレーシア向け6200トン(同32.0%増)、台湾向けが3600トン(同40.3%減)、サウジアラビア向け3000トン(前年同期の8.1倍)となった。2012年の中国産コーンスターチの輸出量は前年に比べ激減しているものの、デキストリンおよびその他の化工でん粉の輸出量は前年とほぼ同水準である。
 また、輸出価格(FOB)は、トン当たり850米ドル(約6万8000円)と前月から50米ドル上昇し、前年同月比4.6%高となった。(1米ドル=79.60円、8月末日TTS相場)
 
 

E U

【貿易動向】
7月の輸出価格、トン当たり920ユーロと高水準で推移

 7月のデキストリンおよびその他の化工でん粉の輸出量は、前年同月比19.2%増の3万7500トンとなった。2012年1〜7月の輸出量は、前年同期比7.3%増の26万4400トンとなった。1月〜7月における国別輸出量は、トルコ向け5万5500トン(前年同期比5.8%減)、ロシア向け2万8300トン(同25.0%増)、中国向け2万3400トン(同11.0%増)、日本向け2万2800トン(同90.3%増)、韓国向け1万5100トン(同57.5%増)であった。
 また、輸出価格(FOB)は、前年同月比1.7%高のトン当たり920ユーロ(約9万2000円)と前月から20ユーロ安となった。(1ユーロ=99.84円、8月末日TTS相場)
 
 
輸入国の動向

中 国

【貿易動向】
8月輸入価格、前月から210米ドル下落し、トン当たり950米ドル

 8月のデキストリンおよびその他の化工でん粉の輸入量は、前年同月比80.2%増の2万9000トンとなった。2012年1〜8月の輸出量は、前年同期比13.3%増の15万6400トンであった。1〜8月における国別輸入量は、タイから10万6200トン(前年同期比26.1%増)、米国から1万3000トン(同5.0%増)、ドイツから7000トン(同23.1%減)、フランスから6700トン(同54.8%増)、ベトナムから5600トン(同77.8%増)となった。 この結果、8月の純輸入量は、前年同月の2.6倍となる2万1400トンとなった。
 また、輸入価格(CIF)は、前月から210米ドル値を下げたものの、前年同月比16.0%安のトン当たり950米ドル(約7万6000円)であった。(1米ドル=79.60円、8月末日TTS相場)
 
 
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713



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