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年頭のごあいさつ

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最終更新日:2013年1月10日

年頭のごあいさつ

2013年1月

 

独立行政法人農畜産業振興機構 理事長 佐藤 純二

 

 年頭のご挨拶を申し上げます。


 旧年中の皆様方のご協力に感謝申し上げますとともに、本年も引き続きよろしくお願い申し上げます。


 昨年を振り返りますと、国内においては、異常ともいえる気象災害に見舞われるとともに、砂糖・とうもろこしの国際相場も大きく変動するなど、甘味資源作物、でん粉原料用いも生産地の方々をはじめ、砂糖・でん粉関係者の皆様におかれましては、難しい状況が続いた1年であったと思います。

 砂糖に関する海外の動きでは、2011/12年度(10月〜9月)の世界の砂糖需給は、最大の生産・輸出国ブラジルで6年ぶりの減産となったものの、インド、タイ、EU、ロシアなど北半球の主要生産国の増産により、供給が需要を上回り、在庫率も前年度に比べやや上昇しました。これに伴い、国際砂糖価格は下落傾向で推移し、年前半のポンド当たり25セント前後から19セント台まで下落しました。

 2012/13年度においても、豪州、中国の増産などにより、供給が需要を上回ると見込まれておりますが、新興国における消費量の伸びなどを背景に国際砂糖価格は底堅さを保っており、今後各国における砂糖及びバイオエタノール政策や生産動向などが、砂糖の需給にどのように影響するかが注目されます。

 国内に目を移しますと、北海道ではてん菜の作付面積が減少する中、秋季の記録的な高温や多雨などの影響により根中糖分が極めて低く、24年産てん菜糖は当初の生産見通しを下回ることが見込まれます。

 また、さとうきびは23年産が記録的な不作となりましたが、24年産についても度重なる台風の襲来により大きな被害を受けており、甘しゃ糖の生産量も、2年連続の記録的な低水準となる見込みです。

 でん粉に関しましては、米国のとうもろこしが干ばつの被害により大幅な減産となり、とうもろこしの国際価格は、年当初はブッシェル当たり6ドル前後だったものが、7月から大幅に上昇して一時は8ドル台となり、その後も7ドル台半ばの高値水準が続き、異性化糖などの糖化製品の原料価格が上昇するなど、国内のでん粉需給にも大きな影響をもたらしました。

 国内では、ばれいしょ、かんしょとも作付面積が減少傾向で推移する中、とうもろこし価格などの上昇や国内原料供給量の減少などによるでん粉製造経費の上昇が懸念されております。

 機構では、砂糖については、消費者や生産者の方々を含め、広く価格調整制度を紹介し、砂糖産業が食生活の面だけでなく、地域経済の維持や領土・領海の保全の上でも大変重要な役割を果たしていることなどについて情報提供を行ってまいりました。  でん粉については、かんしょでん粉の用途拡大に向けて、かんしょでん粉製造事業者と実需者との交流会の実施などを行ってまいりました。

 これらの取り組みは、砂糖及びでん粉の価格調整制度の安定的な運営に資するものであり、機構として、引き続き円滑かつ的確な事業実施に努めてまいります。

 長引く消費減退や価格低迷の中で、農畜産業をめぐる環境は引き続き厳しいものが予想されますが、世界の人口増に伴う食料安定供給に対する懸念などから、我が国における食と農に係る重要性はさらに高まっているといえましょう。

 このような認識のもと、当機構では、独立行政法人制度に基づく5年ごとの中期計画期間の最終年度に当たり、現在、4月からの新たな中期計画期間開始に向け準備を進めているところです。

 今後とも、業務の一層の効率化や透明性の確保に努め、機構の業務遂行に関わられる生産者・事業者・消費者の皆様にとっての利便性の向上に一層意を用いるとともに、皆様のニーズに即した、そして事業の円滑・効果的な実施に資する、需給・流通・生産・経営等に関わる情報を、迅速にかつ分かりやすい言葉で提供して参ります。

 本年が皆様にとって希望に満ちた明るい年でありますことをご祈念申し上げ、新年のご挨拶と致します。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713



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