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3.日本の主要輸入先国の動向

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最終更新日:2013年5月10日

3.日本の主要輸入先国の動向

2013年5月

調査情報部

とうもろこし・コ−ンスターチ

米 国

 米国農務省(USDA)は4月10日、4月の世界農産物需給推計の月次報告を公表した。
 
【需給動向】

2012/13穀物年度の期末在庫、前月値を上方修正
 
 米国における2012/13穀物年度(2012年9月〜翌8月)のとうもろこしの生産量は、生産が既に終了しているため前月の予測値が据え置かれた。一方、需要面では、とうもろこし価格の高騰により一部が他の飼料穀物(大麦およびソルガム)に切り替えられたことから、飼料など向けが1億5000万ブッシェル(381万トン、1ブッシェル=25.4キログラム)下方修正された。また、原料であるとうもろこし需要の後退による価格の下落により、エタノール生産量がわずかに増加すると見込まれたことで、エタノール向け消費量は上方修正された。

 一方、輸出量は米国産とうもろこし価格の高止まりによる販売量の減少やブラジルおよびウクライナ産とうもろこしの輸出量の増加などを受け、前月の予測値から2500万ブッシェル(63万5000トン)引き下げられた。今回、エタノール向けなどの増加分以上に飼料等および輸出向けの下方修正幅が大きかったことから、期末在庫は前月から1億2500万ブッシェル(317万5000トン)上方修正され、期末在庫率は1.2ポイント増加した。
 
【価格動向】

2012/13穀物年度の生産者平均販売価格はブッシェル当たり6.65〜7.15ドル
 
 2012/13穀物年度の生産者平均販売価格は、米国産とうもろこしの需要の減少などを受け、前月の値から上値および下値ともに引き下げられ、1ブッシェル6.65〜7.15ドルと見込まれている。 

 (シカゴとうもろこし相場の直近のデータについては、当機構ホームページの「海外情報」に掲載しています。)
 (2013/14年度とうもろこしの需給見通しについては、「海外情報」に掲載しています。)

表3
【貿易動向】
1月に引き続き2月の輸出量も、前年同月比59.9%減と大幅に減少

 
 2013年2月のとうもろこし輸出量は、前年同月比57.9%減の140万9000トンとなった。2013年1〜2月の輸出量は、276万6000トンと前年同期比59.9%減であった。1〜2月における国別輸出量は、日本向け86万7000トン(前年同期比59.1%減)、中国向け67万2000トン(同9.0%増)、メキシコ向け54万トン(同71.6%減)であった。

 また、輸出価格(FOB)は前年同月比14.7%高のトン当たり330米ドル(約3万1400円:1米ドル=95.05円注)と依然高水準となっている。とうもろこし輸入国において、割高な米国産からブラジルなどの代替国産に切り替える状況は、前年から依然続いている。

注:3月末日TTS相場 
図4
【貿易動向】
2月の輸出量、前月から増加に転じるも前年度並みには回復せず

 
 2013年2月のコーンスターチ輸出量は、FOB価格が下落を始めた昨年12月以降、初めて前月を上回ったものの、前年同月比では18.3%減の8700トンであった。2013年1〜2月の輸出量は、1万6000トンと前年同期比26.0%減であった。1〜2月における国別輸出量は、カナダ向け6000トン(前年同期比12.0%増)、英国向け1500トン(同33.7%減)、メキシコ向け1400トン(同28.7%減)、日本向け1300トン(同51.0%減)であった。

 また、2月の輸出価格(FOB)は、前月から40米ドル下落し、トン当たり620米ドル(約5万8900円:1米ドル=95.05円注)となった。

注:3月末日TTS相場 
図5

タピオカでん粉

タ イ

【政策動向】
業種別による新ゾーニング制の商品作物6品目にキャッサバ選ばれる

 
 2013年2月18日、タイ国農業協同組合省(以下、「MOAC」とする。)は、農業経済指定地区を業種別に設けるという同国政府の方針に基づき、6品目(コメ、キャッサバ、パーム油、天然ゴム、さとうきび、飼料用とうもろこし)について、土壌の適合性などを考慮し、栽培地域を指定する農地ゾーニング制を発表した。MOACは、この制度を農産物のバランスを保つことで市場価格を安定させ、生産者の収入を増加させる生産活動を行うためとしている。
 
【価格動向】
3月のタピオカでん粉価格は上昇傾向で推移

 
 タイタピオカ取引協会(TTTA)によると、キャッサバ主要地域である東北部の3月下期キャッサバ価格は、キログラム当たり2.30〜2.60バーツ(でん粉含有率26〜28%)であった。

 一方、タイタピオカでん粉協会(TTSA)によると、4月23日現在のタピオカでん粉価格は、キログラム当たり13.8バーツ(トン当たり500米ドル)と、前月から0.6バーツ上昇した。東北部の一部で干ばつによるでん粉工場の断水から製造を中止していることや、キャッサバ価格の値上がりにより、でん粉価格は上昇した。 
図6
【貿易動向】
2月の日本向け輸出量、前年同月比6.3%減の1万7100トン

 
 2013年2月のタピオカでん粉輸出量は、17万3000トンと前年同月の9.2%増となった。2013年1〜2月の輸出量は、37万トンと前年同期比23.5%増であった。1〜2月における国別輸出量は、中国向け15万5000トン(前年同期の2.4倍)、インドネシア向け6万3200トン(前年同月比36.8%減)、台湾向け3万9100トン(同12.5%増)、日本向け2万1900トン(同6.3%減)となった。2012/13年度のキャッサバ生産量は前年度比3.6%増と見込まれており、中国向け輸出量の増加が著しい。 
図7

ばれいしょでん粉

E U

【生産動向】
2013/14年度産ばれいしょ植付け、天候不順により遅れる

 
 西ヨーロッパでは、春先の長雨と低温といった天候不順が報告されている。ドイツでは、3月下旬から4月にかけての低温により、ばれいしょ植付けが例年より2〜4週間遅れていると報告されている。2012年12月の北西ヨーロッパばれいしょ生産者協会(NEPG)のばれいしょ(生食用及び加工品)生産予測によると、2012/13年度産は、不作となった2006年の水準とされていることから、現在の各国における在庫量は低水準であると推測される。これらのことから、2013/14年度の生産により需給が改善されるまでの間、ばれいしょでん粉価格は引き続き高水準で推移するものと予想される。
 
【貿易動向】
1〜2月の輸出量、前年同期比18.0%減の5万1200トン

 
 2013年2月のばれいしょでん粉輸出量は、前年同月比6.0%減の2万6600トンとなった。2013年1〜2月の輸出量は、5万1200トンと前年同期比18.0%減であった。1〜2月における国別輸出量は、韓国向け7300トン(前年同期比15.3%減)、米国向け5000トン(同55.2%減)、中国向け2900トン(同36.6%減)、日本向け1500トン(同47.4%減)であった。2012年産のばれいしょは不作となっていることから、同期輸出量は前年と比べ減少している。

 また、2月の輸出価格(FOB)は、前月から20ユーロ下降したものの、トン当たり620ユーロ(約7万5800円:1ユーロ=122.23円注)の高水準である。

注:3月末日TTS相場 
図8

化工でん粉

タ イ

【貿易動向】
1〜2月の日本向け輸出量、前年同期比19.5%増の4万5600トン

 
 2013年2月のデキストリンおよびその他の化工でん粉の輸出量は、前年同月比27.3%増の7万3000トンとなった。近年、毎年輸出量が増加しているデキストリンおよびその他の化工でん粉は、インドネシアや中国といった近隣諸国での需要が拡大している。2013年1〜2月の輸出量は、14万6000トンと前年同期比25.9%増であった。1〜2月における国別輸出量は、日本向け4万5600トン(前年同期比19.5%増)、中国向け3万5700トン(前年同期の2.1倍)、インドネシア向け1万6000トン(前年同期比40.1%増)であった。

 また、2月の輸出価格(FOB)は、前月から10米ドル下落し、トン当たり720米ドル(約6万8400円:1米ドル=95.05円注)となった。

注:3月末日TTS相場 
図9

米 国

【貿易動向】
2月の輸出価格は上昇し、トン当たり960米ドル

 
 2013年2月のデキストリンおよびその他の化工でん粉の輸出量は、前年同月比7.8%増の3万5100トンとなった。2013年1〜2月の輸出量は、7万3900トンと前年同期比7.0%増であった。1〜2月における国別輸出量は、カナダ向け1万4000トン(前年同期比4.4%増)、日本向け9100トン(同7.0%減)、ドイツ向け6900トン(同85.5%増)であった。

 また、2月の輸出価格(FOB)は、前月から50米ドル上昇し、トン当たり960米ドル(約9万1200円:1米ドル=95.05円注)となった。

注:3月末日TTS相場 
図10

中 国

【貿易動向】
3月の輸出価格、トン当たり1070米ドルの高水準

 
 3月のデキストリンおよびその他の化工でん粉の輸出量は、前年同月比11.4%減の8000トンとなった。2013年1〜3月の輸出量は、前年同期比10.9%増の2万7400トンとなった。1〜3月における国別輸出量は、韓国向け1万500トン(前年同期の1.8倍)、日本向け8100トン(前年同期比2.2%減)、マレーシア向け2400トン(同21.7%減)であった。

 また、3月の輸出価格(FOB)は、前月から250米ドル上昇し、トン当たり1070米ドル(約10万2000円:1米ドル=95.05円注)となった。

注:3月末日TTS相場 
図11

E U

【貿易動向】
2月の輸出価格、トン当たり950ユーロの前月から高止まり

 
 2013年2月のデキストリンおよびその他の化工でん粉の輸出量は、前年同月比5.8%増の3万7900トンとなった。2013年1〜2月の輸出量は、7万7000トンと前年同期比9.5%増であった。1〜2月における国別輸出量は、トルコ向け1万3500トン(前年同期比2.5%減)、中国向け9100トン(前年同期の2.1倍)、ロシア向け7800トン(前年同期比10.1%増)、日本向け5700トン(同20.2%減)であった。

 また、2月の輸出価格(FOB)は、前月と変わらず、トン当たり950ユーロ(約11万6000円:1ユーロ=122.23円注)であった。

注:3月末日TTS相場
 
図12

豪 州

【貿易動向】
1〜2月の輸出量、前年同期比16.3%減の2900トン

 
 2013年2月のデキストリンおよびその他の化工でん粉の輸出量は、前年同月比19.2%減の1300トンとなった。2013年1〜2月の輸出量は、2900トンと前年同期比16.3%減であった。1〜2月における国別輸出量は、日本向け1400トン(前年同期比43.3%減)、ニュージーランド向け510トン(前年同期の2.2倍)、中国向け170トン(同2.2倍)となった。

 また、2月の輸出価格(FOB)は、前月から70米ドル下落し、トン当たり1690米ドル(約16万1000円:1米ドル=95.05円注)となった。

注:3月末日TTS相場 
図13
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農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713



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