地域だより

鹿児島事務所
 

　当事務所では、平成25年4月24日（水）に、平成25年度の情報収集提供業務について、県内関係者から意見・要望を聴取し、情報ニーズを明確化した上で実施することを目的に、第一回地域情報交換会を開催し、行政、生産者団体、でん粉製造事業者・団体、甘しゃ糖製造事業者、農業関係の学識経験者など15名が出席した。

　当事務所の星所長の挨拶に続き、当機構調査情報部から当機構全体の平成25年度における情報収集提供業務の重点テーマ、当事務所から事務所管内における平成24年度における情報収集提供業務の実績および同重点テーマを踏まえた平成25年度の情報収集提供業務の実施計画案（以下、「実施計画案」という。）について説明を行った後、各出席者から実施計画案などに対する意見・要望を伺うとともに、各出席者の活動状況などについて情報・意見交換を行った。

　当事務所が行う平成25年度の情報収集提供業務の実施計画案のうち、でん粉の価格調整制度の安定的な運営に資する取組の中の「かんしょでん粉製造事業者と実需者との交流会」の開催については、原料生産者、でん粉製造事業者、消費者やでん粉利用業者などが一堂に会する貴重な場であり大変有意義なことであると評価する意見が出された。また、砂糖の価格調整制度の周知・浸透の取組の中の「移動消費者の部屋への参加」（農林水産省九州農政局鹿児島地域センター主催）については、同センターから当事務所と連携、協力しつつ取り組みたいとの意見をいただいた。

　なお、出席者からの活動状況などにかかる情報提供では、平成24年産はさとうきびならびにかんしょがともに記録的な不作であったことから、平成24年度補正予算で措置されたさとうきび等安定生産体制緊急確立事業を積極的に活用したいとの意見や、かんしょの安定生産のためにバイオ苗などの普及を計画しているなどの報告があった。

　最後に星所長から、今後とも関係者のニーズに沿った情報提供に努めるとともに、消費者に対しても砂糖・でん粉についての正しい知識について広くPRしていくこととし、出席者の皆様へ更なる協力・連携をお願いして交換会を終了した。