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2.日本の主要輸入先国の動向

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最終更新日:2014年1月10日

2.日本の主要輸入先国の動向

2014年1月

トウモロコシ・コ−ンスターチ

米 国

 米国農務省(USDA)は12月10日、2013/14穀物年度(2013年9月〜翌8月)の国内外の主要農作物需給見通し(12月予測)を公表した。

【需給動向】
トウモロコシ消費の増加予測を受けて、期末在庫量は減少見込み


 米国の2013/14穀物年度のトウモロコシ総供給量は、前月予測から500万ブッシェル(12.7万トン)増の148億4200万ブッシェル(3億7700万トン、前月比0.03%増)の見通しとなった(表2)。収穫面積および単収ともに、前月の予測値に据え置かれたことから、生産量は139億8900万ブッシェル(3億5532万トン)と据え置かれたものの、記録的な増産が見込まれるカナダ産の米国市場への流入増加の見込みを受けて、輸入量は上方修正された。

 総消費量は、10月中旬以降のエタノールの増産基調を受けて、エタノール向け消費量が前月の予測値から5000万ブッシェル(127万トン)の増加が見込まれるなど、飼料向けを除きいずれも上方修正されたことから、同1億ブッシェル(254万トン)増の130億5000万ブッシェル(3億 3147万トン)とされた。

 期末在庫量は、総消費量が上方修正されたことを受け、同9500万ブッシェル(241万トン)引き下げられ、17億9200万ブッシェル(4552万トン)となった。これにより、期末在庫率は、前月予測から0.9ポイント減の13.7パーセントと見込まれている。
 
【価格動向】
生産者平均販売価格は、1ブッシェル当たり4.05〜4.75ドルに下落との予測


 2013/14年度の生産者平均販売価格は、前月予測から下値および上値は共に引き下げられ、1ブッシェル当たり4.05〜4.75米ドル(417円〜489円:1米ドル=103円)と予測している(表2)。今月は、上値の引き下げが大きかったことから、価格帯が狭まり、中値は前月比10セント減の4.4米ドル(453円)となった。

 注:11月末日TTS相場

【貿易動向:トウモロコシ】
9月の輸出(FOB)価格、続落


 2013年9月のトウモロコシ輸出量は、調達先の多様化などを背景に、日本や中国向けなどの大幅な減少を受けて、前年同月比13.0パーセント減の203万8300トンとなった(図3)。国別に見ると、メキシコ向けは66万トン(前年同月比80.9%増)と大幅に増加し、シュア32.3パーセントと日本を抜いて首位に躍り出た。一方、日本向けは53万9800トン(同39.6%減)、中国向け33万3300トン(同39.8%減)、韓国向け1,700トン(同98.9%減)とそれぞれ大幅に減少した。

 1〜9月の輸出量では、前年同期比49.2パーセント減の1364万2700トンとなった。国別に見ると、日本向け482万3100トン(前年同期比42.1%減)、メキシコ向け376万7400トン(同49.2減)、中国向け147万8100トン(同59.5%減)、韓国向け10万8000トン(同94.1%減)となった。

 9月の輸出(FOB)価格は、2013/14年度の米国産の豊作見込みなどを受けて続落し、前月比32.0米ドル安(前月比11.2%安)の1トン当たり254.1米ドル(2万6172円:1米ドル=103円)と続落し、前年同月比でも25.3パーセント安と大幅に下落した。

 注:11月末日TTS相場
 
【貿易動向:コーンスターチ】
9月の輸出(FOB)価格、反転。前年同月並みに


 2013年9月のコーンスターチ輸出量は、前年同月比36.1パーセント減の8,600トンと、引き続き1万トン台を割り込んだ(図4)。国別に見ると、カナダ向けが3,000トン(前年同月比14.6%減)と減少したほか、メキシコ向け1,000トン(同69.8%減)、英国向け790トン(同44.6%減)、日本向け76トン(同93.3%減)とそれぞれ大幅に減少した。

 1〜9月の輸出量では、前年同期比30.1パーセント減の8万5600トンとなった。国別に見ると、カナダ向け2万6300トン(前年同期比8.6%減)、メキシコ向け1万1900トン(同54.9%減)、英国向け1万1600トン(同3.5%減)と減少し、日本向けも2,700トン(同74.6%減)と大幅に減少した。

 9月の輸出(FOB)価格は、前月から反転し、1トン当たり633.9米ドル(6万5292円、前年同月比3.4%高)となった。8月は、前月比11.9パーセント高と上昇したものの、9月は同9.2パーセント安(64.0米ドル安:6,592円、1米ドル=103円)と反転し、前年同月並みの水準となった。

 注:11月末日TTS相場
 

タピオカでん粉

タ イ

【価格動向】
輸出(FOB)価格、タイバーツ安を背景に下落


 タイタピオカ取引協会(TTTA)によると、コメの収穫に人手が取られるなどして、キャッサバの収穫作業に遅れが生じていることから、11月下旬のキャッサバ供給量はタイトな状況となっている。なお、12月上旬には、コメの収穫作業に一定の目途が立つと見込まれることから、12月後半には、キャッサバの収穫が進むことで、市場への供給量の回復が期待されている。

 11月下旬のキャッサバ価格は、供給量の低迷などにより、主産地の東北部では、でん粉含有率23〜25パーセントで、前月比でそれぞれ0.20バーツ高の1キログラム当たり2.40〜2.70バーツ(7.9〜8.9円:1バーツ=3.28円)となり、東部および西部では、でん粉含有率22〜24パーセントで、それぞれ同0.10バーツ高の同2.10〜2.40バーツ(6.9〜7.9円)となった。

 タイタピオカでん粉協会(TTSA)によると、12月3日現在のタピオカでん粉価格は、前月第1週と変わらず1キログラム当たり13.5バーツ(44.3円:前年同月比1.5%高)となった(図5)。輸出(FOB)価格(バンコク)は、同15米ドル安の1トン当たり440米ドル(4万5320円:1米ドル=103円、同2.2%減)となった。TTTAによると、中国の需要は依然高いものの、最近、タイバーツが弱含んでいる状況を受け、輸出業者が取引に消極的となっているとしている。

 なお、現地報道によると、インラック首相が12月9日、下院の解散と総選挙の実施を発表したことにより、11月に公表されたキャッサバ農家に対する担保融資制度や生産資材等への補助などの支援策の審議延期が懸念されたものの、同国副首相兼商務大臣は、当該支援策の緊急性を理由に、国会の決議を経ずに支援策の実施が講じられるように対応している旨を発表した。依然緊張が続く同国の政局や当該支援策の動向について関心が高まっている。

 注:11月末日TTS相場
 
【貿易動向】
10月の輸出量、高まる中国需要を背景に増加


 2013年10月のタピオカでん粉輸出量は、前年同月比2.9パーセント増の25万9000トンとなった。国別に見ると、マレーシア向け1万4000トン(前年同月比44.4%減)、インドネシア向け1万2400トン(同87.0%減)、日本向け9,100トン(同32.8%減)と大幅に減少したものの、中国向け15万7100トン(同171.6%増)、台湾向け3万600トン(同24.8%増)と大幅に増加し、中国向けは同月輸出量の6割を占めた。今後、中国元高タイバーツ安の為替状況を背景に、中国向け輸出の動向に関心が高まっている。

 1〜10月の輸出量は、前年同期比2.3パーセント増の191万3600トンとなった。国別に見ると、中国向け88万4000トン(前年同期比94.7%増)、台湾向け22万9800トン(同9.3%増)と増加した。一方、インドネシア向け22万600トン(同63.9%減)、マレーシア向け15万7400トン(同22.4%減)、日本向け10万800トン(同16.1%減)と減少した。
 

ベトナム

【生産動向】
キャッサバ作付面積、南部で作付けが進むも微減


 農業かんがい省によると、2013年11月現在のキャッサバの作付面積は、前年同月比2.6パーセント減の50万7400ヘクタールとなった(11月15日時点:表3)。11月は、北部で収穫期となる中で、南部は作付けが進んだものの、前年同月比で3.9パーセントの減少となったことで、全体の作付面積は減少した。

 資料:AgroMonitor “CASSAVA & STARCH MONTHLY REPORT-November 2013”
 
【貿易動向】
タピオカでん粉輸出量、年初来初めて前年同月を上回る


 税関総局によると、2013年10月のタピオカでん粉輸出量は、前月に続き増加し、前月比30.3パーセント増の14万3000トンとなった。10月は、中国や他のアジア諸国の需要の高まりを受けて急激に回復し、年初来初めて前年同月を上回る状況となった(前年同月比2.6%増)。

 1〜10月の輸出量は、前年同期比20.0パーセント減の117万600トンとなった。輸出額は、同10.4パーセント減の5億4160万米ドル(557億8480万円:1米ドル=103円)となった(表4)。国別に見ると、台湾向けの40.4パーセント減をはじめとして全体的に減少傾向にあるなか、中国向けは同4.6パーセントの減少(4億7640万米ドル:490億6920万円)にとどまっており、ベトナムのタピオカでん粉輸出市場における中国の影響力がますます高まりつつある状況にある。

 輸出(FOB)価格(ホーチミン)は、11月に入り下落基調となり、11月第5週の価格は、1トン当たり435米ドル(4万4805円)となった(図7)。現地トレーダーによると、タイ産の中国向け輸出の増加などを背景に、中国国内で在庫が滞留していることで、中国からの引き合いが減少していることなどにより、11月後半以降、輸出価格が急激に下落している。

 資料:AgroMonitor “CASSAVA & STARCH MONTHLY REPORT-November 2013”
 注:11月末日TTS相場
 
 

ばれいしょでん粉

E U

【貿易動向】
9月の日本向け輸出量、前年同月比97.0パーセント減


 2013年9月のばれいしょでん粉輸出量は、前年同月比18.1パーセント減の2万2700トンとなった(図8)。国別に見ると、韓国向けが3,900トン(前年同月比6.1%減)となったほか、米国向け3,100トン(同34.1%減)、中国向け2,200トン(同37.7%減)、日本向け20トン(同97.0%減)と大幅に減少した。

 1〜9月の輸出量は、前年同期比19.8パーセント減の18万3400トンとなった。国別に見ると、韓国向けが4万トン(前年同期比11.0%増)と増加したものの、米国向け2万4300トン(同26.8%減)、中国向け1万4600トン(同37.0%減)、ペルー向け9,100トン(同18.9%減)、日本向け6,800トン(同48.4%減)と大幅に減少した。

 9月の輸出(FOB)価格は、6月以降下落基調であったものが反転し、前月比11.3ユーロ高(前月比2.0%高)の1トン当たり578.5ユーロ(8万1569円:1ユーロ=141円)となった。

 注:11月末日TTS相場

化工でん粉

タ イ

【貿易動向】
輸出(FOB)価格、緩やかな下落傾向が続く


 2013年10月のデキストリンおよびその他の化工でん粉(以下「化工でん粉など」という。)の輸出量は、前年同月比12.6パーセント減の7万9200トンとなった(図9)。国別に見ると、インドネシア向けが7,800トン(前年同月比28.3%増)と増加したものの、日本向け2万3100トン(同17.3%減)、中国向け2万400トン(同34.4%減)と大幅に減少した。

 1〜10月の輸出量は、前年同期比5.7パーセント増の75万8900トンとなった。国別に見ると、日本向け27万200トン(前年同期比9.7%増)、インドネシア向け7万5100トン(同21.8%増)と増加した。一方、中国向けは、同9.5パーセント減の16万3100トンとなった。

 10月の輸出(FOB)価格は、前月に続いて続落し、前月比6.5米ドル安(前月比0.9%安)の1トン当たり735.5米ドル(7万5758円:1米ドル=103円、前年同月比9.6%高)となった。タイバーツの下落基調を受けて、今後も下落基調が続くのか関心が高まっている。

 注:11月末日TTS相場

米 国

【貿易動向】
9月の日本向け輸出価格、続落


 2013年9月の化工でん粉などの輸出量は、前年同月比13.6パーセント減の3万4900トンとなった(図10)。国別に見ると、中国向け3,600トン(前年同月比72.3%増)と大幅に増加したものの、カナダ向け6,000トン(同14.2%減)、ドイツ向け5,000トン(同0.4%減)、日本向け4,600トン(同20.8%減)、メキシコ向け2,600トン(同17.6%減)と減少した。

 1〜9月の輸出量は、前年同期比3.0パーセント増の32万9600トンとなった。国別に見ると、カナダ向け6万トン(前年同期比1.6%減)、日本向けは3万8900トン(同6.3%減)と減少したものの、メキシコ向け3万2300トン(同1.5%増)、ドイツ向け2万9700トン(同1.1%増)、中国向け2万5600トン(同30.4%増)と増加した。

 9月の輸出(FOB)価格は、前月に続いて続落し、前月比43.0米ドル安(前月比4.4%安)の1トン当たり932.3米ドル(9万6030円:1米ドル=103円、前年同月比0.2%高)となった。国別に見ると、日本向けが前年同月比17.1パーセント安の654.8米ドル(6万7444円)、中国向けが同14.6パーセント安の844.85米ドル(8万7020円)とそれぞれ下落した一方、主要輸出先国であるカナダ向けは10.0パーセント高の1091.8米ドル(11万2455円)と上昇するなど、輸出先によってFOB価格の動きにばらつきが生じた。

 注:11月末日TTS相場

中 国

【貿易動向】
11月の日本向け輸出価格、反転。前月比23.2%高の731.0米ドルに


 2013年11月の化工でん粉などの輸出量は、前年同月比12.2パーセント減の9,900トンとなった(図11)。国別に見ると、韓国向け4,400トン(前年同月比34.3%減)と大幅に減少した一方、日本向け2,700トン(同13.7%増)と増加したほか、マレーシア向けが1,100トン(同85,9%増)と大幅に増加した。

 1〜11月の輸出量は、前年同期比7.2パーセント増の10万7500トンとなった。国別に見ると、韓国向け4万7000トン(前年同期比33.1%増)と大幅に増加したものの、日本向け2万9000トン(同9.8%減)と減少した。

 11月の輸出(FOB)価格は、前月から反転し、前月比31.8米ドル安(前月比3.6%安)の1トン当たり841.1米ドル(8万6637円:1米ドル=103円、前年同月比8.3%高)となった。輸出シェアの4割を占める韓国向けFOB価格は、前月から152.5米ドル安(前月比19.7%安)の同621.6米ドル(前年同月比1.8%安)と大幅に下落した一方、日本向けFOB価格は、前月から137.6米ドル高(前月比23.2%高)の同731.0米ドル(前年同月比2.1%安)と大幅に上昇し、韓国向けFOB価格を同100米ドル以上上回った。

 注:11月末日TTS相場

E U

【貿易動向】
9月の輸出価格、反転。950ユーロ割れに


 2013年9月の化工でん粉などの輸出量は、前年同月比0.5パーセント増の3万7200トンとなった(図12)。国別に見ると、トルコ向け8,200トン(前年同月比8.2%増)、ロシア向け4,100トン(同2.2%増)と増加したものの、中国向け5,500トン(同14.9%減)、日本向け3,500トン(同6.2%減)と減少した。

 1〜9月の輸出量は、前年同期比4.6パーセント増の32万5900トンとなった。国別に見ると、中国向け3万8200トン(前年同期比14.3%増)、ロシア向け3万8100トン(同4.4%増)と増加した。一方、トルコ向け6万9100トン(同2.4%減)、日本向け2万6400トン(同16.9%減)と減少した。

 9月の輸出(FOB)価格は、前月から反転し、前月比28.0ユーロ安(前月比2.9%安)の1トン当たり946.7ユーロ(13万3486円:1ユーロ=141円、前年同月比6.8%高)と再び950ユーロを割り込んだ。

 注:11月末日TTS相場

豪 州

【貿易動向】
10月の日本向け輸出量、半減


 2013年10月の化工でん粉などの輸出量は、前年同月比45.4パーセント減の1,100トンと大幅に減少した(図13)。国別に見ると、中国向けは170トン(前年同月比4.7%増)と増加したものの、日本向けは570トン(同51.2%減)と半減となり、ニュージーランド向けも180トン(同13.2%減)と減少した。

 1〜10月の輸出量は、前年同期比22.5パーセント減の1万4300トンとなった。国別に見ると、ニュージーランド向け1,800トン(前年同期比7.2%増)、中国向け1,200トン(同9.6%増)と増加したものの、日本向けが6,900トン(同40.0%減)と大幅に減少した。

 10月の輸出(FOB)価格は、前月から反転し、前月比39.5米ドル高(前月比2.4%高)の1トン当たり1,658.0米ドル(17万0774円:1米ドル=103円、前年同月比19.6%高)となった。

 注:11月末日TTS相場
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713



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