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でん粉の国内需給

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最終更新日:2014年2月10日

でん粉の国内需給

2014年2月

調査情報部

1.需給見通し

 農林水産省は、7月に「平成25年度でん粉の需給見通し」を公表した。その概要は以下のとおりである(詳細は、2013年8月号参照)。
 

2.輸入動向

【天然でん粉の輸入動向】
11月の天然でん粉の輸入量は、前年同月を32.1パーセント下回る


 財務省「貿易統計」によると、2013年11月の天然でん粉の輸入量は、前年同月比32.1パーセント減の1万4059トン(前月比104.5%増)となった(図1)。

 その内訳をみると、タピオカでん粉が前年同月比34.2パーセント減の1万2111トン(前月比99.7%増)、サゴでん粉が同5.2パーセント減の1,628トン(同107.9%増)、ばれいしょでん粉が同75.7パーセント減の122トン(前月比は省略)と、前年同月を下回った一方、その他のでん粉は同228.2パーセント増の198トン(同650.8%増)と前年同月を上回った。なお、前月比を見るといずれも大幅に増加しているが、これは、10月の輸入が、「とうもろこし等の関税割当制度に関する省令(昭和40年農林省令第13号)」第6条の規定に基づく年度下期の関税割当公表(平成25年10月1日公表)を参考に行われたためであり、例年同様の動向となっている。

 タピオカでん粉の最大の輸入先国は、タイである。11月の輸入量の内訳は、タイ9,323トン(シェア77%)、ベトナム2,788トン(同23%)となった。また、ばれいしょでん粉は、オランダ100トン(同82%)、ドイツ22トン(同18%)となり、デンマークからの輸入はなかった。サゴでん粉の輸入先国は、マレーシアとインドネシアである。11月の輸入量の内訳は、マレーシア1,376トン(同85%)、インドネシア252トン(同15%)となった。

 同月の1トン当たり天然でん粉(種別)輸入価格は、タピオカでん粉が4万6475円(前年同月比26.5%高、前月比0.1%安)、サゴでん粉が6万3139円(同21.3%高、同1.8%安)、ばれいしょでん粉が10万9746円(同51.4%高、前月比は省略)となった(図2)。タピオカでん粉の輸入価格は、13カ月連続で前年同月を上回って推移しているものの、8月をピークに下落している。タピオカでん粉の最大の輸入先国であるタイの国内価格下落の影響が注目される。

注:2013年10月のばれいしょでん粉輸入量は600キログラムとわずかだったため、数量の推移を見るに適当でないことから、前月比は省略する。また、輸入価格(1トン当たり132万円)については、輸入量がわずかだったため、価格への数量の影響が大きくなり、価格動向の推移を見るに適当でないことから、前月比は省略する。
 
 
【化工でん粉の輸入動向】
11月のでん粉誘導体の輸入価格は、前年同月比、前月比ともに上昇


 財務省「貿易統計」によると、2013年11月の化工でん粉の輸入量は、前年同月比4.9パーセント減の3万3790トン(前月比36.1%減)となった(図3)。

 その内訳をみると、でん粉誘導体(HSコード3505.10-100)が3万2681トン(前年同月比1.2%減、前月比36.0%減)、デキストリン(HSコード3505.10-200)が1,109トン(前年同月比54.9%減、前月比39.1%減)となった。

 でん粉誘導体の最大の輸入先国は、タイである。11月の主要輸入先国からの輸入量は、タイ1万8321トン(シェア56%)、次いでベトナム3,763トン(同12%)、中国2,730トン(同8%)、米国1,854トン(同6%)となり、上位4カ国で輸入量の8割以上を占めている。

 デキストリンの輸入量は、上位輸入先国の数量および各国のシェアも含め、月ごとの増減が大きい。11月の主要輸入先国からの輸入量は、最大となったタイで450トン(シェア41%)、次いで中国194トン(同17%)、ベルギー130トン(同12%)となった。

 一方、同月の1トン当たり種別輸入価格は、でん粉誘導体が8万4797円(前年同月比19.1%高、前月比5.0%高)、デキストリンが11万7263円(前年同月比50.4%高、前月比45.3%高)となった。
 
【コーンスターチ用トウモロコシの輸入動向】
11月の輸入価格は、前年同月比、前月比ともに下落


 財務省「貿易統計」によると、2013年11月のコーンスターチ用トウモロコシの輸入量は、前年同月を19.2パーセント下回る21万4484トン(前月比2.2%増)となった(図4)。また、1〜11月の輸入数量は290万729トンとなり、前年同期(291万8732トン)と同水準となっている。

 最大の輸入先国は、米国である。11月の主要輸入先国からの輸入量を見ると、米国は17万2917トン(シェア81%)、次いでブラジル2万2000トン(同10%)、フランス9,930トン(同5%)となった。

 一方、同月の1トン当たり輸入価格は、豊作による米国産トウモロコシ価格の下落により、前年同月比、前月比ともに下落の2万9779円(前年同月比9.3%安、前月比10.4%安)となった。
 
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713



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