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でん粉の国内需給

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最終更新日:2014年6月10日

でん粉の国内需給

2014年6月

調査情報部

1.需給見通し

 農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、でん粉に関して適切な価格調整を図るため、半期ごとにでん粉の需給見通しを公表することとしている。2月に公表したでん粉の需給見通しの概要は、以下のとおり(詳細は2014年3月号参照)。
 
 

2.輸入動向

【天然でん粉の輸入動向】
3月のタピオカでん粉の輸入価格は、17カ月ぶりに前年同月を下回る

 財務省「貿易統計」によると、2014年3月の天然でん粉の輸入量は、2万57トン(前年同月比30.6%増、前月比37.1%減)となった(図1)。

 品目別の輸入量は、次のとおりであった。

タピオカでん粉 1万6970トン (前年同月比37.5%増、前月比39.8%増)
サゴでん粉 1864トン (同13.2%増、同24.8%増)
ばれいしょでん粉 1163トン (同2.4%減、同29.1%増)
その他のでん粉 60トン (同67.5%減、同41.3%減)

品目別の国別の輸入量は、次のとおりであった。

タピオカでん粉 
タイ 1万6868トン(シェア99%) 
ベトナム 102トン(同1%)

サゴでん粉 
マレーシア 1486トン(同80%) 
インドネシア 378トン(同20%)

ばれいしょでん粉 
デンマーク 840トン(同72%) 
オランダ 300トン(同26%) 
ドイツ 23トン(同2%) 
フランス 1トン(同0%)
 
2014年3月の品目別の1トン当たり輸入価格は、次のとおりであった(図2)。

タピオカでん粉 4万2950円 (前年同月比1.2%安、前月比5.1%安)
サゴでん粉 6万6828円 (同10.9%高、同0.3%安)
ばれいしょでん粉 10万1953円 (同17.7%高、同2.1%高)

 タピオカでん粉は、2012年11月以降前年同月を上回る水準で推移していたが、タイ産の価格の下落により、17カ月振りに前年同月を下回った。なお、サゴでん粉は2013年4月以降、ばれいしょでん粉は2013年5月以降、前年同月を上回る水準で推移している。
 
【化工でん粉の輸入動向】
3月の化工でん粉の輸入量は、前年同月を21.1%下回る

 財務省「貿易統計」によると、2014年3月の化工でん粉の輸入量は、2万9379トン(前年同月比21.1%減、前月比24.5%減)となった(図3)。

 品目別の輸入量は、次のとおりであった。

でん粉誘導体 2万8632トン (前年同月比19.4%減、前月比22.4%減)
デキストリン 747トン (同55.8%減、同63.1%減)

 でん粉誘導体の最大の輸入先国は、タイである。2014年3月の主要輸入先国からの輸入量は、次のとおりであり、上位4カ国で輸入量の7割以上を占めている。

タイ 1万3215トン(シェア46%)
中国 3962トン(同14%)
ベトナム 2733トン(同10%)
米国 1821トン(同6%)

 デキストリンの輸入量は、上位輸入先国の数量および各国のシェアも含め、月ごとの増減が大きい。2014年3月の主要輸入先国からの輸入量は、次のとおりであり、上位4カ国で輸入量の7割以上を占めている。

中国 163トン(シェア22%)
ベトナム 160トン(同21%)
タイ 134トン(同18%)
ベルギー 86トン(同12%)

 2014年3月の1トン当たり種別輸入価格は、次のとおりであった(図3)。

でん粉誘導体 8万9198円 (前年同月比10.1%高、前月比5.8%高)
デキストリン 14万9741円 (同103.9%高、同63.7%高)

 でん粉誘導体の価格の推移を見ると、2013年5月以降、月により上昇・下落はあるものの、高値で推移している。
 
【コーンスターチ用トウモロコシの輸入動向】
1トン当たり輸入価格は、前年同月比・前月比ともに下落が続く

 財務省「貿易統計」によると、2014年3月のコーンスターチ用トウモロコシの輸入量は、 36万6829トン(前年同月比4.0%増、前月比93.4%増)(図4)となり、輸入先国は米国のみであった。

 輸入価格は、2013年4月をピークに下落が続いている。2014年3月の1トン当たり輸入価格は、米国産が豊作だったことから、前年同月比、前月比ともに下落の2万7585円(前年同月比22.0%安、前月比2.1%安)となった。
 
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713



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