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でん粉の国内需給

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最終更新日:2014年7月10日

でん粉の国内需給

2014年7月

調査情報部

1.需給見通し

 農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、でん粉に関して適切な価格調整を図るため、半期ごとにでん粉の需給見通しを公表することとしている。2月に公表したでん粉の需給見通しの概要は、以下のとおり(詳細は2014年3月号参照)。
 
 

2.輸入動向

【天然でん粉の輸入動向】
4月の各種天然でん粉の輸入量は、いずれも前月を下回る

 財務省「貿易統計」によると、2014年4月の天然でん粉の輸入量は、6566トン(前年同月比52.9%増、前月比67.3%減)となった(図1)。

 品目別の輸入量は、以下のとおりであった。

タピオカでん粉 5086トン (前年同月比27.2%増、前月比70.0%減)
サゴでん粉 882トン (同444.4%増、同52.7%減)
ばれいしょでん粉 524トン (同337.1%増、同54.9%減)
その他のでん粉 74トン (同488.2%増、同24.0%増)

 輸入者は、上期(4〜9月)について、とうもろこし等の関税割当制度に関する省令(昭和40年農林省令第13号)第6条の規定に基づく年度上期の関税割当公表(平成26年4月1日公表)を参考に輸入を行う。上期の開始月である4月の輸入量は例年少なく、2014年についても同様の傾向となった。

 品目別の国別の輸入量は以下のとおりであった。

タピオカでん粉
 タイ 5086トン(シェア100%)

サゴでん粉
 マレーシア 702トン(同80%)
 インドネシア 180トン(同20%)

ばれいしょでん粉
 デンマーク 520トン(同99%)
 ドイツ 4トン(同1%)
 オランダ 100キログラム(同0%)
 
 2014年4月の品目別の1トン当たり輸入価格は、以下のとおりであった(図2)。

タピオカでん粉 4万6457円 (前年同月比2.1%高、前月比8.2%高)
サゴでん粉 6万3600円 (同2.6%安、同4.8%安)
ばれいしょでん粉 10万1999円 (同20.0%高、前月同)

 タピオカでん粉の輸入価格は、2012年11月以降前年同月を上回る水準で推移し、2014年3月は17カ月ぶりに前年同月を下回ったものの、4月は再び上昇に転じた。サゴでん粉は2013年4月以降前年同月を上回る水準で推移していたが、13カ月ぶりに前年同月を下回った。ばれいしょでん粉は2013年5月以降、前年同月を上回る水準で推移している。
 
【化工でん粉の輸入動向】
4月のでん粉誘導体の輸入価格は、12カ月ぶりに1トン当たり7万円台に

 財務省「貿易統計」によると、2014年4月の化工でん粉の輸入量は、5万5838トン(前年同月比0.4%増、前月比90.1%増)となった(図3)。

 品目別の輸入量は、以下のとおりであった。

でん粉誘導体 5万3928トン (前年同月同、前月比88.4%増)
デキストリン 1909トン (同10.3%増、同155.6%増)

 でん粉誘導体の最大の輸入先国は、タイである。主要輸入先国からの輸入量は以下のとおりで、上位4カ国で輸入量の9割近くを占めている。

タイ 4万557トン(シェア75%)
ベトナム 2945トン(同5%)
中国 2410トン(同4%)
米国 1857トン(同3%)

 デキストリンの輸入量は、上位輸入先国の数量および各国のシェアも含め、月ごとの増減が大きい。主要輸入先国からの輸入量は以下のとおりで、上位4カ国で輸入量の9割近くを占めている。

タイ 687トン(シェア36%)
フランス 480トン(同25%)
中国 265トン(同14%)
マレーシア 228トン(同12%)

 4月の1トン当たり輸入価格は、以下のとおりであった(図3)。

でん粉誘導体 7万7396円 (前年同月比3.5%高、前月比13.2%安)
デキストリン 8万5183円 (同8.4%安、同43.1%安)

 でん粉誘導体の輸入価格は、2013年5月以降、月により上昇・下落はあるものの、1トン当たり8万円台と高値で推移していた。2014年4月は、価格の安いタイ産が輸入量の75%まで拡大し、12カ月ぶりに同7万円台まで下落した。
 
【コーンスターチ用トウモロコシの輸入動向】
輸入価格は緩やかに下落

 財務省「貿易統計」によると、2014年4月のコーンスターチ用トウモロコシの輸入量は、19万6368トン(前年同月比11.5%増、前月比46.5%減)(図4)となり、輸入先国は米国のみとなった。

 4月の1トン当たり輸入価格は、米国産の豊作を受け、前年同月比、前月比ともに下落の2万7551円(前年同月比26.4%安、前月比0.1%安)となった。輸入価格は、2013年4月をピークに下落が続いているが、2013年12月以降については前月比増減率がマイナス2%台以下で推移しており、下落基調は緩やかになっている。
 
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713



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