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でん粉の国内需給

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最終更新日:2015年1月9日

でん粉の国内需給

2015年1月

調査情報部

1.需給見通し

 農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、でん粉に関して適切な価格調整を図るため、半期ごとにでん粉の需給見通しを公表している。7月に公表したでん粉の需給見通しの概要は、以下のとおり(詳細は2014年8月号参照)。
 
 

2. 輸入動向

【天然でん粉の輸入動向】
10月の天然でん粉の輸入量は、前月を大幅に下回る

 財務省「貿易統計」によると、2014年10月の天然でん粉の輸入量は、7315トン(前年同月比6.4%増、前月比65.1%減)となった(図1)。品目別の輸入量は、以下のとおりであった。

タピオカでん粉 6128トン (前年同月比1.1%増、前月比65.4%減)
サゴでん粉 1044トン (同33.3%増、同53.8%減)
ばれいしょでん粉 65トン (前年同月の108倍、同93.3%減)
その他のでん粉 78トン (同196.3%増、同148.4%増)

 前月比を見ると、その他のでん粉を除き、いずれも大幅に減少しているが、これは、輸入者が、「とうもろこし等の関税割当制度に関する省令(昭和40年農林省令第13号)」第6条(以下「省令第6条」という)の規定に基づく年度下期の関税割当公表(平成26年10月1日公表)を参考に輸入を行うためであり、10月の輸入量減少は、例年同様の傾向となっている。品目別の国別の輸入量は以下のとおりであった。

タピオカでん粉
 タイ 5516トン(シェア90%)
 ミャンマー 612トン(同10%)

サゴでん粉
 インドネシア 576トン(同55%)
 マレーシア 468トン(同45%)

ばれいしょでん粉
 ドイツ 44トン(同68%)
 デンマーク 20トン(同31%)
 オランダ 1トン(同1%)
 
 2014年10月の品目別の1トン当たり輸入価格は、以下のとおりであった(図2)。

タピオカでん粉 4万7218円 (前年同月比1.5%高、前月比7.5%高)
サゴでん粉 6万7939円 (同5.7%高、同2.0%安)

 タピオカでん粉の輸入価格は、5カ月連続で前年同月を下回って推移していたが、10月は6カ月ぶりに前年同月を上回った。サゴでん粉は、6カ月連続で前年同月を上回って推移している。
 
【化工でん粉の輸入動向】
でん粉誘導体の輸入価格は、4カ月連続で8万円台で推移

 財務省「貿易統計」によると、2014年10月の化工でん粉の輸入量は、4万6459トン(前年同月比12.2%減、前月比22.5%増)となった(図3)。品目別の輸入量は、以下のとおりであった。

でん粉誘導体 4万5070トン (前年同月比11.8%減、前月比24.9%増)
デキストリン 1389トン (同23.7%減、同25.1%減)

 でん粉誘導体の最大の輸入先国は、タイである。主要輸入先国からの輸入量は以下のとおりで、上位3カ国で輸入量の8割以上を占めている。

タイ 3万2871トン(シェア73%)
ベトナム 3133トン(同7%)
中国 2863トン(同6%)

 デキストリンの輸入量は、上位輸入先国の数量および各国のシェアも含め、月ごとの増減が大きい。主要輸入先国からの輸入量は以下のとおりで、上位3カ国で輸入量の7割以上を占めている。

タイ 824トン(シェア59%)
米国 128トン(同9%)
ベトナム 114トン(同8%)

 10月の1トン当たり輸入価格は、以下のとおりであった(図3)。

でん粉誘導体 8万2501円 (前年同月比2.2%高、前月比2.4%安)
デキストリン 10万8521円 (同34.4%高、同21.9%高)

 でん粉誘導体の輸入価格は、2013年5月以降1トン当たり8万円台と高値で推移している。12カ月ぶりに同7万円台まで下落した2014年4月以降、5月は同8万円台、6月は再び同7万円台となり、7月以降は同8万円台で推移している。
 
【コーンスターチ用トウモロコシの輸入動向】
2カ月連続で輸入先国が複数に

 財務省「貿易統計」によると、2014年10月のコーンスターチ用トウモロコシの輸入量は、17万8864トン(前年同月比14.7%減、前月比42.1%減)(図4)となった。10月については、輸入者は、でん粉と同様に、省令第6条の規定に基づく年度下期の関税割当公表(平成26年10月1日公表)を参考に輸入を行っている。

 なお、7カ月ぶりに米国以外の国からの輸入があった9月に続き、10月も複数の国からの輸入があった。国別の輸入量は以下のとおりであった。

米国 16万2693トン(シェア91%)
南アフリカ 1万6171トン(同9%)

 10月の1トン当たり輸入価格は、2万6993円(前年同月比18.8%安、前月比8.0%安)となった。
 
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713



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