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でん粉の国内需給

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最終更新日:2015年12月10日

でん粉の国内需給

2015年12月

調査情報部

1. 需給見通し

 農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、でん粉に関して適切な価格調整を図るため、半期ごとにでん粉の需給見通しを公表している。7月に公表したでん粉の需給見通しの概要は、次の通り(詳細は2015年8月号参照)。
 

2. 輸入動向

【天然でん粉の輸入動向】
9月の輸入量は前月からかなり増加

 財務省「貿易統計」によると、2015年9月の天然でん粉の輸入量は、1万8450トン(前年同月比12.0%減、前月比15.7%増)と、前月からかなり増加した(図1)。
 品目別の輸入量は、次の通りであった。

タピオカでん粉 1万6275トン (前年同月比8.1%減、前月比32.2%増)
サゴでん粉 1476トン (同34.7%減、同23.0%減)
ばれいしょでん粉 607トン (同36.6%減、同61.2%減)
その他のでん粉 92トン (同2.9倍増、同39.7%減)

 品目別の国別の輸入量は次の通りであった。

タピオカでん粉
 タイ 1万5561トン (前年同月比11.4%減、前月比35.8%増)
 ミャンマー 714トン (前年同月輸入実績なし、同16.7%増)

サゴでん粉
 マレーシア 1062トン (同40.8%減、同24.8%減)
 インドネシア 414トン (同11.5%減、同17.9%減)

ばれいしょでん粉
 ドイツ 307トン (同17.1倍増、同17.8%減)
 オランダ 200トン (同50.0%減、同75.0%減)
 デンマーク 100トン (同81.5%減、同74.5%減)
 
 2015年9月の品目別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった(図2)。タピオカでん粉の輸入価格は、直近1年間で最高となった先月の価格を16円上回る5万4047円となった。

タピオカでん粉 5万4047円 (前年同月比23.0%高、前月比0.0%高)
サゴでん粉 7万6033円 (同9.7%高、同4.0%安)
ばれいしょでん粉 8万8436円 (同11.2%安、同0.2%安)
 
【化工でん粉の輸入動向】
9月の輸入量は前年同月および前月から大幅に減少

 財務省「貿易統計」によると、2015年9月の化工でん粉の輸入量は、2万8759トン(前年同月比24.2%減、前月比30.0%減)となった(図3)。
 品目別の輸入量は、次の通りであった。

でん粉誘導体 2万7625トン (前年同月比23.4%減、前月比30.1%減)
デキストリン 1134トン (同38.8%減、同29.5%減)

 でん粉誘導体の輸入先国は16カ国で、最大の輸入先国はタイであった。主要輸入先国からの輸入量は次の通りで、タイが輸入量の6割以上を占めており、その他の国はいずれも10%未満となっている。

タイ 1万 8001トン (シェア65.2%)
ベトナム 1581トン (同5.7%)
フランス 1384トン (同5.0%)
米国 1222トン (同4.4%)
豪州 1201トン (同4.3%)

 デキストリンの輸入先国は11カ国で、デキストリンの輸入量は、上位輸入先国の数量および各国のシェアも含め、月ごとの変動が大きい。上位輸入先国からの輸入量は次の通りで、タイが輸入量の3割強を占め、次いでマレーシアが2割弱となっている。

タイ 358トン (同31.5%)
マレーシア 209トン (同18.4%)
ベルギー 130トン (同11.4%)
米国 122トン (同10.8%)
フランス 96トン (同 8.5%)

 でん粉誘導体の輸入価格は、直近一年間で見ると3月の10万5714円に次ぐ2番目の高さとなった。
 9月の1トン当たり輸入価格は、次の通りであった。

でん粉誘導体 9万9445円 (前年同月比17.6%高、前月比5.1%高)
デキストリン 12万5215円 (同40.7%高、同21.8%高)
 
【コーンスターチ用トウモロコシの輸入動向】
9月の輸入量は前月から大幅に増加

 財務省「貿易統計」によると、2015年9月のコーンスターチ用トウモロコシの輸入量は、31万5601トン(前年同月比2.1%増、前月比23.7%増)となり、前月から大幅に増加した(図4)。1トン当たりの輸入価格は、2万6561円(同9.5%安、同1.2%高)となった。
 
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713



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