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2. 日本の品目別主要輸入先国の動向

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最終更新日:2016年2月10日

2. 日本の品目別主要輸入先国の動向

2016年2月

 本文中の日本円換算に用いた為替レートは12月末日TTS相場の値であり、1米ドル=121.61円、1タイバーツ=3.42円、1ユーロ=133.27円である。

トウモロコシ・コーンスターチ

米 国

【需給動向】
単収は下方修正されたものの生産量は史上3番目の豊作見込み

 2015/16穀物年度のトウモロコシ生産量は、単収が前月予測より下方修正されたことから、前年度より6億1500万ブッシェル減となるものの、史上3番目の豊作となる136億100万ブッシェル(3億4547万トン、前年度比4.3%減)の予測となった。これに期首在庫と輸入量を合わせた総供給量は、153億7200万ブッシェル(3億9045万トン、同0.7%減)の予測となった。

 消費については、甘味原材料向け消費量が減少するとの見込みから、前月予想より1000万ブッシェル下方修正され、また、輸出についても、ブラジルやトウモロコシの輸出税を撤廃したアルゼンチン(注)など南米の輸出国との競合が高まるとの見込みから下方修正され、総消費量は前年度より1億7800万ブッシェル減の135億7000万ブッシェル(3億4468万トン、同1.3%減)となった。これらにより、期末在庫量については前月予測より1700万ブッシェル上方修正され、18億200万ブッシェル(4577万トン、同4.1%増)となった(表2)。

(注)2015年12月、アルゼンチンで小麦やトウモロコシに対して課されていた輸出税の撤廃が発表された。

【価格動向】
前月予測を下方修正

 2015/16穀物年度のトウモロコシ生産者平均販売価格は、輸出需要の減退や先物価格の下落などを反映して、上値および下値とも前月予測よりそれぞれ5セントずつ下方修正され、1ブッシェル当たり3.30〜3.90米ドル(401円〜474円)の予測となった(表2)。
 
【貿易動向:トウモロコシ】
11月の輸出量は前年同月比および前月比ともに大幅減

 2015年11月のトウモロコシ輸出量は、198万3734トン(前年同月比18.1%減、前月比16.2%減)となった。輸出先国の在庫増などから減少傾向で推移していた輸出量は、割安感から2014年11月を底にいったんは増加傾向に転じたものの、豊作やレアル安などによるブラジル産の輸出量の急増に押される形で、8月から再び減少傾向で推移している(図3)。同月の輸出先国別の輸出量は、次の通り。

メキシコ  75万7240トン (前年同月比31.5%増、前月比32.1%減)
日本  41万9782トン (同21.7%減、同1.7%増)
中国  7万2746トン (同450.6%増、同3894.8%増)
韓国  2862トン (同49.1%増、同7.1%増)

 なお、同月の輸出価格(FAS(注))は、引き続き低水準で推移しているが、前月よりやや値上がりし、1トン当たり前月比7.4米ドル高の197.21米ドル(2万3983円、前年同月比3.1%安、前月比3.9%高)となった。

(注)Free Alongside Shipの略。貨物を船側に付けた段階で支払われる価格。FOB価格と異なり、横もち料(倉庫間の移動費)、積み込み料などは含まれていない。
 
【貿易動向:コーンスターチ】
11月の輸出量は前年同月比および前月比ともに大幅減

 2015年11月のコーンスターチ輸出量は、6281トン(前年同月比20.0%減、前月比20.9%減)となった(図4)。同月の輸出先国別の輸出量は、次の通り。

カナダ  2659トン (前年同月比2.1%減、前月比11.7%減)
メキシコ  956トン (同27.8%増、同13.2%減)
英国  373トン (同37.7%減、同37.5%減)
ドイツ  75トン (同87.9%減、同34.8%減)
日本  71トン (同46.2%減、同全増)

 なお、同月の中西部市場のコーンスターチ価格は、1ポンド当たり前月比0.3セント安の5.34セント(6.5円、前年同月比16.6%高、前月比5.5%安)となっている。コーンスターチ価格は、2013年7月以降、トウモロコシの価格低下を受けて大幅に下落したが、2014年9月に同3.71セントと底値を打った後、反転し、緩やかな上昇傾向で推移している。
 

タピオカでん粉

タ イ

【生産動向】
キャッサバ収穫最盛期を迎え供給増

 タイタピオカ取引協会(TTTA)によると、2015年12月下旬は年末のため農作業を休む農家も多く一時的に供給量の減少も見られたが、2016年1月の供給量は増加している。

 現地報道によると、2016年のタイの農業分野の成長率についてタイ農業協同組合省は、先頃、干ばつの影響緩和やバーツ安などが追い風となって前年比2.5〜3.5%増との予測を発表した。また、キャッサバの収穫量見通しは、同4.1%減の3104万トンと発表した。

【価格動向】
コーンスターチ価格に引きずられ下落

 タイタピオカでん粉協会(TTSA)によると、2016年1月第2週のタピオカでん粉の国内価格は、1キログラム当たり12.7バーツ(43.43円、前年同期比3.1%安、前月同)であった(図5)。タイ国内のコーンスターチ価格の下落に伴い、タピオカでん粉価格も下落しており、前年を下回って推移している。
 
【貿易動向】
11月の輸出量は前年同月比1割増

 2015年11月のタピオカでん粉輸出量は、タイバーツ安や在庫高による輸出価格の下落などにより25万9009トン(前年同月比9.9%増、前月比19.7%増)と前年同月に比べかなりの増加となった(図6)。同月の輸出先国別の輸出量は、次の通り。

中国  12万3338トン (前年同月比2.9%減、前月比33.5%増)
インドネシア  5万6922トン (同132.8%増、同70.6%増)
マレーシア  1万9598トン (同23.5%増、同26.7%減)
台湾  1万7747トン (同32.5%減、同22.2%減)
日本  1万1125トン (同25.4%減、同11.4%増)

 また、同月の輸出価格(FOB・バンコク)は、前月に比べ1トン当たり20米ドル安の398.75米ドル(4万8492円、前年同月比9.6%安、前月比4.8%安)とやや下落した(図6)。輸出価格は為替相場の影響から前年を下回って推移している。
 

ベトナム

【生産動向】
作付面積は前年同月をわずかに下回る

 ベトナム農業農村開発省によると、2015年10月の調査では、キャッサバの作付面積は前年同月比2.5%減の48万8353ヘクタールと、前年をわずかに下回った(表3)。地域別に見ると、収穫シーズンが始まった北部では前年に比べかなりの減少が見られる一方、南部ではやや増加となった。

 しかし、AgroMonitor社(ベトナムの調査会社)によれば、北部の主産地であるソンラ省(北部内陸山岳地域)では、コーヒー農園に転換したキャッサバ畑は一部あるものの、全体としての作付面積は前年よりわずかに増えているとの報告があるなど、ベトナム農業農村開発省から発表された統計値は実態と一部乖離があるとされている。
 
【貿易動向】
輸出量は前年同月比3割増

 ベトナム税関総局によると、10月のタピオカでん粉輸出量は18万9648トン(前年同月比29.2%増、前月比16.0%増)となった(図7)。

 輸出価格(FOB・ホーチミン)は、前月より1ドル高の1トン当たり414米ドル(5万347円、前年同月比5.9%安)となった。

 また、同月のキャッサバチップ輸出量は、1万5324トン(前年同月比82.3%減、前月比38.4%減)となり、輸出量の9割以上が中国向けであった。なお、2015年6月20日以降キャッサバチップに課せられた輸出税は、9月5日に廃止となったが、輸出量の回復は見られていない。
 

ばれいしょでん粉

E U

【貿易動向】
輸出量は前年同月並み

 2015年10月のばれいしょでん粉輸出量は、2万6532トン(前年同月比0.4%増、前月比9.1%減)となった(図8)。同月の輸出先国別の輸出量は、次の通り。

韓国  5102トン (前年同月比50.0%増、前月比17.2%増)
米国  3509トン (同19.1%増、同9.1%減)
中国  1987トン (同44.5%増、同37.1%減)
日本  685トン (同558.7%増、同1570.7%増)

 高水準で推移していた輸出価格(FOB)は、2014年12月以降連続して前年同月を下回っており、2015年10月は1トン当たり556ユーロ(7万3047円、前年同月比14.8%安、前月比2.3%安)となった。
 
 

化工でん粉

 デキストリンおよびその他の化工でん粉(HSコード:350510、以下「化工でん粉」という)の主要輸出国の、主要仕向け先国別輸出量および輸出価格は以下の通り。なお、データは「Global Trade Atlas」の出典である。

タ イ

【貿易動向】
11月の輸出量は前年同月比やや増

 2015年11月の化工でん粉の輸出量は、8万1480トン(前年同月比5.1%増、前月比2.6%増)となった(図9)。同月の輸出先国別の輸出量は、次の通り。

日本  2万7577トン (前年同月比19.6%増、前月比32.2%増)
中国  1万6499トン (同5.5%減、同20.2%減)
インドネシア  7747トン (同8.3%増、同11.2%増)
韓国  5680トン (同2.9%減、同21.7%減)
 

米 国

【貿易動向】
11月の輸出量は前年同月比3割減

 2015年11月の化工でん粉の輸出量は、2万3092トン(前年同月比30.0%減、前月比2.9%減)となった(図10)。同月の輸出先国別の輸出量は、次の通り。

カナダ  6215トン (前年同月比6.8%減、前月比17.1%減)
メキシコ  3100トン (同4.6%減、同1.2%減)
中国  1181トン (同62.3%減、同1.2%増)
ドイツ  1082トン (同12.2%減、同154.6%増)
日本  566トン (同86.5%減、同36.6%減)
 

中 国

【貿易動向】
11月の輸出量は、前年同月比やや増

 2015年11月の化工でん粉の輸出量は、6240トン(前年同月比3.8%増、前月比50.6%増)となった(図11)。同月の輸出先国別の輸出量は、次の通り。

日本  2166トン (前年同月比177.7%増、前月比202.9%増)
韓国  1929トン (同24.4%減、同3.5%増)
 

E U

【貿易動向】
10月の輸出量は前年同月比1割増

 2015年10月の化工でん粉の輸出量は、4万4756トン(前年同月比8.5%増、前月比0.6%増)となった(図12)。同月の輸出先国別の輸出量は、次の通り。

トルコ  9829トン (前年同月比10.2%増、前月比13.5%増)
中国  8140トン (同49.7%増、同31.4%増)
ロシア  4078トン (同20.9%減、同6.1%減)
日本  3155トン (同10.0%減、同9.7%減)
 

豪 州

【貿易動向】
11月の輸出量は前年同月比3割増

 2015年11月の化工でん粉の輸出量は、1893トン(前年同月比28.1%増、前月比62.2%増)となった(図13)。同月の輸出先国別の輸出量は、次の通り。

日本  1261トン (前年同月比31.1%増、前月比101.1%増)
ニュージーランド  159トン (同28.4%減、同23.3%増)
 
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713



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