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でん粉の国内需給
最終更新日：2016年6月10日
でん粉の国内需給
2016年6月
調査情報部
1. 需給見通し
農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」（昭和40年法律第109号）により、でん粉に関して適切な価格調整を図るため、半期ごとにでん粉の需給見通しを公表している。2月に公表したでん粉の需給見通しの概要は、次の通り（詳細は2016年5月号参照）。
2. 輸入動向
【天然でん粉の輸入動向】
2016年3月の輸入量は前月からかなり減少
財務省「貿易統計」によると、2016年3月の天然でん粉の輸入量は、1万4828トン（前年同月比9.7％増、前月比14.5％減）と、前月からかなり減少した（図1）。
品目別の輸入量は、次の通りであった。
タピオカでん粉 1万2472トン
（前年同月比24.9％増、前月比18.2％減）
サゴでん粉 1450トン
（同23.7％減、同6.9％減）
ばれいしょでん粉 721トン
（同52.0％減、同88.9％増）
その他のでん粉 184トン
（同43.8％増、同24.2％増）
品目別の国別の輸入量は次の通りであった。
タピオカでん粉
タイ 1万2471トン
（前年同月比24.9％増、前月比17.4％減）
ベトナム 1トン
（前年同月輸入実績なし、同99.3％減）
サゴでん粉
マレーシア 1018トン
（同19.8％減、同11.0％減）
インドネシア 432トン
（同31.4％減、同4.3％増）
ばれいしょでん粉
ドイツ 501トン
（同28.5％減、前月輸入実績なし）
デンマーク 120トン
（同20.0％増、同3倍増）
オランダ 100トン
（同85.7％減、同70.6％減）
2016年3月の輸入量は前月からかなり減少
財務省「貿易統計」によると、2016年3月の天然でん粉の輸入量は、1万4828トン（前年同月比9.7％増、前月比14.5％減）と、前月からかなり減少した（図1）。
品目別の輸入量は、次の通りであった。
タピオカでん粉 1万2472トン
（前年同月比24.9％増、前月比18.2％減）
サゴでん粉 1450トン
（同23.7％減、同6.9％減）
ばれいしょでん粉 721トン
（同52.0％減、同88.9％増）
その他のでん粉 184トン
（同43.8％増、同24.2％増）
品目別の国別の輸入量は次の通りであった。
タピオカでん粉
タイ 1万2471トン
（前年同月比24.9％増、前月比17.4％減）
ベトナム 1トン
（前年同月輸入実績なし、同99.3％減）
サゴでん粉
マレーシア 1018トン
（同19.8％減、同11.0％減）
インドネシア 432トン
（同31.4％減、同4.3％増）
ばれいしょでん粉
ドイツ 501トン
（同28.5％減、前月輸入実績なし）
デンマーク 120トン
（同20.0％増、同3倍増）
オランダ 100トン
（同85.7％減、同70.6％減）
2016年3月の品目別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった（図2）。サゴでん粉の輸入価格は、直近1年間で最安値となる6万7116円となった。
タピオカでん粉 4万1852円
（前年同月比18.9％安、前月比7.2％安）
サゴでん粉 6万7116円
（同15.3％安、同5.7％安）
ばれいしょでん粉 8万2619円
（同7.4％安、同3.4％安）
品目別の国別の価格は次の通りであった。
タピオカでん粉
タイ 4万1835円
（前年同月比18.9％安、前月比7.3％安）
ベトナム 24万8000円
（前年同月輸入実績なし、同5.5倍高）
サゴでん粉
マレーシア 6万 7948円
（同14.0％安、同4.2％安）
インドネシア 6万5155円
（同18.1％安、同9.3％安）
ばれいしょでん粉
ドイツ 8万3460円
（同7.8％安、前月輸入実績なし）
デンマーク 8万 725円
（同0.3％高、同4.4％安）
オランダ 8万 670円
（同9.4％安、同4.3％安）
タピオカでん粉 4万1852円
（前年同月比18.9％安、前月比7.2％安）
サゴでん粉 6万7116円
（同15.3％安、同5.7％安）
ばれいしょでん粉 8万2619円
（同7.4％安、同3.4％安）
品目別の国別の価格は次の通りであった。
タピオカでん粉
タイ 4万1835円
（前年同月比18.9％安、前月比7.3％安）
ベトナム 24万8000円
（前年同月輸入実績なし、同5.5倍高）
サゴでん粉
マレーシア 6万 7948円
（同14.0％安、同4.2％安）
インドネシア 6万5155円
（同18.1％安、同9.3％安）
ばれいしょでん粉
ドイツ 8万3460円
（同7.8％安、前月輸入実績なし）
デンマーク 8万 725円
（同0.3％高、同4.4％安）
オランダ 8万 670円
（同9.4％安、同4.3％安）
【化工でん粉の輸入動向】
2016年3月の輸入量は前月から大幅に減少
財務省「貿易統計」によると、2016年3月の化工でん粉の輸入量は、2万4245トン（前年同月比3.0％増、前月比23.8％減）となった（図3）。
品目別の輸入量は、次の通りであった。
でん粉誘導体 2万3381トン
（前年同月比4.2％増、前月比23.7％減）
デキストリン 864トン
（同21.0％減、同25.6％減）
2016年3月の輸入量は前月から大幅に減少
財務省「貿易統計」によると、2016年3月の化工でん粉の輸入量は、2万4245トン（前年同月比3.0％増、前月比23.8％減）となった（図3）。
品目別の輸入量は、次の通りであった。
でん粉誘導体 2万3381トン
（前年同月比4.2％増、前月比23.7％減）
デキストリン 864トン
（同21.0％減、同25.6％減）
でん粉誘導体の輸入先国は16カ国で、最大の輸入先国はタイであった。主要輸入先国からの輸入量は次の通りで、タイが輸入量の半分以上を占めており、その他の国はいずれも10％未満となっている。
タイ 1万2941トン （シェア55.3％）
ベトナム 2196トン （同9.4％）
中国 2013トン （同8.6％）
米国 1324トン （同5.7％）
フランス 928トン （同4.0％）
デキストリンの輸入先国は10カ国で、デキストリンの輸入量は、上位輸入先国の数量および各国のシェアも含め、月ごとの変動が大きい。上位輸入先国からの輸入量は次の通りで、タイが輸入量の3割以上を占め、次いで先月輸入実績のなかったマレーシアが2割弱となっている。
タイ 263トン （同30.4％）
マレーシア 152トン （同17.6％）
フランス 120トン （同13.9％）
ベルギー 108トン （同12.5％）
米国 81トン （同 9.4％）
化工でん粉の輸入価格は、でん粉誘導体、デキストリンともに前年同月から下落したものの前月からは上昇した。
2016年3月の1トン当たり輸入価格は、次の通りであった。
でん粉誘導体 9万2351円
（前年同月比12.6％安、前月比8.1％高）
デキストリン 11万5326円
（同25.1％安、同25.4％高）
【コーンスターチ用トウモロコシの輸入動向】
2016年3月の輸入価格は前年同月から大幅に下落
財務省「貿易統計」によると、2016年3月のコーンスターチ用トウモロコシの輸入量は、34万9023トン（前年同月比5.3％減、前月比55.5％増）となり、前月から大幅に増加した（図4）。
また、1トン当たりの輸入価格は、2万3556円（同21.7％安、同5.9％安）となり、前年同月から大幅に下落した。
タイ 1万2941トン （シェア55.3％）
ベトナム 2196トン （同9.4％）
中国 2013トン （同8.6％）
米国 1324トン （同5.7％）
フランス 928トン （同4.0％）
デキストリンの輸入先国は10カ国で、デキストリンの輸入量は、上位輸入先国の数量および各国のシェアも含め、月ごとの変動が大きい。上位輸入先国からの輸入量は次の通りで、タイが輸入量の3割以上を占め、次いで先月輸入実績のなかったマレーシアが2割弱となっている。
タイ 263トン （同30.4％）
マレーシア 152トン （同17.6％）
フランス 120トン （同13.9％）
ベルギー 108トン （同12.5％）
米国 81トン （同 9.4％）
化工でん粉の輸入価格は、でん粉誘導体、デキストリンともに前年同月から下落したものの前月からは上昇した。
2016年3月の1トン当たり輸入価格は、次の通りであった。
でん粉誘導体 9万2351円
（前年同月比12.6％安、前月比8.1％高）
デキストリン 11万5326円
（同25.1％安、同25.4％高）
【コーンスターチ用トウモロコシの輸入動向】
2016年3月の輸入価格は前年同月から大幅に下落
財務省「貿易統計」によると、2016年3月のコーンスターチ用トウモロコシの輸入量は、34万9023トン（前年同月比5.3％減、前月比55.5％増）となり、前月から大幅に増加した（図4）。
また、1トン当たりの輸入価格は、2万3556円（同21.7％安、同5.9％安）となり、前年同月から大幅に下落した。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 （担当：企画情報グループ）
Tel:03-3583-8713
農畜産業振興機構 調査情報部 （担当：企画情報グループ）
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