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3.国際価格動向

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最終更新日:2013年8月9日

3.国際価格動向

2013年8月

ニューヨーク粗糖相場の動き(6/3〜7/19)

〜世界砂糖供給過剰見通しで、軟調続く〜

 6月のニューヨーク粗糖先物相場(期近7月限)は、インド主要生産州での干ばつによる2013/14年度産の減産予測や、ブラジルのエタノール向け需要が増加との見込みを受け、6月下旬に一時17セント台に上昇した(図5)。しかし、依然、世界最大の砂糖生産・輸出国ブラジルの砂糖生産が順調であることから、月末には1ポンド当たり16.38セントとなった。さらに、ブラジルの砂糖輸出を促進するドル高・レアル安が進行しており、20日には一時1ドル=2.27レアルと、2009年4月以来の水準へ下落したことも、国際価格の下げ要因となった。

 7月の相場(期近10月限)は、前月に引き続き、世界的な砂糖供給の過剰が懸念される中、12日に中国国家発展改革委員会(NDRC)が、2012/13年度の中国砂糖生産量を、前年度13.5%増の1307万トンと発表したことで、さらに供給過剰の懸念が強まり、16日には、1ポンド当たり16.00セントまで下げた。その後、価格の強含み材料は発生せず、19日時点で同16.29セントとなっている。
 
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