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砂糖類の国内需給

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最終更新日:2015年6月10日

砂糖類の国内需給

2015年6月

調査情報部

1. 需給見通し

 農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、四半期ごとに砂糖および異性化糖の需給見通しを公表している。3月に「平成26砂糖年度における砂糖及び異性化糖の需給見通し(第3回)」を公表した。その概要は以下の通りである(詳細は2015年4月号を参照)。
 

2. 異性化糖の移出動向

4月の移出量は13カ月連続で前年同月を下回る
 2015年4月の異性化糖の移出数量は、8万2898トン(前年同月比1.2%減、前月比15.9%増)と、前月からは大幅に増加したものの前年同月からはやや減少となり、2014年4月以来、13カ月連続で前年同月を下回る水準となった(図1)。

 同月の規格別の移出量は、次の通りであった(図2)。

果糖含有率40%未満 361トン (前年同月比8.1%減、前月比5.5%減)
果糖含有率40%以上50%未満 2万1200トン (同3.7%減、同8.9%増)
果糖含有率50%以上60%未満 6万483トン (同4.5%増、同19.0%増)
果糖含有率60%以上 854トン (同75.9%減、同2.4%増)
 
 

3. 輸入動向

【分みつ糖の輸入動向】
3月の輸入量は前年同月から大幅に減少

 財務省「貿易統計」によると、2015年3月の分みつ糖の輸入量は、7万8964トン(前年同月比14.4%減、前月比0.6%減)と前年同月から大幅に減少した(図3)。輸入先国はタイ、豪州、グアテマラ、米国の4カ国であった。

 同月の国別の輸入量は次の通りであった(図4)。

タイ 3万4136トン (前年同月比0.2%減、前月比54.1%減)
豪州 2万4806トン (同4.6%減、前月輸入実績なし)
グアテマラ 1万9963トン (前年同月輸入実績なし、同4.0倍増)
米国 59トン (同84.4%増、同3.3倍増)
 
 2015年3月の1トン当たりの輸入価格は、4万8048円(前年同月比1.2%高、前月比4.2%高)となった(図5)。

 同月の国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

タイ 4万4715円 (前年同月比4.3%安、前月比1.9%安)
豪州 4万6896円 (同7.0%高、前月輸入実績なし)
グアテマラ 5万4721円 (前年同月輸入実績なし、同2.4%高)
米国 20万3627円 (同35.0%高、同27.5%高)
 
【含みつ糖の輸入動向】
3月の輸入価格は前年同月比12.1%高の高水準

 財務省「貿易統計」によると、2015年3月の含みつ糖の輸入量は、1607トン(前年同月比5.2%増、前月比9.7%減)となった(図6)。輸入先国はタイ、中国、フィリピン、米国の4カ国であった。

 同月の国別の輸入量は次の通りであった(図7)。

タイ 1270トン (前年同月比24.5%増、前月比15.9%減)
中国 315トン (同22.2%減、同2.3倍増)
フィリピン 18トン (同38.5%増、同38.5%増)
米国 4トン (前年同月および前月輸入実績なし)
 
 3月の1トン当たりの輸入価格は、13万106円(前年同月比12.1%高、前月比1.2%安)と、前月からわずかに下落したものの、前年同月から大幅に上昇しており、3月の輸入価格としては、過去3年間で最高水準となった(図8)。

 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りである。

タイ 13万 113円 (前年同月比15.3%高、前月比1.0%安)
中国 12万3295円 (同10.2%高、同0.5%高)
フィリピン 24万8833円 (同21.3%高、同4.3%高)
米国 15万6000円 (前年同月および前月輸入実績なし)
 
【加糖調製品の輸入動向】
3月のミルク調製品の輸入量は前年同月から大幅に増加

 財務省「貿易統計」によると、2015年3月の加糖調製品の輸入量は、4万9557トン(前年同月比3.1%増、前月比17.6%増)となった(図9)。

 同月の品目別の輸入量は、次の通りであった。

ミルク調製品 1万4451トン (前年同月比28.0%増、前月比33.0%増)
ソルビトール調製品 1万 598トン (同2.9%増、同41.3%増)
ココア調製品 8197トン (同11.6%増、同7.3%減)
その他調製品 7333トン (同4.1%増、同22.0%増)
調製した豆(加糖あん) 4921トン (同31.5%減、同12.9%減)
穀粉調製品 4016トン (同16.8%減、同25.1%増)
コーヒー調製品 41トン (同46.7%減、同28.2%減)
 

4. 価格の動き

【市場価格】
 4月の上白糖大袋価格(日経相場)は、東京は1キログラム当たり185〜186円、大阪は同186円、名古屋は同189円、関門は同189円と、前月と同水準で推移した。また、同月の本グラニュー糖大袋価格(日経相場)は、東京は同190〜191円、大阪は同191円、名古屋は同194円と、前月と同水準で推移した。

 4月の異性化糖の大口需要家向け価格(果糖分55%、東京、タンクローリーもの)は、1キログラム当たり137円〜138円と、前月と同水準で推移した。

【小売価格】
 日経POSデータ(全国200店舗)によると、4月の小袋(1キログラム)のスーパーにおける上白糖の平均小売価格は、183.1円(前年同月比5.7円安、前月比0.4円安)であった。

 同月の地域別(注)の平均小売価格は、次の通りであった。

北海道 173.7円 (前年同月比2.4円安、前月比3.4円安)
東北 199.4円 (同8.1円高、同0.2円安)
関東など 177.4円 (同3.1円安、同0.5円高)
首都圏 186.0円 (同17.7円安、同15.5円安)
中部 183.2円 (同0.7円高、同9.0円高)
関西 180.0円 (同4.2円安、同6.8円高)
中国・四国 191.2円 (同11.5円安、同2.1円安)
九州 182.8円 (同3.0円安、同0.5円安)

(注)地域の内訳は次の通りである。以下、グラニュー糖および三温糖も同じである。
関東など:茨城県、栃木県、群馬県、長野県、山梨県、静岡県
首都圏:東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県
中 部:新潟県、富山県、石川県、福井県、岐阜県、三重県、愛知県
関 西:大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、和歌山県、奈良県


 日経POSデータ(全国200店舗)によると、4月の小袋(1キログラム)のスーパーにおけるグラニュー糖の平均小売価格は、225.7円(前年同月比2.9円高、前月比0.4円高)であった。

 同月の地域別の平均小売価格は、次の通りであった。

北海道 185.5円 (前年同月比3.0円高、前月同)
東北 232.7円 (同2.5円高、前月同)
関東など 245.5円 (同2.5円高、同1.0円高)
首都圏 237.7円 (同1.9円高、前月同)
中部 225.8円 (同5.9円高、同0.7円安)
関西 207.6円 (同3.5円高、同0.1円安)
中国・四国 229.6円 (同1.7円高、同3.0円高)
九州 213.5円 (同0.2円高、同0.1円安)

 日経POSデータ(全国200店舗)によると、4月の小袋(1キログラム)のスーパーにおける三温糖の平均小売価格は、218.9円(前年同月比1.2円高、前月比0.4円安)であった。

 同月の地域別の平均小売価格は、次の通りであった。

北海道 233.2円 (前年同月比4.2円安、前月比3.8円安)
東北 227.9円 (同2.3円高、同2.2円安)
関東など 224.9円 (同4.1円安、前月同)
首都圏 217.9円 (同0.5円高、同4.2円安)
中部 213.5円 (同3.0円高、同6.3円高)
関西 208.6円 (同7.3円高、前月同)
中国・四国 219.2円 (同2.9円高、同3.7円高)
九州 217.6円 (同4.2円高、前月同)

【購入金額および購入量】
 総務省「家計調査」によると、2015年3月の1世帯当たりの砂糖に係る支出金額は、103円(前年同月比30.9%安、前月比8.4%高)となった(図10)。また、同月の1世帯当たりの砂糖の購入数量は、457グラム(同32.7%減、同9.9%増)となった(図11)。支出金額および購入数量ともに、消費税増税による仮需のあった前年同月から大幅な減少となった。
 
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713



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