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砂糖類の国内需給

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最終更新日:2016年7月11日

砂糖類の国内需給

2016年7月

調査情報部
 

1. 需給見通し

 農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、四半期ごとに砂糖および異性化糖の需給見通しを公表している。3月に「平成27砂糖年度における砂糖及び異性化糖の需給見通し(第3回)」を公表した(詳細は2016年4月号参照)。
 
 
 
 

2. 異性化糖の移出動向

5月の移出数量は前年同月と同水準
 
2016年5月の異性化糖の移出数量は、8万2219トン(前年同月比0.1%増、前月比3.2%減)となった(図1)。
 
 5月の規格別の移出量は、次の通りであった(図2)。

果糖含有率40%未満  401トン
 (前年同月比12.7%増、前月比0.9%増)
同40%以上50%未満  2万648トン
 (同5.9%増、同4.6%減)
同50%以上60%未満  5万9849トン
 (同2.1%減、同2.8%減)
同60%以上  1321トン
 (同9.3%増、前月同)
 
 
 

3. 輸入動向

【分みつ糖の輸入動向】
4月の輸入量は前年同月および前月から大幅に増加

 財務省「貿易統計」によると、2016年4月の分みつ糖(HSコード 1701.14-110)の輸入量は、7万1398トン(前年同月比19.5%増、前月比2.8倍増)と、前年同月および前月から大幅に増加した(図3)。輸入先国はタイ、米国の2カ国で国別の輸入量は次の通りであった(図4)。

タイ  7万1379トン
 (前年同月比19.5%増、前月比2.8倍増)
米国  19トン
 (前年同月同、前月同)

 同月における豪州からの高糖度原料糖(糖度98.5度以上99.3未満、HSコード1701.14-200)の輸入量は、5万7490トン(前年同月比57.5%増、前月比69.2%増)と前年同月および前月から大幅に増加した。
 
 
 
 2016年4月の1トン当たりの輸入価格は、4万2484円(前年同月比1.6%安、前月比7.6%高)となった(図5)。

 同月の国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

タイ   4万2469円
 (前年同月比1.6%安、前月比7.7%高)
米国  10万1211円
 (同41.5%安、同0.8%安)
 
 
【含みつ糖の輸入動向】
4月の輸入量は前年同月および前月から大幅に減少

 財務省「貿易統計」によると、2016年4月の含みつ糖の輸入量は、1471トン(前年同月比18.1%減、前月比23.4%減)と前年同月および前月から大幅に減少した(図6)。輸入先国はタイ、中国、フィリピン、コスタリカの4カ国であった。

 同月の国別の輸入量は次の通りであった(図7)。

タイ   981トン
 (前年同月比0.6%増、前月比24.0%減)
中国  398トン
 (同49.6%減、同29.8%減)
フィリピン    72トン
 (同7.2倍増、同71.4%増)
コスタリカ    20トン
 (前年同月および前月輸入実績なし)
 
 
 
 2016年4月の1トン当たりの輸入価格は、12万1898円(前年同月比2.6%安、前月比2.1%高)となった(図8)。

 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

タイ   11万8063円
 (前年同月比6.6%安、前月比0.2%高)
中国  12万450円
 (同0.8%安、同1.9%高)
フィリピン    16万8306円
 (同24.4%安、同29.9%高)
コスタリカ    17万1750円
 (前年同月および前月輸入実績なし)
 
 
【加糖調製品の輸入動向】
4月の穀粉調製品の輸入量は前月から大幅に増加

 財務省「貿易統計」によると、2016年4月の加糖調製品の輸入量は、4万7477トン(前年同月比2.6%減、前月比3.1%増)となった(図9)。

 同月の品目別の輸入量は、次の通りであった。

ミルク調製品   1万4047トン
 (前年同月比4.4%増、前月比5.0%増)
ソルビトール調製品    9860トン
 (同3.4%増、同1.0%増)
ココア調製品   6930トン
 (同9.9%減、同2.9%増)
その他調製品  6612トン
 (同4.3%減、同3.3%減)
調製した豆(加糖あん)   5953トン
 (同7.0%減、同0.5%減)
穀粉調製品   4040トン
 (同14.3%減、同22.5%増)
コーヒー調製品  35トン
 (同18.9%増、同19.2%減)
 
 

4. 価格動向

【市場価格】
砂糖、異性化糖ともに前月と同水準で推移

 5月の糖種別・地域別の砂糖価格(日経相場)は次の通りであった。

上白糖(大袋)
東京  1キログラム当たり187〜188円
大阪  同188円
名古屋 同191円
関門  同191円

上白糖(小袋)
東京  1キログラム当たり200〜201円
大阪  同202円

本グラニュー糖(大袋)
東京  1キログラム当たり192〜193円
大阪  同193円
名古屋 同196円

ビート・グラニュー糖(大袋)
東京  1キログラム当たり187〜188円
大阪  同188円
名古屋 同189円

 5月の異性化糖の価格(日経相場、大口需要家向け価格、東京、タンクローリーもの、JAS規格品、水分25%)は、次の通りであった。

果糖分42%もの
1キログラム当たり131〜132円

果糖分55%もの
同137〜138円

【小売価格】
5月の上白糖小袋の平均小売価格は前月と同水準

 KSP−POSデータ(全国535店舗)によると、スーパーにおける5月の上白糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、189.1円(前年同月比1.9円安、前月比0.4円高)であった。

 同月の地域別(注)の平均小売価格は、次の通りであった。

北海道 197.9円
 (前年同月比3.7円高、同3.9円高)
東北  195.6円
 (同1.1円安、同5.7円安)
関東など  176.9円
 (同1.2円高、同0.5円安)
首都圏 183.9円
 (同9.7円安、同0.5円高)
中部  182.2円
 (同3.5円高、同0.2円高)
関西  189.4円
 (同5.1円安、同2.4円高)
中国・四国  198.8円
 (同0.6円高、同0.7円安)
九州・沖縄  192.7円
 (同2.9円安、同2.3円高)

 最も高かったのは北海道で、最も安かった関東などとの価格差は21円であった。

(注)地域の内訳は次の通りである。以下、グラニュー糖および三温糖も同じである。
関東など:茨城県、栃木県、群馬県、長野県、山梨県、静岡県
首都圏:東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県
中 部:新潟県、富山県、石川県、福井県、岐阜県、三重県、愛知県
関 西:大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、和歌山県、奈良県


5月のグラニュー糖小袋の平均小売価格は前月と同水準
 KSP−POSデータ(全国535店舗)によると、スーパーにおける5月のグラニュー糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、236.6円(前年同月比1.5円高、前月比0.2円高)であった。

 同月の地域別の平均小売価格は、次の通りであった。

北海道 192.9円
 (前年同月比5.1円高、前月比3.5円高)
東北  271.6円
 (同2.8円高、同1.3円安)
関東など  246.5円
 (同0.6円高、同0.2円高)
首都圏 240.6円
 (同2.0円高、同0.3円高)
中部  250.4円
 (同1.3円高、前月同)
関西  226.2円
 (同0.2円安、前月同)
中国・四国  245.9円
 (同2.5円高、同0.2円高)
九州・沖縄  218.0円
 (同3.5円安、同1.4円安)

 最も高かったのは東北で、最も安かった北海道との価格差は78.7円であった。
 
5月の三温糖小袋の平均小売価格は前月と同水準
 KSP−POSデータ(全国535店舗)によると、スーパーにおける5月の三温糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、231.7円(前年同月比0.2円安、前月比0.4円高)であった。

 同月の地域別の平均小売価格は、次の通りであった。

北海道 234.9円
 (前年同月比11.6円安、前月比0.5円高)
東北  264.7円
 (同7.6円高、同1.6円高)
関東など  236.7円
 (同0.4円高、同0.1円安)
首都圏 225.5円
 (同0.2円安、同0.4円高)
中部  226.6円
 (同1.8円高、同0.1円高)
関西  225.0円
 (同1.5円安、同0.9円高)
中国・四国  246.9円
 (同4.7円高、同1.2円高)
九州・沖縄  207.0円
 (同3.8円安、同0.7円安)

最も高かったのは東北で、最も安かった九州・沖縄との価格差は57.7円であった。

【購入金額および購入量】
4月の1世帯当たりの砂糖にかかる支出金額は前月からかなり下落

 総務省「家計調査」によると、2016年4月における100世帯当たりの砂糖の購入頻度は37で、1世帯(2人以上)当たりの支出金額は、85円(前年同月比3.4%安、前月比15.8%安)となった(図10)。また、同月の1世帯当たりの砂糖の購入数量は、404グラム(同4.9%減、同2.5%増)となった(図11)。
 
 
 
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713



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