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砂糖類の国内需給

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最終更新日:2017年9月11日

砂糖類の国内需給

2017年9月

調査情報部

1. 需給見通し

 農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、四半期ごとに砂糖および異性化糖の需給見通しを公表している。6月に「平成28砂糖年度における砂糖及び異性化糖の需給見通し(第4回)」を公表した(詳細は2017年7月号参照)。

平成28砂糖年度(10月〜翌9月)の見通し【砂糖】

表1 平成28砂糖年度における砂糖の需給見通し

表2 平成28砂糖年度における異性化糖の需給見通し

2. 異性化糖の移出動向

7月の移出数量は前年同月および前月とほぼ同水準
 2017年7月の異性化糖の移出数量は、9万2875トン(前年同月比0.4%減、前月比1.9%増)であった(図1)。
 7月の規格別の移出量は、次の通りであった(図2)。

果糖含有率40%未満     488トン  
 (前年同月比20.1%増、前月比3.8%増)
同40%以上50%未満  2万2102トン  
 (同4.0%増、同1.3%減)
同50%以上60%未満  6万9009トン  
 (同1.9%減、同3.8%増)
同60%以上          1276トン
 (同1.6%増、同26.7%減)

図1 異性化糖の移出量の推移

図2 異性化糖の種類別移出量の推移

3. 輸入動向

【分みつ糖の輸入動向】
6月の輸入量は前年同月から大幅に減少

 財務省「貿易統計」によると、2017年6月の分みつ糖(HSコード 1701.14-110)の輸入量は、5万6679トン(前年同月比28.8%減、前月比33.8%増)であった(図3)。輸入先国はタイのみで、輸入量は次の通りであった(図4)。

タイ   5万6679トン  
 (前年同月比28.8%減、前月比33.9%増)

 また、同月における豪州からの高糖度原料糖(糖度98.5度以上99.3度未満、HSコード1701.14-200)の輸入量は、9万6435トン(前年同月比2.1倍、前月比94.8%増)であった。

図3 分みつ糖の輸入量の推移

図4 分みつ糖の国別輸入量の推移

 2017年6月の1トン当たりの輸入価格は、4万8367円(前年同月比3.7%高、前月比8.8%安)であった(図5)。

タイ   4万8367円  
 (前年同月比3.7%高、前月比8.6%安)

 また、同月における豪州からの高糖度原料糖の1トン当たりの輸入価格は、4万9032円(前年同月比0.4%安、前月比2.2%安)であった。

図5 分みつ糖の輸入価格の推移

【含みつ糖の輸入動向】
 6月の輸入量は前年同月から大幅に減少

 財務省「貿易統計」によると、2017年6月の含みつ糖(HSコード 1701.13-000、1701.14-190)の輸入量は、626トン(前年同月比50.7%減、前月比23.6%減)であった(図6)。

 輸入先国は中国、タイおよびフィリピンの3カ国で、国別の輸入量は次の通りであった(図7)。

中国    417トン  
 (前年同月比61.3%減、前月比33.2%減)
タイ     136トン  
 (同29.5%減、同3.5%減)
フィリピン  73トン  
 (同73.0倍、同35.2%増)

図6 含みつ糖の輸入量の推移

図7 含みつ糖の国別輸入量の推移

 2017年6月の1トン当たりの輸入価格は、12万9385円(前年同月比13.2%高、前月比1.0%高)であった(図8)。
 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

中国     13万926円  
 (前年同月比16.6%高、前月比1.5%高)
タイ     11万4265円  
 (同5.8%安、同4.6%安)
フィリピン  14万8753円  
 (同83.9%安、同5.9%高)

図8 含みつ糖の輸入価格の推移

【加糖調製品の輸入動向】
6月の加糖調製品の輸入量は前年同月から かなりの程度増加

 財務省「貿易統計」によると、2017年6月の加糖調製品の輸入量は、5万575トン(前年同月比7.7%増、前月比7.8%増)であった(図9)。
 品目別の輸入量は、次の通りであった。

ミルク調製品      1万6976トン  
 (前年同月比13.0%増、前月比14.9%増)
ソルビトール調製品  1万111トン  
 (同4.2%増、同8.5%増)
ココア調製品        8661トン  
 (同20.5%増、同0.1%増)
調製した豆(加糖あん)  5238トン  
 (同7.0%増、同7.2%増)
穀粉調製品        3159トン  
 (同18.8%増、同1.7%増)
コーヒー調製品       31トン  
 (同20.2%増、同30.6%増)
その他調製品       6399トン  
 (同14.4%減、同4.1%増)

図9 加糖調製品の品目別輸入数量の推移

4. 価格動向

【市場価格】
砂糖価格は前月から5円程度の値下がり

 7月の糖種別・地域別の砂糖価格(日経相場)は次の通りであった。

上白糖(大袋)
東京 1キログラム当たり189〜196円
大阪           同190〜196円
名古屋         同193〜199円
関門           同193〜199円

上白糖(小袋)
東京 1キログラム当たり202〜209円
大阪           同204〜210円

本グラニュー糖(大袋)
東京 1キログラム当たり194〜201円
大阪           同195〜201円
名古屋         同198〜204円

ビート・グラニュー糖(大袋)
東京 1キログラム当たり189〜196円
大阪           同190〜196円
名古屋         同191〜197円

 7月の異性化糖の価格(日経相場、大口需要家向け価格、東京、タンクローリーもの、JAS規格品、水分25%)は、次の通りであった。

果糖分42%もの  
1キログラム当たり131〜132円
果糖分55%もの          
          同137〜138円

【小売価格】
7月の上白糖小袋の地域間の価格差は最大で22.4円

 KSP−POSデータ(全国535店舗)によると、スーパーにおける7月の上白糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、195.1円(前年同月差4.2円高、前月差2.1円高)であった。
 同月の地域別(注)の平均小売価格は次の通りであった。

北海道     202.5円  
 (前年同月差6.1円高、前月差2.4円高)
東北      202.4円  
 (同0.3円高、同1.0円高)
関東など    181.0円  
 (同3.4円高、同0.2円高)
首都圏     202.0円  
 (同11.6円高、同6.0円高)
中部      182.9円  
 (同2.4円高、同4.6円高)
関西      190.8円  
 (同1.2円高、同0.4円安)
中国・四国  203.4円  
 (同2.2円高、同0.6円安)
九州・沖縄  194.3円  
 (同3.7円高、同0.6円安)

 最も高かったのは中国・四国で、最も安かった関東などとの価格差は22.4円であった。

(注)地域の内訳は次の通りである。以下、グラニュー糖および三温糖も同じである。
関東など:茨城県、栃木県、群馬県、長野県、山梨県、静岡県
首都圏:東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県
中 部:新潟県、富山県、石川県、福井県、岐阜県、三重県、愛知県
関 西:大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、和歌山県、奈良県


7月のグラニュー糖小袋の地域間の価格差は最大で79.0円
 KSP−POSデータ(全国535店舗)によると、スーパーにおける7月のグラニュー糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、242.6円(前年同月差5.7円高、前月差0.7円高)であった。
 同月の地域別の平均小売価格は次の通りであった。

北海道     200.2円  
 (前年同月差4.9円高、前月差3.5円高)
東北      279.2円  
 (同5.4円高、同0.4円高)
関東など   250.6円  
 (同4.1円高、同0.1円安)
首都圏    251.5円  
 (同10.1円高、同0.1円高)
中部      252.3円  
 (同3.7円高、同1.3円高)
関西      229.7円  
 (同3.6円高、同0.2円安)
中国・四国  256.7円  
 (同11.1円高、同0.3円安)
九州・沖縄  218.7円  
 (同0.4円高、同0.2円安)

 最も高かったのは東北で、最も安かった北海道との価格差は79.0円であった。

7月の三温糖小袋の地域間の価格差は最大で53.1円
 KSP−POSデータ(全国535店舗)によると、スーパーにおける7月の三温糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、237.6円(前年同月差5.0円高、前月差0.9円安)であった。
 同月の地域別の平均小売価格は次の通りであった。

北海道    238.7円  
 (前年同月差4.1円安、前月差3.1円安)
東北     261.3円
 (同9.1円安、同4.8円安)
関東など   243.4円  
 (同7.8円高、同0.9円高)
首都圏    236.7円  
 (同11.3円高、同1.2円安)
中部     227.8円  
 (同0.8円高、同1.2円高)
関西     231.5円  
 (同5.5円高、同0.5円安)
中国・四国  258.0円  
 (同16.2円高、同0.1円安)
九州・沖縄  208.2円  
 (前年同月同、同1.4円安)

 最も高かったのは東北で、最も安かった九州・沖縄との価格差は53.1円であった。

【購入金額および購入量】
6月の砂糖の支出金額は前年同月からかなりの程度上昇

 総務省「家計調査」によると、2017年6月における100世帯当たりの砂糖の購入頻度は47で、1世帯(2人以上)当たりの支出金額は、158円(前年同月比7.5%高、前月比56.4%高)であった(図10)。また、同月の1世帯当たりの砂糖の購入数量は、585グラム(同3.4%増、同54.4%増)であった(図11)。

図10 1世帯当たりの砂糖に係る支出額の推移

図11 1世帯当たりの砂糖の購入数量の推移

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農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03‐3583‐9272



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