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平成29年度大島本島地区さとうきび生産振興大会及び夏植推進式の開催について

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最終更新日:2017年8月29日

2017年8月

鹿児島事務所 石井 稔
 
 8月2日(水)、鹿児島県奄美市の奄美市笠利農村環境改善センターにおいて平成29年度大島本島地区さとうきび生産振興大会(主催:大島本島さとうきび生産対策本部 共催:奄美市さとうきび振興対策協議会、龍郷町さとうきび振興会、あまみ農業協同組合大島事業本部、富国製糖株式会社)が開催された。当日は、奄美大島内のサトウキビ生産者の他、糖業関係者、自治体などの関係者約250名が参加した。
 
 大会の冒頭、朝山毅大島本島さとうきび生産対策本部長(奄美市長)が「28年産は害虫や台風の被害もほとんどなく、助成事業を活用して薬剤や肥料の投入を行った結果、生産量は、平成27年産と比較して7530トン増加し2万9302トンとなった。29年産も引き続き、さとうきび協議会や関係団体と協力しながら生産量の確保並びに生産者の経営安定に努めてまいりたい。また、夏植の推進および奄美農業の基幹産業であるサトウキビ生産量の確保に向け、生産者や関係者の連携と協力を御願いしたい」と開会のあいさつを述べた。
 
朝山毅大島本島さとうきび生産対策本部長によるあいさつ
朝山毅大島本島さとうきび生産対策本部長によるあいさつ
 また、主催者挨拶として徳田康光副本部長(龍郷町長)は、「28年産の製糖実績は、3年ぶりの水準まで回復し、更なる増産に向け生産者の生産意欲の向上につながった。サトウキビは、重要な基幹作物であるため、常時3万トンの生産量を確保することが、奄美大島の経済の発展につながるものと考える。29年産も引き続き大島本島さとうきび生産対策本部が中心となり、病害虫対策や土作り、肥培管理の徹底による生産量回復の取り組みなど単収の確保とともに夏植推進目標の100ヘクタールを目指していきたい」とあいさつした。 
徳田康光副本部長(龍郷町長)によるあいさつ
徳田康光副本部長(龍郷町長)によるあいさつ
 続いて、当機構の宇敷貴正特産業務部長は「当機構は、糖価調整制度の実施機関として、サトウキビの生産者や国内産糖製造事業者の皆さまに交付金の交付による支援を行っており、生産者の経営の安定や関連企業の健全な発展を通じ、砂糖の安定的な供給を図っている。サトウキビは奄美大島をはじめ、鹿児島県南西諸島において欠くことのできない基幹作物であるとともに、地元の工場で製糖されており地域経済を支える重要な役割を担っている。引き続き、サトウキビ生産が安定的に行われるよう、交付金交付業務の適正な運営など努力してまいりたい。今後も奄美大島におけるサトウキビの増産と地域経済の一層の活性化につながることを期待したい」と激励した。
宇敷特産業務部長による祝辞
宇敷特産業務部長による祝辞
 また、鹿児島県大島支庁の東洋行農林水産部長からは、生産振興大会および夏植推進式の盛大なる開催や昨年産のサトウキビ生産量が大幅に増産したことに対し、お祝いの弁を述べた後、「現在、奄美大島に接近している台風5号であるが、被害を極力抑えるための事前の具体策として、圃場(ほじょう)に雨水がたまることがないよう溝を掘るなどの排水処理の徹底や散水施設の事前の点検を行うなど留意が必要である。また、事後の対策として、サトウキビに潮が付着しているため速やかに散水を行うことや株下の露出や倒伏した株については、引き起こした上で、必要に応じ追肥や培土を行うことが重要である」と台風対策を呼び掛けた。 
東洋行農林水産部長による祝辞
東洋行農林水産部長による祝辞
 富国製糖株式会社の有村成生代表取締役社長による現況報告では、「28年産は、収穫面積550ヘクタールで、生産量は、2万7779トンとなり35パーセントの増産となった。なお、10アール当たり平均収量は、5トンとなったものの、他の島よりも1トンから2トン程度低い状況となっている。
 29年産の生育状況は、4月から5月にかけて株出から春植にメイチュウが散見されたが、その後、拡大の傾向は見られず、現在は、沈静化している。 8月1日現在の生育状況は、茎長は、各作型の昨年比で夏植プラス7.4センチ、春植マイナス40.4センチ、株出でマイナス22.7センチとなっている一方で、茎数では、昨年比で夏植プラス8.9本、春植でマイナス13.1本、株出プラス7.4本となっている。
 最後に、今年産の夏植推進目標面積である100ヘクタールを達成し、生産量の回復につなげたい」と説明した。
情勢報告を行う有村代表取締役社長
情勢報告を行う有村代表取締役社長
 続いて、奄美市笠利総合支所川畑健朗糖業推進室長から事業報告が行われ、その後、鹿児島県農業開発総合センターの脇門英美農業専門普及指導員から「奄美大島における堆肥など有機物を核とした総合的な土づくり対策」、鹿児島県農業共済組合連合会の岩下正広氏から「農業共済制度」と題しての講演があった。
 
 今大会で採択されたスローガンは以下の6項目で、あまみ農業協同組合大島事業本部の土浜良二奄美市さとうきび生産部会会長が力強く朗読した。
 
 ○中耕培土・除草・施肥の肥培管理作業を徹底し生産量回復に努めよう。
 ○病害虫の早期発見と早めの防除に努めよう。
 ○さとうきび収穫面積600ヘクタール以上の確保により生産量を増やそう。
 ○たい肥、緑肥投入による土づくりを行い単収向上を図ろう。
 ○地域と共生し、話し合い活動を通じて、さとうきびと農地を守ろう。
 ○夏植推進目標面積100ヘクタール達成に向けて努めよう。
 
 最後に、あまみ農業共同組合大島事業本部の徳丸善久総括理事の発声により参加者全員でガンバロウ三唱を行い、大会は閉会した。
 
 本大会では平成28年産大島本島地区優良生産者に対する表彰式が併せて執り行われた。表彰を受けた生産者は次のとおり。

[生産量の部]
 奄美市 榮 完治氏 (収穫量:1186.098トン)
 龍郷町 (有)ゆいなす(収穫量:220.942トン)
[単収の部]
 奄美市 榮満氏  (単収:8.45トン)
 龍郷町 吉田一若氏(単収:7.52トン)
 
 この他、奄美大島さとうきび振興対策協議会および龍郷町さとうきび振興会特別表彰として6名、富国製糖鞄チ別表彰として1名が受賞された。 
 当機構としても、今後のサトウキビが増産、生産回復となることを祈念し、生産者の皆さまへの交付金交付業務の適切な運営に努めてまいりたい。 
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農畜産業振興機構 地方事務所 (担当:鹿児島事務所)
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