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【機構の動き】野菜シンポジウム〜野菜をおいしく食べる〜を開催しましたイイノカンファレンスセンター 8月31日

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最終更新日:2013年7月22日

8月31日は「野菜の日」

 野菜需給協議会と当機構では「野菜の日」に初の試みとして、野菜需給協議会の座長である中村 靖彦氏の進行により野菜シンポジウムを開催しました。
 200名を超える来場者のなか、「食育」や「野菜」に関連する健康情報を中心としたプレゼンテーションと「野菜をおいしく食べる」をテーマにしたパネルディスカッションが行われました。

食をとおして「人格」を育てる

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 学習院女子大学講師の宮島則子先生からは、学校給食の現場で33 年間に渡り栄養士として子供達の食に向き合ってこられた経験をもとに、「食育」は「生きる力」を養い子供達の人格を育てるという観点から、食生活から始まる子育てのヒントや給食における工夫とレシピ等が紹介されました。

野菜・果実の摂取と発がん予防

 独立行政法人国立がん研究センター予防研究部長の津金昌一郎先生から、街にあふれる健康情報の「確からしさ」を比較するための研究について調査方法などを含めてお話いただきました。
 また、野菜(果実)が身体のどの部位のがん予防に有効なのか、どんな成分が有効と考えられているのかといったお話がありました。さらに、特定のサプリメント摂取による効果は個人差が大きくリスクを高める可能性もあるほか、生活習慣病の総合的な予防には野菜・果実不足にならないことが大事との説明がありました。

野菜をおいしく食べる

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 続いて行われたパネルディスカッションでは、生産から種苗、給食、料理講師と幅広い立場から の意見交換が行われました。
 サプリメントや野菜ジュース等の売り上げが伸びている一方で、野菜そのものの消費量が増えない現状を踏まえ、「なぜ、食べなく なったのか?」「どうしたら消費 量が増えるのか?」という課題について、議論が交わされ、パネリストからは野菜を食べ続けていくうえで使いやすいサイズでの販売、作りやすいレシピの普及とともに 飽きない家庭の味が大切であるとのお話がありました。
 今回は嬬恋村農業協同組合の協 力により参加者全員に新鮮なキャベツをご用意いたしました。野菜を知って、食べるきっかけの場になった様子が伺えました。

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