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【業務関連情報】ご存知ですか?日本の砂糖

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最終更新日:2014年9月8日

砂糖は国民生活に不可欠

 砂糖は、私たちの食生活における供給カロリーの8%を占める重要なエネルギー源です。特に、脳の唯一のエネルギー源になるブドウ糖(注)をすばやく摂取できるのが砂糖です。
 さらに、砂糖は、すき焼き・肉じゃがなどの料理や食パンやカスタードプリンなど食品の味わいや食感、仕上がりの美しさなどを演出するほか、食品の腐敗を防ぐ働きもあり、まさに国民生活に不可欠であるといえます。
 こうした砂糖の原料となるのは 北ヨーロッパなどの寒冷地帯において栽培される「てん菜」と、ブラジル、インド、タイなどの熱帯・亜熱帯において栽培される「さとうきび」です。このような気候的な制約から、日本でてん菜が栽培されているのは北海道のみで、また、さとうきびが栽培されているのは、沖縄県及び鹿児島県の南西諸島です。このため、砂糖の自給率は三割程度にとどまっています。
(注)絶食が続いた特別な状況を除きます。

国土や国境を守る砂糖の生産地域

 てん菜は、北海道の畑作において、病虫害などの連作障害を防ぐための輪作体系上、重要な基幹作物です。さとうきびは、台風や干ばつに比較的堪えうる作物であるため、これらの常襲地帯である南西諸島で、他に代えることができない基幹作物です。
 てん菜やさとうきびは、地元の製糖工場で砂糖に加工されることから、地域の経済や雇用を支える上でも大きな役割を果たしています。
 また、北海道と南西諸島は、砂糖の供給地として重要であるばかりでなく、地理的に日本の北と南の境界を画すとともに多くの離島は広大な二百海里(排他的経済水域)を形成しています。
 特に離島においては、砂糖産業が成り立って人々が暮らしているからこそ領海を含む国土が守られているともいえます。
てん菜栽培地域

異常気象に伴う生産の減少が深刻

 てん菜は、近年、植付期である春先の天候不順や、夏場の高温多雨による病害のまん延などの影響を受け、生産量が大きく減少しています。また、さとうきびは、昨年、春 先の低温、度重なる台風の襲来、夏場の干ばつ、害虫(メイチュウ)の発生などが重なり、史上最低の生産量を記録しました。
 このため、生産者を始め関係者が一丸となって一刻も早い生産回復に向け、病害虫防除などの取組みを行っていますが、今年も北海道では八月半ば以降かつてない高温多雨となっているほか、南西諸島においては台風16、17号を始めかつてないほどの台風の襲来に見舞われました。これらの地域がてん菜、さとうきびの適地であるとはいえ、心配の種がつきない状況が続いています。
褐斑病により葉が枯れたてん菜(十勝管内)
褐斑病により葉が枯れたてん菜(十勝管内)
台風の被害を受け葉が損なわれて、茎が折れ曲がったさとうきび畑(鹿児島県与論島)
台風の被害を受け葉が損なわれて、茎が折れ曲がったさとうきび畑(鹿児島県与論島)

日本の砂糖を支える仕組み

 国内で生産される砂糖は、広大な土地で生産される外国産と比べると、2〜4倍程度の価格差があります。このため、国の砂糖価格調整制度として、砂糖が輸入される際に、農畜産機構が輸入者から調整金を徴収し、それを財源として国内生産を確保するための支援に充てています。
 輸入糖からの調整金の徴収は、最終的には国内で販売される砂糖の価格に転嫁されることになります。このことは、消費者の方々に砂糖を購入していただくことによって、北海道のてん菜生産や南西諸島のさとうきび生産が支えられていることを意味しています。
砂糖の価格調整制度の仕組み
砂糖の価格調整制度の仕組み
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
Tel:03-3583-8196



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