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ブラジルの鶏肉生産状況

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最終更新日:2014年7月2日

調査情報部  米元  健太

はじめに

ブラジルは、主要鶏肉輸出国の一つであり、2013年の日本の鶏肉輸入量に占めるブラジル産の割合は約
93%と、最大の輸入先となっており、日本では外食などを通じて同国産の鶏肉を消費しています。

鶏肉生産量の推移

ブラジルの鶏肉生産量は、近年、国内需要や輸出の拡大を受けて増加しており、2014年の生産量は、過去最高の1280万トン程度が見込まれています。
増産の背景には、サッカー・ワールドカップの開催による国内の鶏肉需要の拡大や、中国等での鳥インフルエンザの発生で国際的にブラジル産鶏肉の需要が拡大していることも挙げられます。

国民にとって一番身近な食肉

ブラジルの代表的な鶏肉料理 フランコアサード(鶏の炭火焼き)
ブラジルの代表的な鶏肉料理 フランコアサード(鶏の炭火焼き)
ブラジルは2000年代に入ってBRICs(経済成長が著しいブラジル、ロシア、インド、中国の4カ国の総称)の一つとして目覚ましい経済成長を遂げましたが、近年その成長は鈍化しています。
こうした中、インフレによる物価の上昇で国民の消費生活にも影響が出ています。
しかし、鶏肉は、牛肉や豚肉と比べて安価で低所得層も利用しやすい食肉であるため、消費量は堅調に推移しています。

ブラジル産鶏肉が安価な理由

ブラジル産鶏肉が価格優位性を有している理由は、大きく分けて2つあります。
(1) ブラジルの鶏肉産業は伝統的に南部を中心に栄えてきました。
その南部は、トウモロコシおよび大豆の主要生産地域でもあるため、比較的安価に飼料原料の調達が可能です。鶏肉生産コストの大半を占める飼料コストを安く抑えられることは大きなメリットです。

(2) もう一つの主な要因は、生産と加工・輸出に係る業態の垂直統合です。ブラジルでは生産と食鳥処理・加工企業の垂直統合(インテグレーション)が進展し続けてきました。零細な生産者では、輸出国が求める厳格な衛生管理基準に適応する能力に劣りますが、インテグレーションにより厳しい衛生管理基準が満たされ、スケールメリットを享受することで価格優位性を有する大量生産が可能となっています。

しかし、近年、ブラジルでの労働コスト等の上昇を受け、ブラジル産鶏肉の価格優位性は徐々に薄らいでいるとされています。そのため、日本の食卓にあがることも多いブラジル産鶏肉の、今後の生産や価格動向に注目が集まっています。

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