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【まめ知識】サラダ紫 水なすから生まれた「サラダ紫」、果実はジューシーでサクサクの食感

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最終更新日:2016年7月19日

サラダでもおいしい「サラダ紫」

サラダ紫
 サラダ紫は、神奈川県農業技術センターが民間種苗会社との官民共同研究により開発した、サラダでもおいしく食べられるなすです。平成15年から、サラダ感覚で手軽に調理できる新品種の育成に着手し、21年3月に品種登録されました。
 形はやや小ぶりな巾着型ですが、水なすをかけ合わせた品種のため、果実を強く握ると果汁がしたたり落ちるほどジューシーで、手に取るとずっしりと重量感があります。
 一般品種に比べて糖含量が多く(サラダ紫約3.2%、一般品種約2.8%)、果実を切った後も変色しにくいという特徴があります。見た目は普通のなすと同じですが、皮と果肉がやわらかめで、切ると中は白くて生で食べるとりんごのようなサクサクした食感があります。

栽培について

中身
 サラダ紫は、平成18年度から横須賀市で試験栽培が開始され、現在は、神奈川県内各地で栽培されています。出荷量が多いJAよこすか葉山では、20年度から共販を開始し、27年度は、直売を含め生産者12戸が31.6aで栽培しています。
 栽培方法は普通のなすと同じで、定植は5月の連休に行い、色ぼけしない120〜130gの大きさで収穫しますが、6月下旬から収穫が始まり、7月から10月が出荷のピークとなります。サラダ紫は、市場を経由して神奈川県内の量販店などで販売されているほか、JA直売所でも販売されています。

産地から一言:おすすめの食べ方

サラダ
 サラダ紫はあく抜きの必要がないので、塩もみだけで手軽に楽しめる浅漬けや、トマトやきゅうりなどの夏野菜と合わせた、さっぱりとした夏野菜サラダがおすすめです。
 また、加熱調理をする際は、火の通りが早く水分が多いことから油がしみ込みにくく、天ぷらなどの揚げ物もヘルシーに仕上がります。
レシピ

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