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【機構の動き】英国農業園芸開発公社の研修生が来訪

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最終更新日:2018年1月10日

 alicは、イギリスの農業園芸開発公社(AHDB)と、お互いの生産現場や農畜産業関係団体への訪問などを通じて、両国の農畜産物の生産・流通事情などの理解を深め、両国の農畜産業の発展に貢献する人材の育成を目的として、人材交流プログラムを実施しています。
 
 今回は、AHDBの豚肉・乳製品の市場分析マネージャーであるマーティン・ドハーティ(Martin Doherty)さんが10月30日から11月24日の4週間、alicに研修生として来日しました。
 ドハーティさんは、alicが主催した加工・業務用野菜産地と実需者との交流会などのイベントへの出席や、首都圏や近畿の関係団体などを訪問した他、北海道の酪農家や乳業工場、宮崎県の肉用牛・養豚農家や子牛市場、食肉処理施設などを訪問しました。
 ドハーティさんは、生産現場では、日本での酪農家と乳業会社との生乳取引方法や、肉用牛農家の黒毛和種のきめ細かい飼養管理方法などについて勉強していました。また、流通現場では、イギリスとの異なる点について関係者と意見交換をしながら理解を深めていました。

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 また、スーパーマーケットでは、日本の食文化や製品・部位ごとの価格差について、イギリスと比較しながら視察し、イギリス以外の国の輸入品がどのように日本市場に定着しているかなどについて興味を持って見ていました。イギリス産の農畜産物や食品が、フランスやイタリアといった他のヨーロッパ諸国と比べて浸透していないと感じたようで、alic職員に対してイギリス産食品について説明する場面もありました。

 ドハーティさんは、プライベートも含め5度目の来日のため、日本の文化や食べものに詳しく、さらに日本語も勉強中とのことで、訪問先でも、日本語を交えながら、活発かつ和やかに意見交換をしていました。

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 農業園芸開発公社( ※ AHDB/Agriculture and Horticulture Development Board)は、生産者から徴収する課徴金を主な原資として、牛・羊肉、豚肉、酪農、穀物・菜種、ばれいしょ、園芸作物の販売促進、輸出プロモーション、市場調査、研究開発、情報収集など、さまざまな活動を行っているイギリスの団体です。
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